「長く噛む」ことが愛犬の幸福感および集中力の向上に影響することが明らかに!愛犬のこころを読みとくデバイス「イヌパシー」を用いた実験報告レポートを発表
と「Process(感情変化の推移)」の2つの分析において、ともに最も高い値を示し、犬は噛んでいる間ずっと安定したハッピーを感じ続けていることがわかりました。
「おやつ」で感じるハッピーは、期待が高まる“マテ”の瞬間が最も高く、時間の総量も低かったこと、「おもちゃ」は一緒に遊ぶ飼主さんの動きが関係しているのか、牛皮ガムで感じるハッピーの安定感に及びませんでした。
「Happy」の値はおやつ、おもちゃより牛皮ガムが高い
おやつ、おもちゃ、牛皮ガムの「Happy」値比較
おやつの例 :ジャーキー、デンタルガム、ボーロ、クッキーなど
おもちゃの例:投げるおもちゃ、噛むおもちゃ、引っ張り紐など
■結果(2):「長く噛む」ことは、おやつやおもちゃよりも『集中』をもたらす
→現代犬に足りないといわれる「夢中になれる時間」を実現
解説:「牛皮ガム」は『集中』を感じている瞬間、時間の総量も共に高く、圧倒的でした。何かに集中する行為そのものは、余計なストレスに気を取られることがなくなるため、私たちは犬が集中する時間を重視しており、ひとりでも夢中になれる時間を提供できることに価値があると考えています。飼い主さんがおもちゃで犬と遊び続ける、おやつを長持ちさせ続ける時間として15分が長かった可能性もありますが、それだけ、ふだん愛犬が何かに夢中になれる時間は短いということの表れともいえます。