ビューティ情報『ヒト試験で「乳酸菌生産物質」の摂取による効果を確認 糞便のにおいの原因となる有害な腸内細菌が減少』

2022年11月8日 12:45

ヒト試験で「乳酸菌生産物質」の摂取による効果を確認 糞便のにおいの原因となる有害な腸内細菌が減少

株式会社光英科学研究所(埼玉県和光市、小野寺洋子社長)は新たな研究を実施し、乳酸菌・ビフィズス菌とその代謝物を含む豆乳発酵食品である「乳酸菌生産物質」(注1)の摂取により、糞便のにおいに関与する有害な腸内細菌(Oscillospiraceae)が減少することを確認しました。同時に、胃腸の感染症に関与する有害な腸内細菌(Sutterellaceae)が低減することも確認しました。
今回の研究を通じて、乳酸菌生産物質の摂取によって腸内細菌叢が変化し、腸内環境の改善につながる可能性が示唆されました。研究結果は、学術誌「Journal of Intestinal Microbiology」(2022年10月号)に査読付き論文として掲載されました。

※注1:豆乳を培地に用いて、16種35株の乳酸菌・ビフィズス菌によって発酵させた食品。

<研究背景・目的>
近年、腸内細菌の研究が進展し、腸内細菌が食物繊維などを発酵して作り出す代謝物が大腸から吸収され、生理活性物質として有効に使われていることが明らかになってきました。腸内の有益菌と有害菌のバランスを整えることが、健康に役立つと考えられています。
従来、乳酸菌やビフィズス菌を腸に生きたまま届けるというプロバイオティクス製品や、善玉菌のエサとなるプレバイオティクス製品が注目されてきましたが、現在では、乳酸菌・ビフィズス菌とその代謝物を含む乳酸菌生産物質の有効性の解明へと、研究のステージが移りつつあります。

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