排尿姿勢に関する疫学調査の集計結果が学術誌に掲載 20代の約7割、50代でも半数以上が「座りション」
、米国で23%、カナダで35%、オーストラリアで39%、メキシコで21%、シンガポールで20%でした。質問の仕方が異なりますが、本邦の約60%という「座って排尿」の割合はドイツとともに世界トップレベルであることが今回の研究から示されました。
今後、「座って排尿」派が主流になるとすれば、乳幼児期のトイレトレーニングの方法や学校・職場・公共スペースにおける男子トイレのあり方を考え直さないといけないかも知れません。
【調査の詳細】
「下部尿路症状に関する疫学調査(JaCS 2023)」
超高齢社会を迎えた本邦で、尿に関する様々な症状である下部尿路症状の有病率やQOLへの影響に関して、実態を把握することを目的に48問の質問に回答いただく形で疫学調査を実施しました。調査期間:2023年5月31日-2023年6月5日
調査方法:調査会社(株式会社マクロミル)のパネル利用によるインターネット調査
対象者 :全国の20代~90代の男女
※各年代において総務省統計局国勢調査の人口比率に基づき、
男女、年代、地域性を考慮し実施
回答者数:6,210人(男性3,122人、女性3,088人)
【論文】
掲載ジャーナル:International Journal of Urology(
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/iju.15624)