女性の“おりもの”に排卵予測に必要な黄体形成ホルモン(LH)※1を発見 ~クレインバイオ社、京都看護大学と共同研究~
ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、女性の分泌物質である“おりもの”に、排卵日の予測に必要な黄体形成ホルモン(以下、LH)※1を発見しましたので、その成果について一部を報告します。
なお、本件はクレインバイオ株式会社(代表取締役社長:山本大輔)と千葉陽子教授(前・京都看護大学大学院看護学研究科、現・滋賀県立大学大学院人間看護学研究科)との共同研究によるものです。
※1:LH(Luteinizing Hormone)は、生殖システムにおいて重要なホルモンで、女性では卵胞の成熟と排卵、黄体の形成と維持に関与し、産生の調節に寄与します。
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■共同研究の背景
妊娠を希望する女性(妊活女性)にとって、排卵日を事前に把握することは重要です。現在、一般的な排卵日の予測方法は、専用の検査キットで尿中のLHを確認するものです。この方法は比較的簡便であるものの、毎朝起床直後に測定する必要があるなど、一部の利用者にとって「朝の忙しい時間が奪われる」などが負担であることがわかりました。※4このような妊活女性の生活実態を踏まえ、時間に縛られることなく排卵日を予測する方法を調査・研究することとしました。