排尿姿勢に関する疫学調査の集計結果が学術誌に掲載 20代の約7割、50代でも半数以上が「座りション」
【主な調査結果】
■座って排尿している方の割合は?
20歳以上の男性参加者の方のうち自宅で座って排尿されていると回答された方の割合は56%、20~30代で約70%、40代で約60%、50~80代で50%、90代で40%という結果でした。
座って排尿している方の割合
■全年代で結婚の有無が排尿の姿勢に関係
座って排尿する理由として、従来から、「下部尿路症状の改善のため」といった理由が考えられていました。座って排尿すると骨盤の筋肉が緩みやすくなり、また、腹圧もかけやすくなるので、尿が出にくい症状が緩和される可能性があります。他に、「姿勢が安定すること」なども座って排尿する理由として想定されています。しかし、「排尿症状あり」や「全身的な状態が不良」な方の割合には排尿の姿勢別で差は認められませんでした。
年代別・排尿姿勢別の「排尿症状あり」の割合
年代別・排尿姿勢別の「全身的な状態が不良」の割合
そこで、色々な要因を検討した結果、最終的に「結婚している」方の割合が座って排尿されている方で高いという結果が得られました。さらに詳しい解析を行なった結果、結婚しているかどうかが、年代に関わりなく「座って排尿」