株式会社プロラボホールディングス 代表取締役兼CEO 佐々木広行のインタビュー記事を『人民日報海外版日本月刊』にて公開
■企業の生命力は利他主義にあり
―― 佐々木社長の書かれた経営学の著作を読ませていただき、テレビ番組に出演されているお姿も何度も拝見しました。佐々木社長は日本における医療・健康事業をリードする方だとお見受けしていますが、経営者としても優れた手腕を発揮されています。近年、日本での起業を視野に入れている中国人留学生がどんどん増えているのですが、何か提案やアドバイスがあれば教えていただけませんか。
佐々木 わたしは船井総合研究所や毎日新聞社、日本薬科大学などで講師を務めているのですが、去年の4月からは母校の早稲田大学の大学院でも「起業特論」という授業の講師を務めています。
その授業には上海から来ていた留学生が出ていまして、とても印象に残っています。彼は日本語が非常に堪能で、大学院生のうちに起業しました。わたしの授業に出る前は当社が展開するエステプロ・ラボ商品のことは知らなかったのですが、インナービューティという健康概念について共感を覚えたらしく、気づけば身の回りにも多くの愛用者がいたというんですね。アイデアの豊かな学生でしたから、わたしも彼に仕事を発注したりしました。
日本で田中角栄を評するときによく使われるのが、彼は「人心収攬」