株式会社エルゴジャパンが10月に実施した業種別の分煙対策の実態調査の結果を公開
未だ、条例等の整備が整っていない地域では、路上喫煙をする方も一定数いるということがわかります。
席での喫煙と建物の外(路上等)での喫煙を加えると、建設業・不動産業が30.3%、製造業・卸売業・小売業では15.0%と建設業・不動産業が2倍以上の高い比率を示しています。2020年4月の改正健康増進法施行から3年以上経過しているにも関わらず、法律が遵守されていない又は遵守されていない懸念があるオフィスが多数あり、改善の余地があることを示しています。コンプライアンスや企業イメージの向上のためにも、この数値は注意すべき点です。
◇調査対象者の喫煙に関する悩み
続いて、勤務時間中の喫煙に関する悩みについて質問したところ、以下の結果となりました。
【建設業・不動産業】
喫煙課題【建設業・不動産業】
【製造業・卸売業・小売業】
喫煙課題【製造業・卸売業・小売業】
特に大きな差がみられる項目は3つです。
1つ目は席での喫煙について、非喫煙者への配慮に関する悩み。これは建設業・不動産業が11.1%であり、製造業・卸売業・小売業が6.7%でした。これは問1において、席での喫煙者が多かった点とも比例した結果であることがわかります。