テレワークによる運動不足、「善玉」コレステロールに大きく影響 高血圧が増えやすい“中年期女性のHDLの質・量の有意データ”をレイデルリサーチ研究所が発表
で働きが大きく異なることも論文などで発表されています。
(2) コロナ禍で広がる運動不足問題とコレステロールの関係を解き明かす
昨今、コロナ禍によりテレワークが進み、運動不足が社会的な課題となっています。オフィスに行かずに家やコワーキングスペースで仕事をする人が増え、人々の生活は大きく変わりました。その大きな変化の一つとして、生活者の運動量と内容が挙げられます。職場までの移動のような日常的な有酸素運動の機会は、社会全体として大きく減少したと言われています。
中でも東京在住の女性においては、「職場への移動時間が減少したにも関わらず、家事・育児の負担が増えた(東京都「令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査報告書(令和3年11月)」による)データもあり、自主的に運動に費やす時間を確保することが難しく、結果として習慣的に運動ができない環境下にあることが想定されます。
今回の研究は、このようなコロナ禍で社会課題となっている運動不足とHDLの関係を解き明かすことを目的として実施されました。(3) 高血圧の健康リスクが高まる中年期女性に焦点をあて、多方面で検証・分析
運動不足とHDLの関係を解き明かすために焦点を当てたのが、中年期の女性です。