2015年2月8日、足立区にて産前産後のご夫婦対象に「産前産後パパ支援学級」が行われました。今、話題の父親学級を全国で開催している アイナロハ 代表の渡辺大地さん、性の健康から夫婦関係のあり方を支援する NPO法人JASH 日本性の健康協会 代表の山口いわおさん、同じく副代表のイノマタカナコさん、同じく理事で助産師のやまがたてるえさん、ママの支援をするNPO法人子育てパレット代表の三浦りささんというメンバーで、「パパの立場から」「ママの立場から」双方の視点を交えながら、熱い授業が繰り広げられました。■産後の夫婦関係には、夫の思いと妻の状態にズレがあるまずは、事前に取ったアンケートをもとに、夫と妻、それぞれ産後の夫婦関係に変化が生じたと感じているどうかについてふれました。ここで早くも、夫婦関係に対する思いのズレが浮き彫りに。ほとんどのママたちは産後、夫婦関係に「変化が生じた」と回答。具体的には、「あまり旦那に触られたくない」「恋人のような存在でなく『パパ』という目線で見てしまう」「夫と気分の波長が合わない」「できればしたくない」など。これを聞いて、会場のパパやプレパパたちはショックを受けたようでした。そこで、パパ代表でもある渡辺さんが、奥様が第一子を出産後、そのような思いの違いに気づいた経験を話し、会場をなだめます。JASH代表の山口さんからは「産後、2人だった時のラブラブは戻りません。そうではなくて、新たな夫婦関係を築いていくスタートと考えてください」というお話がありました。女性が産後、前述のような気持ちになるのは、ごく自然なこと。ホルモンバランスや母性の目覚め、会陰切開など、さまざまな要因が関係しています。(男性の射精後の状態が長く続いているのが産後の女性だと、助産師のやまがたさんから助言が!) そのため、パパは特に落ち込む必要はないようです。■夫の育児協力で、ママが本当に望んでいることは!? 「イクメン」という言葉も当たり前になり、昔に比べて家事や育児に協力的な男性が増えています。会場のパパやプレパパたちも、夫婦でこのような場に来ているくらいですから頑張ってくれているはず。しかし、アンケート結果を見てみると、こちらも認識にズレがあることがわかりました。ママの声には、「労いの言葉が欲しい」「子どもに『ママ怖いね~』と言わないで欲しい」「家事は手伝ってくれてありがたいが、ひとつひとつ『〇〇どこ?』と聞かれてイライラした」「子どもと遊びたい気持ちはわかるが、せっかく寝たのに起こさないでほしい」などの意見が。パパの立場からすると、思いつくなりに一生懸命ママの力になろうとしているはず。しかし、ママが望むかゆいところには手が届いていないようです。たとえば、「ゴミ出しをしています!」というパパがいました。しかし、実際のところはママがゴミの分別をしてまとめて、パパはそれを家からゴミ置き場まで移動しているだけだよね? 手柄だけ取るつもり? なんていう厳しい意見も飛び出しました。「育児への協力」というと、家事を一緒にしたり、子どもの面倒を見たりというのが頭に浮かぶかもしれませんが、実はママたちは夫に「慣れない家事をやって欲しい」「子どもの面倒を100%見て」とは思っていないことが、話が進むうちにわかってきました。どうやらママたちが本当に望んでいることは、「話を聞いて欲しい」「1日子どもと向き合っていた私にひと言、労いの言葉が欲しい」というものだったのです。女性にとって「いっぱいいっぱいになった気持ちを解放し、心の余白を作る」方法は、ただひとつ。誰かに自分の話を聞いてもらうことです。たとえば奥さんが、「素敵なコートを見つけたの」と夫に話すとします。それを聞いた夫は、「良かったね。どういうところが素敵だった?」と返してあげればOK。それだけでいいのです。必ずしも「欲しい」や「買って!」という意味を含んでいるわけではないという意見には、パパ代表の渡辺さんや山口さんも納得しながらも、「具体的にどうして欲しい、という指示があった方が手伝いはしやすいので、それは伝えてあげるようお願いします」と会場のママたちに伝えていました。■夫婦で子育てをするために必要な第1歩とは。よく、子どもはママを選んで生まれてくるという話があります。言い換えれば、そんなママを手助けしてくれる人=パパとして赤ちゃんは認識しています。そのパパは、物質的な援助でなく子育てに奮闘するママの気持ちをサポートする存在であることが一番だということ、それが夫婦で子育てする第1歩だということが、このクラスを通して会場のご夫婦に伝わったのでは?と感じました。終了後、何組かのご夫婦に感想を聞いてみると「まずは、妻への声かけから変えてみたい」「妻の気持ち、夫の気持ち双方の立場からの意見が聞けてよかった」「夫を連れてきてよかった」「産後の夫婦のあり方に対するイメージが湧いた」などの声が寄せられました。同じパパという男性の立場からこういうことを夫にぜひ伝えてほしい! これからパパになる夫へ伝えたい! という方は、ぜひアイナロハの父親学級を聞きにいかれることをおすすめします。
2015年03月04日最近、ママたちの間で人気があり、定番化しつつあるイベントが「ハーフバースデー」です。赤ちゃんの誕生から半年後に行われるイベントで、赤ちゃんの成長を喜び、お祝いするもの。海外ではもともとハーフバースデーを行うところも多く、最近は日本でもその習慣が広まっているようです。ハーフバースデーをより盛り上げ、素敵な思い出にするために、これから挙げる4つのことにトライしてみてはいかがでしょうか? ■ハーフバースデーにしてあげたいこと(1)手作りケーキを作る料理に自信のあるママは、きっとごちそう作りに力を入れるはず。生後半年なら離乳食も始まっていて、豆腐やヨーグルトといった滑らかなものなら食べることができますよね。そうした背景もあり、ハーフバースデーに手作りケーキを作るというママが増えています。クリームの代わりに水切りヨーグルトを使ったり、いもやかぼちゃで土台を作ったり、さまざまに工夫しているようです。「あまり料理の腕には自信がない…」というママでも、赤ちゃん用のケーキなら意外と簡単に作れるかもしれません。ケーキの見た目をしていれば、赤ちゃんでも食べられるおかゆを土台にしたものでもOK! ペースト状にしたほうれん草やにんじん、かぼちゃなどを混ぜれば、さまざまな色ができるので、カラフルなケーキに仕上がりますね。ママが一生懸命作ったケーキを赤ちゃんが食べてくれた瞬間は、何とも言えない喜びを実感できるでしょう。■ハーフバースデーにしてあげたいこと(2)記念撮影ハーフバースデーを記念して、写真館や自宅で写真を撮る、という家庭は多いようです。写真館でハーフバースデーの記念撮影をする家庭も年々増えています。自宅とは違った雰囲気で、プロのカメラマンが撮影してくれるので大満足の写真を撮ってもらえるでしょう。また、お家での記念撮影も、写真館にはないリラックスした表情を写すことができるので、おすすめです。赤ちゃんの機嫌のよい時間帯を狙って写真を撮ることができるのも、自宅で撮影をするメリットですね。パパと話し合って、どこでハーフバースデーの記念撮影をするのかを検討しておきましょう。■ハーフバースデーにしてあげたいこと(3)手形や足形を残す赤ちゃんの成長は予想以上に早いもの。写真だけではなく、赤ちゃんの手形、足形も取って、どれだけ成長したのかを記録として残しておきましょう。好きな色の絵の具をトレーなどに出して、水で少し薄めます。そして、筆やスポンジなどで赤ちゃんの手足にやさしく絵の具を塗り、色紙や厚紙などに押し付けるだけ。隅の方には日付を記入することも忘れないように! 子どもが大きくなった時に見返すと、「こんなに小さかったんだ」と驚いたり、「あの頃はね…」と、親子で会話を楽しんだりするきっかけになるでしょう。■ハーフバースデーにしてあげたいこと(4)ママとパパとでプレゼント交換赤ちゃんをここまで大きく成長させることができたのは、ママやパパのおかげでもあります。お互いに日頃の感謝の気持ちを伝えたり、プレゼントを交換したりして夫婦の絆を深める日にするのもいいですね。赤ちゃんにプレゼントを渡すだけでなく、パパへのプレゼントも忘れずに用意しておきましょう。そろそろ生後半年を迎える子どもを持つママは、ハーフバースデーをして、家族で温かい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
2015年03月03日今回ご紹介する1冊は、『 Yes 』/Jez Alborough(著)です。『やだ!』という邦題で、日本語訳も出版されています。 主人公は子どものチンパンジーのBOBOちゃん。ちょうど、この英語絵本紹介シリーズが始まった時に 最初にご紹介した のが『Hug』という、同じBOBOちゃんが登場するシリーズの絵本でした。『Yes』の絵本に出てくる英単語は、ほとんどが「Yes」と「No」。お昼寝の時間になってもなかなか眠りたがらないBOBOちゃんの気持ちが、いろいろな「Yes」と「No」で表現されていきます。カラフルな色づかいと、やさしいタッチのイラスト、登場する動物達の表情から、1歳の赤ちゃんでもストーリーを理解できます。絵本に出てくる英会話はそのまま、日々の育児にも取り入れられます。たとえば、お風呂の時は「Bath time, Bobo」、寝る時は「Bed-time, Bobo」。「Bobo」の部分を子どもさんの名前に替えて言ってみてください。本当にシンプルな言い方なので、英語が苦手なママでも大丈夫。答えもシンプルに「Yes」と「No」を使って、子どもさんの気持ちを代弁してあげるとよいでしょう。絵本を読み聞かせながら、読み聞かせている大人のほうも、ほろっと心温まります。毎日の寝かしつけに疲れてしまった時、お子さんと一緒に読んでみたい1冊です。■読み聞かせのワンポイントアドバイス『Yes』のように動物が登場する絵本の場合、絵本のストーリーとは別に、「登場する動物たちを楽しむ」という読み方もあります。絵本を読み聞かせた後に、「What’s this?」「この動物はなあに?」と問いかけてみたり、動物の鳴き声を英語で言ってみたり、そうしていくことで、いつのまにかたくさんの種類の動物名と鳴き声を英語でも覚えられます。動物の鳴き声については、「Old MacDonald Had a Farm(ゆかいな牧場)」という有名なKid’s Songがありますので、それを一緒に歌ってみましょう。「♪イーアイ イーアイ オー」というフレーズが印象的なので、メロディをご存じの方も多いのでは? 犬、猫、アヒルなど、鳴き声に加え、動きもまねて歌えば、子どもたちは大興奮! 遊びながら英語が吸収されていきます。英語で動物の鳴き声をたくさん覚えたら、動物園に行ってみましょう。実際の動物を見ながら、あれは何だっけ?と英語でやり取りするのもおススメです。英語を勉強と捉えるようになる前に、絵本の読み聞かせや歌を通して、楽しく英語に触れ合う時間を作っていきたいですね。
2015年03月02日子どもが1歳を過ぎて「パパ」「ママ」などの言葉を発するようになると、親としては、ただ健康で成長することを喜ぶだけでなく、「うちの子、言葉を覚えるのが遅くて…」や「数字を覚える時期はどれぐらいなのかしら?」など、学力に関することが気になるようになるのではないでしょうか。子どもの学力に関する悩みは、成長すればするほど大きくなり、つい自分の子どもと周りの子どもとを比べては、「うちの子は学力的に劣っていないか?」と心配になるものです。とはいっても、小さいうちから無理やり机に座らせて教材をやらせるのは、親心に反するはず。無理に勉強をさせるのは、子どもにとっても親にとってもストレスになることが目に見えています。学習はさせたい。でも、無理にはやらせたくない。それならば、毎日の生活の中で少しずつ、遊びながら教えてしまってはいかがですか? ということで今回も、スティーブ&ルース・ベネットの著作『子どもが育つ親子あそび365』の中から、数字や言葉を覚える遊び方をピックアップしてみました!■親子で気軽にできる知育遊び(1) どっちが多い/クッキー(※1)<必要なもの>クッキー16枚<遊び方>クッキーなど同じお菓子16個を、8個ずつ2列に並べます。2つの列に同じ数のお菓子があることを確認してから、1列だけお菓子の間隔を広げます。さあ、2列のクッキーの数は同じですか?小さなお子さんは、はじめは、長さを比べてみることから始めて、徐々に数を数えることを覚えていってみましょう。■親子で気軽にできる知育遊び(2) 数字を探せ(※2)<必要なもの>時間だけ<遊び方>数字を1つ決めます。家の中で、その数字を表すものを探します。食事の準備をしながら子どもから目を離したくないというときも、「台所とダイニングルームで探す」と範囲を決めておけば安心です。例えば、フォークは「3」か「4」、扉が三つある冷蔵庫は「3」、クッキーの生地をのばす棒には回転するローラーが1つと、持ち手が左右に2つあるので、「1」にも「2」にもなります。この遊びが楽しめるかどうかポイントは、問題の出し方にあります。まずは周囲を見渡して、適正な数を判断してから指令を出しましょう。難しい時はヒントを出してあげてもよいですね。キッチンで夕食の支度をしながらだったり、近所をお散歩しながらだったり、範囲を決めればいつでも楽しめるゲームです。※1、※2は『子どもが育つ親子あそび365』スティーブ&ルース・ベネット/著、矢羽野薫/訳(ポプラ社)より引用■親子で気軽にできる知育遊び(3)おうむ返しママやパパが、単語(「りんご」「ぞう」「こっぷ」「さかな」など)を言い、それをそのまま子どもにリピートしてもらうだけです。たとえば、「さかな」が「ざかな」になってしまったら残念、ゲームオーバーです。単語ができるようになったら、短い文を繰り返してもらってもよいでしょう。どの遊びも、おやつを食べながら、家でお手伝いをしながら、電車に乗りながらなど、日常生活の中で気軽に遊ぶことができます。皆さんも、ちょっとした時間で子どもさんにストレスを感じさせず、言葉&数字を少しずつ練習させてみてはいかがでしょうか? 『子どもが育つ親子あそび365』スティーブ&ルース・ベネット著(ポプラ社)
2015年02月28日皆さんは、「桶谷式」という単語を聞いたことはありますか?「おっぱいが張って痛い」「赤ちゃんがおっぱいにうまく吸い付けない」「赤ちゃんの体重が増えてない気がする」など、「病院へ行くほどではない」ものの、何かしら母乳や育児に関する不安を抱えている人は一度、桶谷式母乳育児相談室へ行ってみるとよいかもしれません。■桶谷式母乳育児相談室とは? 桶谷式母乳育児相談室とは、「昔から行われている痛い母乳マッサージではなく、乳房の基底部(乳腺体の後面)の伸展性をよくしておっぱいをスムーズに出す独自のマッサージをしてくれる」(※)ところです。※ 桶谷式乳房管理法研鑽会のWebサイト より引用「桶谷式」の冠をつけた母乳育児相談室を開いているのは、全員が助産師の資格を持っている専門家。そのため、個人に合わせた授乳方法やおっぱいにやさしい搾乳の仕方、赤ちゃんがよく飲むおっぱいを作る食事についてなどを相談でき、たくさん情報をもらえる、新米ママには心強い存在です。■桶谷式に通いたい場合、予約は必要? 持って行くものは? 多くの相談室は予約制で、料金は初診料が5,000円ですが、2回目からは3,500円になり、詳しいカルテを作っておいてもらえるので、何か不測の事態あった時にもすぐ対応してもらえます(価格はいずれも税抜)。初診の持ち物は、母子手帳とケアで使うタオル。赤ちゃんを連れて、予約時間より少し早めに行きましょう。まずはカルテに書き込みをしながら、妊娠過程、出産前後の状況、赤ちゃんの成長具合などを確認していきます。確認作業が終わったらベッドに横になり、手技を受けます。この時、赤ちゃんはママの隣に来るか、ほかの助産師さんが見ていてくれるので安心です。手技中は「おっぱいが油っぽいけど揚げ物たくさん食べた?」「肩こりがひどいから、この部分が固くなっていたのかも」など、おっぱいの状態を教えてくれますし、今の授乳状況や心配ごとにも原因と改善策を教えてくれます。特に、出産直後の場合はママには正しいおっぱいの飲ませ方を、そして赤ちゃんにも正しいおっぱいの飲み方を教えてくれます。新生児の口はとても小さいので、赤ちゃんが慣れるまでは、ママからも飲み方を教えてあげる必要はありますが、これがなかなか難しいもの。しかし、桶谷式で助産師さんが赤ちゃんの小さな唇を「こうするのよー」とやさしく動かして教えると、赤ちゃんの飲みっぷりに驚くほどの変化が現れることもあります。■「桶谷式は厳しい」って本当? 桶谷式は「食事制限が厳しい」などと言われることもありますが、・カレー・シチュー・ラーメン・揚げ物・肉の脂身・ケーキやチョコレートなどの甘いもの・スパイスがきついものなど、主に脂肪分や糖分の多い食べ物の摂り過ぎがよくないとされているだけ。なぜなら、母乳の中の脂分が細い乳腺の中で詰まってしまうことがあり、その結果、母乳の味が変わって、赤ちゃんが飲みづらくなるからです。ですが、母乳が詰まってしまう度合いはママの体質に影響されます。「絶対に食べたらダメ!」というわけではないので、ストレスをためないように心がけながら注意する程度でよいかもしれません。■乳腺炎で受診した場合は、医療費控除の対象にもなる通常は医療費として認められない桶谷式母乳育児相談室の料金ですが、乳腺炎が原因で手技受ける場合は、医療費控除の対象となります。地方自治体によっては「子育て応援券」のような、子育て支援サービスに使えるチケットを利用すると、施術料が割引や無料になることもありますので、初診の申し込みの際はぜひ問い合わせてみてください。「名前は聞いたことがあっても、どんな時に行けばいいのかわからない」という印象を持つママも多い「桶谷式」。しかし、実は意外と気軽に利用できるのです。心配ごとが膨らむ前に、プロの力を借りて、赤ちゃんとの二人三脚のペースをスムーズに作れるとよいですね。桶谷式母乳育児相談室は、全国にあります。お近くの相談室を探して、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょう。 全国の桶谷式母乳育児相談室検索ページ
2015年02月27日赤ちゃんが誕生してからはイベントがたくさん! お七夜やお食い初め、半年祝い、誕生日、初節句などが、代表的なものとして挙げられますよね。どのイベントにも、「赤ちゃんが健やかに成長しますように…」という願いが込められています。今回は、数々のイベントの中でも、生まれてから比較的早い時期に行う「お宮参り」についてお話ししていきましょう。■お宮参りをする時期は? お宮参りとは、赤ちゃんが誕生したことを、その土地の守護神である産土神(うぶすながみ)に報告し、赤ちゃんの健やかな成長を願う行事です。初宮参りとも呼ばれます。生後30日前後のときに神社に足を運び、お参りするのが、お宮参りの一般的なスタイル。基本的に男の子は生後31か32日目で、女の子なら生後32か33日目にお参りするとよいと言われています。地域によって違いがあるので、お参りをする地域の風習に合った時期にお祝いしてあげましょう。赤ちゃんやママの体調が優れなかったり、風や雨が強いなど天候が悪かったりする日は避けることも大切。「この日じゃないとダメ」ということはないので、天候や赤ちゃんの体調と相談しながらお参りしてください。■お宮参りの時の赤ちゃんの服装は? 赤ちゃんの服装は、肌着の上から白羽二重(しろはぶたえ)の内着を着せ、その上から掛け着をかけて、抱っこしている人の首の後ろで紐を結ぶというスタイルになります。<男の子の赤ちゃんに人気の、お宮参りの掛け着>龍や虎、鷹などが描かれた熨斗目(のしめ)模様の掛け着が人気。黒や青、緑、シルバーなどの色のものが最近の主流です。<女の子の赤ちゃんに人気の、お宮参りの掛け着>花がモチーフの友禅模様が女の子の人気の掛け着。サクラや牡丹などが描かれ、カラーも赤やピンク、白などで華やかな絵柄になっています。最近はレンタルの場合が多く、ネットなどを利用してどんなデザインがあるのかをチェックしてみるのもよいでしょう。購入した場合も、一度しか着られないということはなく、手直しして七五三でも着ることができます。そのほか、ベビードレスにケープをかけるスタイルも人気です。好みに合わせたスタイルでお参りしましょう。■パパママのお宮参りの服装は、赤ちゃんに合わせることが大切お宮参りに付き添う人たちは、できるだけ赤ちゃんの服装の「格」に合わせるようにしましょう。赤ちゃんが正装の場合は、両親も正装をして、着物やブラックスーツを着るのが正式ですが、このあたりは各家庭の判断でOK。ただし、それぞれの実家が服装を気にすることもあります。直前になっていざこざが起きないよう、両家で事前に服装について話し合っておき、当日は気持ち良く赤ちゃんをお祝いしてあげましょう。■お宮参りの時、赤ちゃんを抱っこするのは誰? お宮参りの基本は、赤ちゃんにとっての父方の祖母、つまり夫のお母さんが赤ちゃんを抱っこするというスタイルです。ただ、最近はスタイルも少しずつ変化していますし、さまざまな事情によって義母が抱っこできないケースもあります。実母や父親が赤ちゃんを抱っこしてはいけない、というわけではないので、そうした点もしっかりと両家で相談をしておいたほうがよいでしょう。お宮参りの風習には、土地柄による違いも多々あります。義母や周囲の人に教えてもらったり、先輩ママにアドバイスをもらったりして、素敵なお宮参りにしてくださいね!
2015年02月27日お医者さん、販売員、先生、消防士、ビジネスマンなど、職業は異なりますが、どの分野でも共通して必要になってくるのが「想像力」だといわれています。職業だけではありません。現代社会で一番重要になってくる人間関係、つまり、一般生活の基盤になっているのが、実は「想像力」です。同時にその想像力は、記憶力を高めるためにも欠かせない能力だと聞いたことがあります。脳科学者の茂木健一郎さんもかつて、とあるTV番組で「記憶力と想像力は繋がっている。」というお話をされていました。豊かな想像力は記憶力とは切っても切れない関係のようです。子どもにも幼い頃からこの2つの力を上手に伸ばしてあげたいもの。ということで、今回は、想像力&記憶力をお家で気軽に伸ばせる簡単な遊びをビジネスマネージメント分野で多くの著書があるスティーブ・ベネットと、造園家であるルース・ベネットが書いた本『子どもが育つ親子あそび365』の中から、いくつかご紹介しましょう。■想像力、記憶力を育てる遊び(1):食卓を描く<必要なもの>大きな紙<遊び方>食事の用意をしながら子供と一緒にあそびましょう。テーブル全体に紙を広げます(端をテープで留めるといいでしょう)。家族の席の前に一人分ずつ、クレヨンでお皿、コップ、スプーンやフォークの絵を描きます。お母さんやお父さんは、台所で料理をしながら、いま何を作っているのか説明します。子どもはそれを聞いて、みんなのお皿に料理を「描いて」行きます。家族がふだん食べる量に合わせて盛り付けましょう。■想像力、記憶力を育てる遊び(2):10のヒント<必要なもの>時間だけ<遊び方>キーワードを決めて、ヒントを10個だします。いくつ目で正解がわかるでしょう。ヒントの内容は子どもの年齢に合わせます。小さい子どもを焦らしすぎると、泣きべそを書いてしまいますよ。】■想像力、記憶力を育てる遊び(3):マッチングゲーム<必要なもの>卵のパック2つ、そこに入る小物(2つずつ)<注意>小さいものを子どもが口にいれないように!<遊び方>子どもの記憶力を伸ばす遊びはたくさんあります。ここでは卵のパックを使いましょう。紙の卵パックの一列に一つずつ、小ものを入れます。クリップ、ミニカー、ブドウの粒など、いろいろな種類のものを選びます。子どもに中を見せてから、蓋をして、何も入っていない卵パックを渡します。さっき見たパックを思いだしながら、同じ場所に同じものを入れます。入れるものの数を増やしたり、制限時間を決めたりしてもいいでしょう。パックの中に入れる小物は、色違いなど似たものを用意すると、さらにむずかしくなります。】※いずれも『子どもが育つ親子あそび365』スティーブ&ルース・ベネット/著、矢羽野薫/訳(ポプラ社)より引用小さな子どもがいると、家事をしている間、控えたいと思いつつもDVDを見せたり、タブレットを使ってゲームで遊ばせたりすることがどうしても多くなってしまうのですが、これなら家事をしながらでも、子どもとコミュニケーションがとれる上、子どももお母さんと遊べると大喜び! 子どもも、安心して遊びに夢中になり、豊かな想像力を自由にはぐくんでくれます。皆さんもご家庭でぜひ遊んでみてください。 『子どもが育つ親子あそび365』スティーブ&ルース・ベネット著(ポプラ社)
2015年02月26日妊娠が判明したら、ママになる準備開始! 子育てグッズを揃えたり、赤ちゃんの服を用意したりするのはもちろん、ママになるための知識や技術なども習得しておきましょう。先輩ママとの繋がりがあるなら、いろいろなことを教えてもらえますが、なかなか繋がりが持てないという人は、母親学級に参加してみるのがよいでしょう。初めての妊娠、出産で不安を感じている、同じ境遇のママと知り合うことができるので、初めてでも安心して参加することができますよ! 今回は、母親学級に関するお話をしていきましょう。■母親学級に参加するメリットは? 母親学級に参加することで、今のママの体の状態や出産のこと、育児のことなどを知ることができます。初めての妊娠、出産でも役立つ知識や技術を習得できるので、いざという時に役立てることができるでしょう。妊娠週数が同じくらいのママとの繋がりもできるので、情報交換の場になったり、ママ友の和を広げるきっかけになったりもします。誰でも気軽に参加できるというのも、母親学級の魅力です。■母親学級に参加費は必要? 母親学級の参加費用は、各自治体や病院、育児企業などによってさまざまですが、無料のところが多く、かかってもテキスト代程度で、費用の心配はほとんど必要ありません。参加したい母親学級の情報を集めたり、問い合わせたりした時に、参加費用の有無も事前に確認しておきましょう。■母親学級の授業内容は? 授業内容は、妊娠の週数や開催している企業によって異なります。医師や助産師が主催しているものだと、妊婦体操や分娩時の呼吸法などを教えてもらえるので、不安な時に思い出して、気持ちを楽にすることができるかもしれません。ほかにも、こんな内容の母親学級が開催されています。・母乳育児を行うための知識とケアの仕方・むくみや腰痛などを緩和するためのストレッチやエクササイズ・赤ちゃんが誕生してから必要になるものや沐浴指導・先輩ママとその赤ちゃんに参加してもらい、実際に赤ちゃんに触れ合ったり、ママにアドバイスをしてもらったりできる・妊娠中の食生活や歯磨きの指導■パパ参加型の両親学級もあるママだけが出産に向け、意識を向上させていても、子育ては成り立ちません。ママもパパも協力して育児に臨むことで、赤ちゃんにも十分な愛情を注ぐことができるでしょう。最近は「イクメン」という言葉が流行しているということもあり、パパも積極的に参加している傾向があります。ママがどれだけ大変なのかを実体験できる機会もあり、「パパから労わってもらえるようになった」という喜びの声を挙げているママもいますよ! 母親学級の内容は、産院や自治体によって異なる部分が多いので、まずは近くで開催している母親学級、両親学級についてリサーチしてみてくださいね!
2015年02月20日広場や公園、お子さんが集まる公共の場に行くと、往々にして起こるのが「おもちゃの取り合い」です。親としては、お友だちとのトラブルを避け、できるだけ仲良く遊んで欲しいと思うもの。しかし、2歳を過ぎれば、たとえみんなで遊ぶためのおもちゃでも「これは自分のもの!」と所有を主張したくなったり、お友だちが使っているおもちゃがよく見えたりするのもごく自然なことです。そんな時、親としてはどのように対応することがベストなのでしょうか?■おもちゃを「取り合うこと」は、子どもの成長に必要なこと家でひとり遊びをしていたり、おとなと遊んだりしている時には、おもちゃを取り合うような状況は起こりません。実は、お子さんにとって、この「取り合い」という行為は、非常によい経験となります。独り占めしてはいけないことを知る、譲る、駆け引きするなど、ものを取り合うことで一度にたくさんの思いや学びを得ることができるのです。子育てサロンや児童館で小さい子が遊ぶ姿を見ることがありますが、子どもの年齢が低ければ低いほど、多くのママたちが子どもの後ろにぴったりとくっつき、ちょっとでもお友だちに近づくだけで「お友だちが使っているからダメよ!」と遮ってしまう場面をよく見かけます。実は、これはあまりよくないことなのです。ただ、お友だちに興味を持って近づいているだけかもしれないし、たとえおもちゃを取ろうとしていたとしても、ママが先回りしてお子さんのやることを遮ってしまうことは、子どもが自分自身で「これをやりたい!」と思って行動する気持ちを遮断してしまうことに繋がります。そうなると、お子さんはママの顔色を見て行動するようになったり、持っている好奇心を封じ込めてしまったりすることになるでしょう。■取り合いが起きてしまったら…とはいえ、トラブルはできるだけ避けたいもの。おもちゃの取り合いが起きてしまったら、親としてはどのように対処するのがよいのでしょうか。<まだ物の貸し借りが理解しにくい年齢の場合>なるべくケンカにならないように見守りながら声かけをするとよいでしょう。「●●ちゃんも使いたかったね。でも、○○くんも遊びたいんだって」と状況を説明し、「順番にしようか?」や「こういう時は、『かして』『どうぞ』と言うんだよ」などと教えてあげましょう。それでもダメな場合は、「こっちにこんな楽しいおもちゃあるよ!」と別の物で子どもの気を引く、という方法もおすすめです。<物の貸し借りが理解できるような年齢の場合>「どうやったら仲良く遊べるか、取り合いにならないか一緒に考える」という方法がとても有効です。「じゃあ、順番に遊ぼう」とか、「一緒に遊ぼう」とどちらかが言いだせばOK! 2人で相談して、お互いに譲ったり一緒に遊び始めたり、自分たちで解決策を見つけること自体が、とてもよい経験となります。ただし、自分が遊びたいものを「順番だから」といって、後からきたお友だちに譲るなんて嫌だ!と思うお子さんもいます。そこで言いがちなのは、「もし○○ちゃんが逆の立場だったらどう思う?」という声かけですが、実はこれが通用しないこともあるのです。「順番」という理論を重視して行動する子どもにとっては、相手の気持ちを想像することが難しい場合もあります。そんな時は、子どもの「僕が(私が)教えてあげる!」という気持ちがくすぐることがポイント。「どうやったら仲良く遊べるか教えて~」や「ママにどんな風にすれば楽しく遊べるか見せて~」といった言葉かけをしてみてください。だいたいの子どもが得意気になって、不思議と一緒に仲良く遊べるようになったりしますよ。過干渉のママが増加しているため、トラブルや想定外の状況に弱いお子さんや、好奇心がないお子さんが増えているという意見もあります。良い思いだけでなく、嫌な思いも含めて、なるべくたくさんの経験をお子さんにさせてあげることが健全な成長に繋がることでしょう。ただし、お友だちを叩くといった暴力的な行為に出た時は直ちに抑止して、別の方法を教えてあげることが必要です。
2015年02月19日自分の子どもの将来性を向上させたいというのは、どのママにも共通している思いのはず。人間性のある情緒豊かな人に成長してもらいたい。これからの人生、うまく世の中を渡ってほしい。そうした親の願いを叶えるためには、これから挙げる6つのスキルが必要になるでしょう。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(1)話を聞く「人の話を聞く」という基本的な部分がおろそかになっている人も少なくありません。自分の主張ばかりになってしまって、他人の話には聞く耳を持たなかったり、すぐに自分に置き換えて話を始めたりする人もいます。自分をアピールすることはできても、相手に不快な思いをさせたり、重要な部分が抜けてしまったりすることもあるので、小さいうちから人の話を聞く大切や、聞く姿勢の在り方などを教えておくことが大切です。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(2)ルールを守る社会のルールを守れる子に成長させるためには、幼い頃から「約束を守ることが当たり前」という習慣をつくっておくことが大切です。なぜルールを守らないといけないのかということも、併せて教育してあげるといいですね。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(3)集中する社会で活躍するためには、高い集中力が必要になります。日頃の積み重ねによって、集中力は次第にアップしてくるもの。食生活に気を付けたり、脳を活性化させられる音楽などを取り入れたりして、子どもの集中力アップに働きかけましょう。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(4)SOSを出せる困っている時や自分だけではどうにもならない時に、自分からSOSのサインを出すことができる人は、周りとしっかりとコミュニケーションをとれる人です。自分が周りの人から親切にされると、周りが助けを必要としている時には、手を差し伸べてあげられるやさしさも生まれます。必要な時に必要なSOSを出せるスキルは、これからを生き抜く上で重要なスキルとなるでしょう。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(5)コミュニケーションスキル人間関係においても、仕事をするにしても、絶対に必要になるのがコミュニケーションスキルです。生きていく上で人との繋がりは不可欠。今のうちから人と積極的に関わらせてあげましょう。どんな言葉をつかうと相手が不快になるのか、どうすれば人を喜ばせることができるのかを習得することができれば、人間関係に対する苦手意識を感じさせることはないでしょう。■子どもが人生を生き抜くのに必要なスキル(6)冷静さを保つストレス社会と言われている今、感情を自分の殻の中に閉じ込めてしまったり、感情が爆発して取り返しのつかないことになったりしてしまうケースもあります。子どもに感情をコントロールできる人間になってもらえるように、ママやパパ自身も気を付け、お手本を見せられるようにしておきましょう。これからの世代を生き抜いてもらうためにも、子どもの人間性を育て、必要なスキルを身につけてあげてください!
2015年02月15日子どもの教育で気になることは?と聞かれた時、「英語」と答えるママも少なくないのでは? 小学校でも英語の授業が行われるようになり、幼児期からの英語教育が気になる! でも、どうしたらいいのかわからない! というママのために、おすすめの講演会をご紹介します。■「子供英語教育の今がわかる」アレン玉井光江先生による保護者のための講演会講演会を主催するのは、株式会社小学館集英社プロダクションのエデュケーション事業局 子ども教育センター。3月1日(日)に、東京都の千代田区立日比谷図書文化館にて、幼児~小学生の子どもをもつ保護者を対象とした講演会を開催します。講師は、小学館アカデミー教育アドバイザーでもあり、長く児童英語教育の現場に携わってきたアレン玉井光江先生(青山学院大学教授、教育学博士)。子どもたちがこれからの国際化社会で活躍できるようになるために・子どもたちになぜ英語が必要か・どうすれば英語を話せる人になるのか・家庭で親ができることはなにか・小学校英語はこれからどう変わるのかについてわかりやすくお話ししてくれるそうです。今回は、子ども向けのプログラムも用意されています(定員あり・要事前予約)。年少児~小学生の子どもが講演中、別室にてアレン先生が開発した英語を楽しむプログラム「ストーリーベースカリキュラム」を体験することができるのだとか。興味のある人は、ぜひ子どもさんと一緒に参加してみては? 参加費は無料。講演会の申し込みは、下記のURLで受け付けています。<講演会のお申し込みフォーム>(WEB受付のみ・定員になり次第締め切ります) ※講演会に関するお問い合わせは、上記リンク先の株式会社小学館集英社プロダクション エデュケーション事業局 子ども教育センターまでお願いいたします。「21世紀型の英語教育を求めて ・・・これからの子どもたちの英語教育とは ~未来のGlobal Communicatorへ!大切な家庭の役割~ 」講演会詳細【日 時】 2015年3月1日(日) 10:30~12:00( 開場10:00 )【会 場】 千代田区立日比谷図書文化館 B1F 大ホール 東京都千代田区日比谷公園1番4号(旧・都立日比谷図書館)【対 象】 幼児~小学生のお子さんをもつ保護者の方/英語教育に興味のある方【主 催】 株式会社小学館集英社プロダクション 子ども教育センター【講 師】 アレン玉井光江<講師プロフィール>青山学院大学教授、教育学博士。日本児童英語教育学会(JASTEC)理事。幼児・児童英語教育の第一線で長年活躍し、実際に3歳から12歳の英語教育現場にも携わる。主な著書に「小学校英語の教育法―理論と実践」(大修館書店)、「ストーリーと活動を中心にした小学校英語」、「Story Trees」、「Story Trees2」(小学館集英社プロダクション)、中学教科書「New Horizon1、2、3」(東京書籍:編集委員)など多数。小学館アカデミー教育アドバイザー。【参加費】 無料【申し込みフォーム】
2015年02月10日妊娠したら決めておきたいのが、里帰り出産をするかどうか。ギリギリになってしまうと、分娩の予約が取れないこともあります。出産をどこでするかについては、なるべく早めに決めておきたいところです。そこで今回は、里帰り出産をすることで実感できるメリットと、里帰り出産ならではの注意点についてお話ししていきます。■里帰り出産のメリット(1)リラックスしてお産に臨める里帰り出産の最大のメリットは、生まれ育った環境の中、リラックスして出産の準備ができるということ。お産に対する恐怖心や緊張を感じている人も、里帰りすることで気持ちが楽になるはずです。住みなれた環境で過ごすということは、ママにとって精神的にとても落ち着くことなので、お産もスムーズに進んでくれるかもしれません。■里帰り出産のメリット(2)実母のサポートが受けられる義母が助けてくれるとしても、実母からサポートを受けるのとは、やはり違うはず。どこか気を遣ってしまったり、カンに触るようなことをいわれて、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。その反面、里帰り出産なら、実の親子という関係からある程度のわがままも言えますし、実母もそれを受け止めてくれます。あらゆるところでサポートしてくれるので、とてもありがたいと感じることができるでしょう。■里帰り出産のメリット(3)家事のことを気にしなくてもいいパパの食事や掃除、洗濯など、家にいるとママの用事はたくさんあり、出産間際~出産後まで家の心配をしないといけません。しかし、実家に帰ると、家事の心配は必要ないので、気持ちも体も落ち着かせることができます。産後の体調を早く整えるためにも、ゆったりできる里帰り出産のメリットは大きいでしょう。■里帰り出産で気をつけることは? しかし、里帰り出産もメリットだけではありません。検診をする産院から分娩する産院へ、情報の引き継ぎがしっかりできていないと、万が一の時に柔軟に対応してもらえなくなります。里帰り出産を成功させる最大のポイントは、安心できる産院を選ぶこと。これに尽きるでしょう。里帰り出産をする予定であれば、分娩予定の産院と事前に相談し、受け入れや連携の確認をしておくことが大切です。転院手続きなども必要なので、パパや家族、そして医師とよく相談をして、里帰り出産をするかどうかを早めに決めてください。
2015年02月09日ママやパパにとって、子どもの教育は悩ましい問題なのではないでしょうか。特に最近は、ほとんどの子どもが小学校入学前に、文字(ひらがな)の読み書き、数の理解ができていることもあり、「お受験をするわけではないけれど、何かしら幼児教育教材をやらせておかないと…」と思っているママも多いはず。そうした世間の流れもあって、いまや幼児教育市場は花盛り。各社がさまざまな商品やサービスを提供しているので、選ぶ側のパパ・ママにとっては「どれを選んだらいいのかわからない!」ということもあるでしょう。そんな中、小学館の幼児向け通信教育「ぷちドラゼミ」がリニューアルするということで、発表会におじゃましてきました!■「ぷちドラゼミ」のねらいは、1日10分、机に向かう習慣をつけること「ぷちドラゼミ」は、小学館の通信添削学習「ドラゼミ」の幼児向けコース。「親子で学ぶ。楽しくつづく」をテーマに、プレ(年少向け)コース、年中コース、年長コースの3つに分かれていて、今回リニューアルしたのは年中・年長コースの2つ。「文字」と「数」への理解を深めることを中心に、家庭で学力の基礎づくりができるような内容になっています。学力の基礎づくりと言っても、想定している学習時間は1日あたり10分程度。ガチガチの勉強をさせるのではなく、机に向かう習慣を身につけたり、学ぶ=楽しいことという意識づけをしたりするのがおもなねらいだそうです。「親子で楽しい時間を過ごし、そして、学んで成長するということを楽しんでほしい」と、発表会に登壇した、小学館集英社プロダクションの中沢利洋氏も話していました。たしかに、1日10分程度なら、仕事を持っているママでもなんとかできそうですね。■受講費を大幅値下げ、新キャラクター「まめドラ」も登場今回の「ぷちドラゼミ」のリニューアルには、大きく4つのポイントがあるということですが、家計を管理するパパやママにとって、もっともうれしいポイントは、なんと言っても「受講費が大幅値下げ」されたこと。12ヵ月一括払いなら、1ヵ月あたり1,922円、毎月払いでも2,268円(※年中・年長コースの場合)と、お財布にやさしい金額になっています。親としてはありがたいですよね。また、テキストには新キャラクター「まめドラ」が登場。教材に取り組む子どもたちが自己投影できるような、かわいらしいキャラクターを、藤子・F・不二雄プロダクションの描き下ろしで新登場させたそうです。たしかにかわいい!そのほか、絵本のようなタッチのデザインにすることで、子どもがより一層楽しめるよう工夫したり、「子どもの褒め方がむずかしい」「できない時にどうやって声をかけて、答えに導いてあげたらいいのかわからない」という保護者の声をもとに、すべての学習ページに、保護者へのアドバイスを入れたりもしたそうです。■発表会にはくわばたりえさん、ミキティも登場発表会には、「ぷちドラゼミ」のCMキャラクターを務める、お笑いコンビ・クワバタオハラのくわばたりえさんと、スペシャルゲストとして、「ミキティ」の愛称でお馴染みのタレント、藤本美貴さんも登場。くわばたさんは、4歳と1歳の男の子&現在妊娠6ヵ月で、近く3児の母になる予定。藤本さんは、3月で3歳になる男の子(と、発表会では触れませんでしたが、このあと第2子を妊娠中ということがわかりました。おめでとうございます!)のママということで、お2人とも育児の悩みや、働くママならではの子どもの学習や習い事に関する悩みを話すなど、トークが盛り上がっていました。くわばたさんは、この「ぷちドラゼミ」のCMのお話があった当初、「できるかな?」と不安だったそうです。しかし、思いきってやってみると、不規則な仕事であっても1日10分の学習時間を確保することは意外とできたそう。「いつも親子でお絵かきしたり、紙飛行機作ったりしていたのを、替わりにこれ(ぷちドラゼミ)をやる時間にあてる」ようにしたそうです。「(ぷちドラゼミに出会う前は)『周りから遅れたらどうしよう』という焦りが先立ってしまい、書店で難しい教材をあえて購入してやらせてみては、子どもがそれを解けない姿を見てイライラするという、よくわからないことをやっていた」時から一転、子どもさんと一緒に「できる喜び」を味わっているのだとか。今では、くわばたさんの子どもさんも積極的に自宅学習に取り組んでいるそうです。「自宅で親子一緒にやることで、子どもの成長がわかる」とのコメントには、たしかに納得。藤本さんも「共働きの家庭でも楽しく取り組めそう。家庭でやると学習時間を家族の時間にできるのがいいですね」とおっしゃっていました。■ドラゼミには、小学館の教育ノウハウが詰め込まれているとはいえ、冒頭でも触れた通り、幼児向け通信教育は複数の会社がさまざまなサービスを出していて、違いがわかりにくいもの。「ぷちドラゼミ」は、ほかと一体どこが違うのでしょうか。担当の方にお話を伺いました。「『ぷちドラゼミ』は、学習に特化した内容になっていることが最大のポイントです。生活習慣や社会のマナーに関することは極力なくし、文字と数の理解を深めることに注力しています。『ぷちドラゼミ』には、小学館が創業以来90年にわたって培ってきた学習ノウハウが余すことなく詰め込まれていて、そこが『ぷちドラゼミ』ならでは強みです。」そろそろ年度替わりの時期。この春から幼稚園に通い始めるという子どもさんをお持ちのママは、自宅学習にトライしてみるのもいいかもしれませんね。編集部では今後も、気になる教育サービスがあれば、随時取材していきますので、お楽しみに!・関連リンク 2015年度 ぷちドラゼミ 年中・年長がリニューアル|小学館の通信添削学習 ドラゼミ
2015年02月02日年長児の子を持つママは、年が明けると卒園の準備を始めているのではないでしょうか。長年お世話になった園を離れるのはちょっと寂しいですが、子どもがそれだけ成長した証でもあります。卒園に関する悩みとしてよく挙げられるのが、ママの服装について。何色のスーツを着ればいいのか、どんなマナーがあるのかなど、初めて卒園式を迎えるママにとってはわからないことばかりです。今回は卒園式で失敗しない服装選びのポイントについて紹介していきましょう! ■卒園式のスーツの定番カラーとは? 入園式では春らしい色のスーツを着用していたママが多かったのでは? 白やピンク、アイボリーなどの色で、少し透け感のある素材を使用したスーツのように、春を連想させる比較的華やかなものが主流でしょう。これが卒園式になると、お世話になった先生たちにお別れをするという意味や、感謝の気持ちを込めるという意味などもあるので、落ち着いた色のスーツが基本。黒やグレー、ネイビーといったセレモニーの定番カラーのスーツで参加することが大切です。■幼稚園によっては、卒園式の服装にルールのあるケースも園によって「この色のスーツはダメ」「こういうスーツで式に臨むように」などとルールが決められているところもあるようです。たとえば、パンツスーツはNGだったり、コサージュがNGだったりする園もあります。基本的には、ジャケット+ワンピースやジャケット+シャツ+スカートの組み合わせで、アクセサリーはパール系でまとめるのが無難なようです。コサージュOKの幼稚園であれば、胸元にコサージュを加えて華やかさを出してもよいでしょう。■卒園式の服装ルールは、事前に先輩ママに聞いておこう! 同じ学年には、上の子がいて過去に卒園式に参加したことのあるママもいるはず。先輩ママに卒園式の服装や、その園でのマナーなどを事前に聞いておいたほうが、当日になって慌てることもないでしょう。先輩ママに聞かないまま、卒園式を迎えると、後からママ友達の間で噂話のネタにされてしまうかもしれません。スーツの色、アクセサリー、コサージュの色、髪型など、詳しく情報を共有してもらったほうがいいですよ。当日は安心して子どもの卒園を見送れるように、我が子の成長を振り返りながら、余裕をもって卒園式の準備をしておきましょう。
2015年01月31日赤ちゃんが誕生して、初めて迎える節句(季節の節目)のことを「初節句」と言います。子どもが健やかに育つようにという願いを込めてお祝いする節句といえば、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句があります。子どもが生まれると、初節句をお祝いするのが一般的ですね。今回は初節句に関するあれこれについて紹介していきましょう! ■初節句のお祝いは、地域によって異なる点が多い女の子は桃の節句(3月3日)に、男の子は端午の節句(5月5日)にお祝いをするのが一般的ですが、地域によっては1ヵ月遅れでお祝いをするというところがあったり、お祝いのお返しが1年後になっているところがあったりと、それぞれ異なる点が多いようです。まずは住んでいる地域ごとのお祝いの仕方、お返しの品など、節句の決まりごとを事前にリサーチしておいたほうがよいでしょう。■桃の節句の一般的なお祝いの仕方とは? 女の子の節句である桃の節句には、ひな人形を飾って、3日3日にお祝いするのが一般的な方法。元々は厄払いや厄除けのために始められた儀式で、女の子が健やかに育つようにという願いが込められています。ひな人形を飾り始める時期は、地域によって違いはありますが、一般的には2月19日、2月20日に飾るのが最適だといわれています。飾る時期としてNGなのは、初節句ぎりぎりで飾ること。これは一夜飾りと言い、最も縁起の悪い飾り方なのです。ひな人形を片付けるのは、3月3日か4日あたりのところが多く、片付けるのが遅くなると婚期を逃してしまうという言い伝えがあるところも。地方によっては、3日に片付けられない場合はおひな様だけ後ろ向きにして「お帰りになった」ということにするケースもあります。■端午の節句の一般的なお祝いの仕方は? 男の子の節句である端午の節句は、よろい兜(かぶと)や五月人形、こいのぼりなどを飾って5月5日にお祝いするのが一般的。子どもの日と同じ日になりますが、端午の節句とは別物だと考えておきましょう。端午の節句に柏餅を食べる習慣があるのは、柏が「新芽が出るまでの間、古い葉がおちない」ということが由来となり、家系が絶えないと考えられ、縁起物になっているからだそうです。兜やこいのぼりは、基本的には母方の両親から贈られるという地域が多いようです。片付ける時期についてはひな人形のような言い伝えなどはありませんが、地域のやり方に合わせておいたほうがよいでしょう。一般的に年が明けると、赤ちゃんの初節句の準備を始めるケースが多いようです。まずは住んでいる地域や家ごとの風習・習慣を知ることから始めましょう。生まれてすぐの赤ちゃんの場合、翌年を初節句にする地域もあるようなので、慌てなくても大丈夫ですよ。でも、一番大切なのはパパやママたちの「お祝いしたい!」という気持ち。家族みんなで子どもの成長を盛大にお祝いしてあげてくださいね。
2015年01月30日子どもは言葉を上手にしゃべることができるようになると、「なぜ?」「どうして?」と尋ねることが増えてきます。時々聞いてくるのであれば、ママも笑顔で答えることができるでしょう。しかし、忙しい時や毎日同じような質問攻めに合うとイライラしてしまうこともあるはず。また、意外と鋭い質問や、ママも答えに窮するような質問をしてくることもあるので、困ってしまうこともあるでしょう。そんな時のベストな対応をご紹介します。■子供が「なぜ?」「どうして?」ボーイやガールになる理由そもそも、幼児期の子どもは好奇心のかたまり。言葉での意思疎通ができるようになり、自分の気持ちをママやパパに伝えることができるようになると余裕が生まれ、より一層周囲への興味が広がります。つまり、子どもにとっては、毎日が新鮮で新しい発見なのです。それゆえ、わからないことは一番身近な大人=ママやパパに聞きたくなるというもの。実は子どもは、親が思っている以上に真剣に「なぜ?」「どうして?」と質問しているのです。■親としてベストな対応その1:逆に子どもに質問してみる子どもが「これなぁに?」と尋ねてきたら、すぐに答えを教えてあげてしまうのではなく、「●●ちゃんはなんだと思う?」と問いかけてみるのもよいでしょう。逆に質問することで、わからないことはまず自分で考えてみるという習慣を、小さいうちからつけることができます■親としてベストな対応その2:常に正解を答える必要はない親としては、「間違って覚えてしまったら大変」「正確な答えを言わないといけないのでは」と、間違った答えを伝えることに抵抗があるのではないでしょうか。しかし、子どもは必ずしも正解や科学的な根拠がある、きちんとした答えを求めているわけではありません。時には、ちょっと楽しい気分になるような、夢のあるような答えを子どもに伝えてあげることも大切です。また、あえて間違えた答えを言うことも、子どもの思考能力を促すには必要です。たとえば、リンゴを指して「これなぁに?」と聞かれて、「梨かな?」と答える。そこで子どもが「梨じゃないよ! リンゴだよ!」と言う場合もあるでしょう。もし、明らかに間違った答えを鵜呑みにしてしまったら、「梨って赤かったっけ?」など、正解を子どもが自分自身で見つけるヒントを与えて、思考を促してください。■親としてベストな対応その3:親も答えに困る質問は、素直に「わからない」と伝える幼児期の子どもは突拍子もない質問をしたり、親もどう答えていいかわからない質問をしたりすることがあります。そんな時は、素直に「ママもわからないから調べてみるね」や「一緒に調べてみようか?」と答えましょう。何でも知っているはずの親でもわからないことがある=「わからないことは恥ずかしいことではない」「わからなければ調べればよい」ということが、子どもにも自然に身についていきますし、後々勉強に対しての姿勢にもつながります。■親としてベストな対応 その4:邪険にあしらうことはやめる時には子どもが何度も同じ質問をしてくることもあるでしょう。しかし、そこでイライラして、「同じこと何度も聞かないの!」「忙しいから後にして」「そんなことわかるわけないでしょ!」という、この3つのワードは決して言わないでください。質問を邪険にされてしまうと、子どもの中で「何でも聞いたり、話したりできる」という親への信頼がだんだん薄れてきてしまいます。いかがでしたか? 上記を参考に子どもの「なぜ?」「どうして?」には、なるべくまっすぐ向き合ってあげてくださいね。
2015年01月29日毎年2月のイベントといえば、バレンタインデーもありますが、昔からのイベント「節分」がありますよね。子どもができたら節分をするようになったというご家庭も多いはず。今年は子どもと一緒にお面をつくって節分を盛り上げてみませんか? おうちにあるいろいろなものを使って、手作りのお面を作るだけでも子どもはとても喜びます。幼稚園や保育園でも節分のお面を作るかもしれませんが、「ママと一緒に作った」ということが大切な思い出になります。時間に余裕がある時をねらって、ぜひ子どもとお面作りに挑戦してみてくださいね! ■節分のお面作りに必要な材料とは? お面作りでは、さまざまな材料を取り入れると、より楽しく作ることができます。まずはお面の土台にする材料を決めておくと、イメージが膨らみやすいかもしれません。お面の土台には、厚紙や段ボール、厚手の紙袋や画用紙などが使いやすいので、家にあるものを探して準備してみましょう。土台の材料が決まったら、あとはクレヨンやはさみ、マーカー、折り紙などで装飾するだけでもOKですし、リボンやボタン、シール、毛糸、廃材などを使っても面白いお面が作れます。■節分のお面作りでは、子どものイメージを大事にしてあげよう子どもと創作遊びをしているときにありがちなのは、ママが声をかけ過ぎてしまうこと。「そんな鬼はいないよー」「その色よりもこの色のほうがいいんじゃない?」などと、子どもがせっかくイメージしていることを打ち消してしまっている傾向があります。既存のイメージにとらわれないのが、子どものよいところです。子どもが鬼をイメージしながら一生懸命作っていることを褒めてあげてください。そして「こんな材料もあるよ」「じゃあ、ママはこんな鬼にしようかな」と、より想像力をかき立てるような声かけをすることで、子どもの発想力は無限大に広がっていくでしょう。■「泣き虫」「おこりんぼ」「わがまま」、どんな鬼を退治したい? ただ豆をまくのではなく、子どもとのコミュニケーションを取るような工夫をしてみましょう。子どもに「体に住みついている悪い鬼を追い払おう」と声をかけて、今、自分にはどんな鬼が住みついているのかを考えさせるのも有効です。「泣き虫鬼」「怒りんぼ鬼」「わがまま鬼」など、自分の中にいる鬼をイメージさせると、より節分を楽しめるはずですよ。節分当日は、親子で作った鬼のお面を付けて豆まきをしましょう! 子どもは自分が作ったお面を付けることで、きっとモチベーションが高まるはず。写真に撮って思い出として残しておけば、1年後またお面を作ったときに子どもの成長を感じることもできますよ。
2015年01月27日■大家族のような学校閑静な住宅街にある大きな洋風の一軒家。リビングでは小さな子どもたちがゲームで遊び、キッチンでは中学生くらいの子がケーキを焼いています。2階では映画を鑑賞している子や、ipadを片手に真剣に話し合っている子も。中には大人もいますが、「ゲームばっかりやってちゃダメ! 勉強しなさい!」と叱る気配もありません。ここは一体何なのでしょうか? 実はここ、学校なんです! 米国ボストンにあるサドベリーバレースクールをモデルに、2009年に開校した「東京サドベリースクール」です。この学校には、先生も授業もテストもなく、生徒たちは自ら興味のあることを探して学びます。「人は自分が学びたいと思ったときに最もよく学ぶ」という考えに基づき、スタッフは生徒が必要とした時だけ手伝います。今、こうした学校が非常に注目を集めています。■何も決まっていない自由の中で現在、東京サドベリースクールには、7歳~17歳までの14名の生徒が在籍しています。10時~11時の間に登校し、16時の下校まで、朝夕のミーティングと掃除の時間以外、生徒たちは思い思いに過ごします。昼食も各自、自由に取ります。学校通信を発行しているメンバーのレターミーティングや経営ミーティングなど、やりたいことを同じにするメンバーが集まって開かれるミーティングやクラブ活動もあります。この学校には、とにかく決められたことがまったくないのです。最初は掃除もなかったそうですが、必要性を感じて話し合い、毎日全員で掃除することに決めたそうです。学校のルールも自分たちで決め、変更したければ、また話し合います。コンサートを開きたければ、自分たちで企画します。専門的なことを学びたければ、専門知識のあるアドバイザーやボランティアにサポートを求めます。生徒たちは「ほかの人の自由を尊重した上で、自分のやりたいことをするのが自由であり、自由と自分勝手は違う」と語ります。彼らは、コミュニティの一員としての自覚が強く、社会性に富んでいます。■自分と向き合うことの大切さサドベリースクールは、デモクラティック(民主的な)スクールとも呼ばれています。日本国内に8校ありますが、フリースクールなどと同様に、法的には学校と認められていないため、生徒たちは近くの小中学校に籍を置いて卒業資格を得ます。大学受験をするには、高校卒業程度認定試験(旧:大検)を受ける必要があります。サドベリースクールでは、やることが与えられないので、子どもたちはおのずと自分と向き合わずにはいられません。「暇だ~」といってうろうろする子もいますが、スタッフの杉山さんは、「こういう時間こそ大事」と話します。自分が何をしたいのか、好きなことは何か、どんな人生を歩みたいのか。中高生たちが進路を選択するときにはじめて直面する大きな課題に、ここでは7歳の子も直面するのです。卒業のタイミングも、自分で決めます。この学校で何を学んだか、ほかの生徒とスタッフ全員の前で話して、認められれば卒業することができます。■ゲームも算数も同じ価値読み書きや計算すら教えず、ゲームばかりしていても何も言わない学校なんて考えられない、と思う方も多いことでしょう。読み書きや計算は日常生活の中で必要を感じ、身に着ける子がほとんどだそうです。40年間続く米国のサドベリーバレースクールでは、今まで読み書きできずに卒業した生徒は1人もなく、卒業生の8割が大学へ進学しているそうです。楽しいゲームも、毎日していればいつか飽きる時がくるでしょうし、あるいは飽きずに続け、ゲームクリエイターになるかもしれません。みんなでゲームを楽しむためにはコミュニケーション力も必要です。ゲームも算数も、その子が興味を持ったものに関して、ここでは優劣をつけません。こうした学校に入りたいと思うかどうかは人それぞれですし、合わない子も当然いるでしょう。親としては子どもを100%信頼していなければ、通わせられない学校です。■子どもが教育を選ぶ権利これまでは、なんとなく、「子どもが学校に行くのはあたりまえであり、理由がない限り休ませてはいけない」と思っていました。しかし、憲法には「すべて国民は、(中略)ひとしく教育を受ける権利を有する。」「すべて国民は、(中略)その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。」とあります。本来、教育を受けることは子どもの権利であり、義務ではありません。親はその権利をまっとうさせる義務があるのであって、学校に行かせる義務があるとは書かれていません。インターネットで何でも調べられる時代に、教室で一方通行の講義を受けることが退屈と感じるのは、自然ではないでしょうか。学校に行かなければ知識を得ることができなかった時代とは状況が違うのです。昨今では、サドベリースクールだけでなく、フリースクールやホームエデュケーション、シュタイナー学校などに通う場合も、公費支援を受けられ、卒業資格を得ることができる仕組みを作ろうという動きがあります。その子にあった教育を選べる世の中になれば、つらい思いをしている親子が減ることに繋がるかもしれません。取材の際、サドベリーに通う子どもたちを見ていたら、自分の子に対しても、「~しなさい」ということが減りました。期待したり、押し付けたりせず、子ども本人の意思を尊重し、信頼できるようになったことは、思いがけない大きな収穫でした。取材協力: 一般財団法人 東京サドベリースクール 参考:『世界一素敵な学校~サドベリー・バレー物語~』ダニエル・グリーンバーグ・著/大沼 安史・訳(緑風出版)『自分を生きる学校 いま芽吹く日本のデモクラティック・スクール』(せせらぎ出版)
2015年01月26日日本では、サンタクロースやムーミンの国として知名度が高いフィンランド。人口520万人、面積は33.8万平方kmで、日本より少し小さいくらいという、世界の中でも小さな国です。そんなフィンランドが、実は世界の15歳児童を対象に行う学力テストで、常に上位に入り、2013年にはついに1位にもなった国として、近年世界から注目を浴びていることをご存じですか?フィンランドの教育がこんなにまで世界中から注目を浴びているのは、学力テストが上位なのにも関わらず、宿題がまったくなく、授業時間がほかの国に比べて圧倒的に短いという点にあります。 しかも、今から40年前の1970年代以前のフィンランドは、現在の結果とはまったく異なり、最下位に近い位置だったというのも大変関心がもたれる理由なのかもしれません。ということで今回は、世界で一番素晴らしい教育と言われている北欧の国、「フィンランド」の教育システムの特徴の一部を簡単にまとめてみました。■フィンランドの教育システムの特徴(1)義務教育は7歳~16歳までフィンランドでは、日本よりも1年遅い、7歳から義務教育がスタートします。社会福祉がしっかりしているため、もちろん授業料、教科書や学用品も無料(義務教育ではないが、大学や大学院、専門学校も無料。)クラス構成も少人数制で1クラス24人以下。親の収入や学力に関係なく、すべての子供が質の高い教育を受けることができています。■フィンランドの教育システムの特徴(2)16歳になるまで、宿題も学力テストもない子どもの発達を重んじ、競争学習を問題視しているのがフィンランドの教育方針。 驚くことに、小学校では成績表も存在せず、16歳になるまでテストもありません。■フィンランドの教育システムの特徴(3)教員の地位と学力が高い教員は全員大学院卒。社会地位も高く、高収入。さらに平均1日4時間授業をするだけで、勤務時間も圧倒的に少ないのが特徴です。■フィンランドの教育システムの特徴(4)学習時間が少ない1日の学校での休憩時間は平均75分(ランチタイムを含まない)。ちなみに、アメリカは27分、日本の学校の休み時間も大体アメリカと同じくらいです。授業日数も、フィンランドのほうが、日本より年間40日も少なくなっています。もちろん生徒は家庭で勉強することがほとんどなく、塾も存在しません。2010年から、国民が1Mbpsの速度でインターネットに接続する権利を法律で保証することからもわかるように、ITにも力を入れているフィンランドは近年、国際競争力ランキングでも5年連続1位に輝いた国でもあります。詰め込み式、競争、暗記教育の日本の教育とは異なり、ゆとり、知識をもとに自ら考える力、子ども個人を重視するフィンランドの教育。文化や社会体制が異なるとはいえ、日本の教育も、フィンランドから学ぶべき点があるのではないでしょうか? 【参照】
2015年01月23日友人や親族などの出産祝いで何を贈ったらいいかわからない、と悩むこともありますよね。最近の出産祝いでは、おむつケーキを贈るのが定番化しつつありますが、賛否両論の意見があったり、ほかの人とかぶったりすることも考えられます。出産祝いの品をゆっくり選ぶ時間がない時、相手の喜びそうなものがわからない時は、これから紹介する4つの中から、出産祝いのプレゼントを選択してみてはいかがでしょうか? ■失敗しない出産祝いのプレゼント(1)商品券自分では便利だと思った育児用品でも、使う側のこだわりによっては「必要ないもの」になってしまう可能性もあるでしょう。特に洋服は好みが分かれますし、普段使いのものを贈るのはかなりリスキーです。そんな心配を払拭することができるのが商品券。「育児で必要なものでも買ってね」と伝えれば、相手も喜んでくれるはず。百貨店や量販店で使える定番のギフト券のほか、こども向け商品やサービスの交換に特化した「こども商品券」もあります。なお、出産祝いで贈る商品券の金額の相場は、親族なら5,000~10,000円、友だちや同僚なら3,000円または5,000円程度が妥当といわれています。金額がすぐにわかってしまうという懸念点はありますが、絶対に外したくないなら、まずは商品券を候補にしてみてはいかがでしょう。■失敗しない出産祝いのプレゼント(2)赤ちゃんの消耗品新生児の頃は1日に何回もおむつを交換しますよね。そのためおむつやおしり拭きはどれだけあっても困らない、必要な消耗品といえます。おむつケーキが批判の対象になるのは「わざわざケーキにしなくても…」と考える人がいるから。出産祝いに普通におむつを贈るのであれば、喜ばない人はいないはずです。赤ちゃんの肌への刺激を考慮した、高品質でちょっと高価なおむつやおしりふきもあります。おむつとおしりふき、セットで贈るのもよいでしょう。■失敗しない出産祝いのプレゼント(3)スタイ(よだれかけ)赤ちゃんが絶対使うものと言えばスタイ。よだれの量は個々で異なりますが、授乳の際や離乳食がスタートしてからも、スタイを使用するシーンは多々あります。赤ちゃんの肌への刺激の少ないコットンやタオル地のもの、名前入りでタオルと一緒にギフトセットになっているものなど、さまざまな種類のスタイがありますので、贈る相手の好みそうなデザインや品質のものをチョイスして、喜んでもらえる出産祝いにしましょう! ■失敗しない出産祝いのプレゼント(4)カタログギフト予算に合わせたカタログギフトをプレゼントするのも有効です。商品券と似たような内容ではありますが、カタログの中から選べる楽しさがあります。赤ちゃん専用のカタログギフトも多々あるので、子育てに何が必要かを考えながら「こんなのいいな」「これがあったら重宝しそう」などと、家族でコミュニケーションを取る時間にもなりそう。最近はFacebookやTwitter、LINEといったSNSを利用して送れる、新しいかたちのカタログギフトもあります。どのカタログギフトを選ぶかで、センスが問われるので、事前に口コミやママ友からの評価をリサーチしたほうがよいかもしれませんね。贈る相手に喜んでもらえる出産祝いになるように、迷った時には以上の4つを参考にしてみてください。
2015年01月19日年長児の子を持つママが小学校の入学説明会におもむくと、「自分の名前はひらがなで書けること」を前提において授業を進めていきたいということを先生から伝えられ、焦ってしまうことも少なくないはずです。文字に興味を持っていて、ひらがなを書くのが得意な子もいれば、文字の読み書きが苦手な子もいます。それは子どもの個性なのですが、自分の子どもが後者の場合、ママは入学後の不安を感じてしまうこともあるでしょう。できれば入学までにある程度余裕を持ってひらがなの学習をして、小学校に入ってから苦労しないような環境を整えてあげましょう! 今回は、子どもが正しいひらがなを書けるようにするためのポイントをピックアップしてみました。■子どもが正しいひらがなを書けるようにするポイント(1)お手本の文字は机の上側に配置してひらがなが苦手な子の特徴として挙げられるのは、鏡文字になってしまうこと。鏡文字とは、上下のバランスはそのままで、左右を反転させたような文字になっていることです。つまり、鏡の中の文字のようになってしまうことなのです。鏡文字を書いてしまう子は意外と多いものです。なぜ鏡文字になってしまうかについては、まだ文字を「文字」として認識していないからという理論や、人間は元々上下左右を逆さまに見ていて、幼少期はまだ反対に見たままでしか表現できないという理論など、さまざまな説があるそうですが、はっきりとした原因はわかっていません。いずれにしても、まだ文字の正しい形を覚えていないので、まずはひらがなの形をしっかりと覚えさせることが大切です。お手本の文字を書いている紙の横に配置してしまうと、余計に鏡文字になりやすいので、お手本の文字は机の上側に配置して写し書きさせるようにしましょう。■子どもが正しいひらがなを書けるようにするポイント(2)なぞり書きと写し書きの両方をやらせるひらがなの学習で有効なのは、なぞり書きと写し書きです。どちらか1つだけを行っていても、効率よくひらがなを覚えることはできません。なぞり書きは、あまり頭を使わないので子どもにとっては飽きやすい作業ですが、字の形を身につけるという意味ではとても大事な作業になります。また、写し書きは自分で考えながら文字を書くので、早くひらがなを習得するきっかけになるでしょう。■子どもが正しいひらがなを書けるようにするポイント(3)ママも一緒に書き順チェック文字を正しく書くための基本は「書き順を守ること」です。字のバランスを整えるという意味でも、書き順はしっかりと守らないといけません。漢字を習う時になると、さらに書き順は重要になってきます。まずは基礎となるひらがなを書く時から、書き順をチェックしておきましょう。ママも一緒に書き順をチェックしてみると、文字のバランスのとり方を知るきっかけになるかもしれませんよ。昔と今とで漢字の書き順が異なっている文字もいくつもあります。これから先のことも考えて、今のうちから親子で書き順を意識して文字を書くようにしてみては? 入学までにひらがなをマスターできるように、今日から子どもと一緒にひらがなの学習をスタートしましょう!
2015年01月17日Amazon.comの創立者ジェフ・ベゾス、英国王室のウイリアム王子とヘンリー王子。国外の多くのロイヤルファミリーや著名人が特に実は幼少時代にモンテッソーリ教育を受けていることをご存知でしょうか? 特に、Google.com の創業者、ラリー・ペイジ&サージェイ・ブリンは、かつて受けたインタビューで「幼児期に受けたモンテッソーリ教育なしでは、現在の成功はありえない」と語っているほどです。このように近年、海外で注目されているオルタナティブ教育法「モンテッソーリ教育」。国内でもこの教育方法を導入している幼稚園もありますが、日本ではまだ、馴染みが浅いのが現状です。そんなに素敵な教育方法であれば、試してみたくなるもの。実際、家庭でも、日常生活で取り組めるモンテッソーリ教育方法があれば取り入れてみたいのではないでしょうか? 「敏感期(0歳~6歳)」は、モンテッソーリ教育で発達の第一段階とされる一番大切な時期。今回は、2歳~6歳の子どもさんを対象に、日々の生活の中で無理なく取り入れられる環境作りのポイントを3つご紹介します。■家庭でできるモンテッソーリ教育(1)毎日の「ルーティーン」をしっかり決めよう幼児期の子供は、「今日」「明日」「明後日」という時間の区切りが理解できない時期です。正確な時間でなくとも、朝この時間には起きて、ごはんをたべて、お昼寝をするといった1日の流れ、大まかなルーティーンを家庭でも習慣づけてみましょう。■家庭でできるモンテッソーリ教育(2)サポートしながら自分のことは自分でやらせるモンテッソーリ教育の1つに「日常生活の練習」という分野があります。日常生活の取り組みを自分で行うことにより、自立心を養うというのが目的です、モンテッソーリの幼稚園などでは、子供用サイズのティーセットを使用してお茶を実際に入れてみたり、洗濯板を使い洗濯をしてみたりという日常生活を学習しています。家庭でも日々の生活、たとえば、・子供が自分で着替えやすい洋服を購入して、時間をかけてでも1人で着替えさせる・手を洗う時は、小さなボウルを用意して自分で手を洗わせるといった小さなことでも、できるだけ子供が1人でできるように、親がサポートしてみましょう。■家庭でできるモンテッソーリ教育(3)親は子供のお手本になるように行動するイライラして思わず子どもを怒鳴りつけてしまったり、TVを見ながらご飯を食べたり、「子どもには真似してもらいたくないな」と親が思う行動は、まず親自身が日常生活でしないように心がけましょう。親が本を熱心に読めば、子どもも自然に本を手に取るようになります。親は、援助者であるのと同時に子どものお手本です。そのことを忘れずに行動しましょう。どれも、簡単に行動を起こせる取り組みです。皆さんもぜひ、今日からご家庭で実践してみてはいかがでしょうか?
2015年01月16日赤ちゃんが生まれると「我が子が一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行う儀式が「お食い初め」です。赤ちゃんに食べさせる真似をするイベントで、なんと平安時代頃から行われていたんだとか。一般的には生後100日前後でお食い初めをするようですが、地域によっては110日、120日で行うこともあるようです。このように、地域によってお食い初めのルールや方法は微妙に異なります。お住まいの地域のお食い初め事情を知って、赤ちゃんの誕生・将来をお祝いしてあげましょう! ■地域によってお食い初めの方法や用意するものが異なるお食い初めは、地域によって呼び名が異なるほか、やり方や用意するものなどにも違いがあります。たとえば、食器は新しいものを揃えるのが一般的で、漆器を使用するところが多いようですが、男の子だと朱塗り、女の子だと外側が黒、内側が朱塗りの漆器を使用するなど、性別によって用いる食器にも違いがあるところもあります。ほかには、・お祝いの席に参加している中で年長者のひざの上に赤ちゃんを乗せ、その年の恵方を向いて食べさせる真似をする・お食い初めと同時に「歯固めの儀」という、歯が丈夫になることを願う儀式をするという地域もあるようです。■事前に地域のお食い初めのやり方を確認しておこうさきほど紹介した歯固めの儀は、「歯固め石を用意し、お食い初めの膳に入れて、石に触れたお箸を赤ちゃんの口につける」という地域もあれば、石ではなく蛸(たこ)だったり、碁石だったりする地域もあります。そのため、やはり事前の情報収集は必要です。地域によって多種多様なお食い初めの方法があるので、先輩ママに相談したり、姑にやり方を聞いたりしてみましょう。用意する料理も基本は一汁三菜ですが、「この料理は絶対に必要」というところもあります。専用の仕出しを注文してもよいですし、手作りでお祝いしてもよいので、家族で相談をしてお食い初めに必要なものを揃えてくださいね。■お食い初めはお祝いする気持ちが大切! 簡易的なやり方でもOK! 「お食い初めはしたいけど、全部を準備するのはちょっと無理かも…」というママも安心してください。お食い初めの意味を理解する気持ちと、赤ちゃんをお祝いする思いさえあれば、正式なお食い初めのやり方でなくても大丈夫です。たとえば、焼き魚は鯛を選ぶのが一般的ですが、尾頭付きの魚なら何でもいいといわれています。鯛の入手が難しければ、その時の旬の魚や焼きやすい魚を選んでもよいかもしれません。ひとまず、正式なお食い初めの儀式の仕方を知って、そこから自分なりのやり方を考えてみるのもひとつの手。家庭に合った方法で、赤ちゃんをお祝いしてあげましょう。赤ちゃんが一生食べ物に困らないように願いを込めてお食い初めを行い、家族みんなで素敵な日を過ごしてくださいね!
2015年01月12日子どもの急な発熱に悩まされることもありますよね。なぜか夜中に発熱するケースが多く、病院に救急で受診しようか、それとも自宅で様子を見たほうがいいのかで困惑することもあるでしょう。何はともあれ発熱時には、熱を下げる対応をするのが第一。とはいえ、自己判断で解熱剤を飲ませるにはためらいがあるものです。■ヨーロッパやアフリカのキャベツを使った民間療法もヨーロッパでは、キャベツの外側の大きな葉をはぎ取り、子どもの頭をやさしく包み込む「キャベツ枕」が民間療法として用いられているようです。■なぜキャベツが熱さましに有効なの? キャベツには熱を吸収する効果があるといわれています。乳腺炎の時にもキャベツで湿布をするという処方を耳にした人も居るのでは?キャベツは、解熱作用や利尿作用に良いとされているビタミンU、βカロチンなど特殊なビタミン類や食物繊維を含んでいます。一般的に利用されているものとすると、熱を吸収する市販の冷却シートもありますが、皮膚が弱い子や乳児の場合、使用をためらってしまいますよね。座薬や飲み薬の解熱剤もありますが、医師の診断なくむやみに使うのは危険ですし、極力使いたくないというのがママの本音でしょう。■高熱の場合は迷わず救急へもちろん、自宅でできることを試しても、熱が下がるとは限りません。高熱が続く場合は迷わず救急へ行きましょう。熱の原因を知って対処することが第一です。【お詫びと訂正】一部、誤解を招く表現があったため、テキスト・本文ともに修正致しました。ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。2018年10月15日
2015年01月09日家の中での子どもとの遊びがワンパターンで退屈…という悩みを持っているママは、決して少なくないでしょう。子どもは何か新しい遊びや発見があれば、すぐにでも食いついてくるもの。時間がある時は、子どもと一緒に「プラバン遊び」をしてみてはいかがでしょうか? プラバン遊びは、子どもの頃やったことがあるというママも多いはず。ハンドメイド好きなママなら、子どもと一緒にトライしたこともあるかもしれませんね。プラスチック製の薄い板=通称プラバンに油性ペンで絵を描き、トースターで温めるだけで、素敵な作品をすぐに作ることができますよ! 今回はプラバン作りの方法やコツを紹介していきましょう! ■プラバンはどこで入手できる? プラバンは、ハンドメイド用品のお店や100円ショップ、ネットショップなどで販売されています。比較的安価で入手しやすいアイテムなので、市販のものを購入してもよいですが、今すぐ作りたいというときは、まずキッチンに行ってみましょう。プラバンは、コンビニのお弁当のフタ、トマトなどが入っているプラスチック製の容器などで代用することができます。「ポリスチレン」という素材ならばプラバンとして使えます。作る時に縮むので、なるべく大きめのもので作るのがよいでしょう。そう考えると、コンビニなどで売っているお弁当のフタは、代用品としてベストかもしれません。■プラバン作りで用意するものは? プラバン作りで用意するものは以下の通りです。・プラバン・黒の油性ペン・そのほかの色の油性ペン・はさみ・オーブントースター・アルミ箔・厚めの雑誌や新聞これだけあれば簡単にプラバン作りをスタートできますよ。■子どもと一緒にすぐできる、プラバンの作り方1.プラバンに黒の油性ペンで好きな絵を描く。2.描いた絵に好きな色の油性ペンを使って色を塗る。3.はさみで好きな形に切る4.オーブントースターの網の上にくしゃくしゃにしたアルミ箔を乗せる5.アルミ箔の上に切ったプラバンを乗せて焼く6.プラバンが小さく平らな状態になったらすぐに取り出し、雑誌などで挟んで、しばらく放置7.熱が取れたら雑誌から取り出して完成! 注意点は、アルミ箔をくしゃくしゃにすることと、プラバンを熱する時間。アルミ箔をくしゃくしゃにするのは、プラバンがアルミ箔と密着することを防ぐためです。また、熱するとプラバンはクニャクニャとゆがみながら小さくなっていきますが、その様子を見て「失敗した!」と思わないこと。ここで取り出さずに我慢すると、一度丸まったりゆがんだりした後、熱し続けることでプラバンは再び真っ直ぐな状態になります。その状態になった時がプラバンを取り出すタイミングです。■プラバンでオリジナルストラップを作ってもかわいいプラバンをオーブンで熱する前に、パンチなどで穴をあけておけば、紐を通してストラップにすることもできます。通園バッグや園のカバンなどにつけてあげれば、子どもさんはすぐに自分のものと認識できるはずです。■プラバンの色づけには、アクリル絵の具を使ってもOKプラバンに色をつけるには、焼く前に油性ペンで塗って色を付ける方法が一般的ですが、ほかにも方法があります。それは、熱して小さくなってからアクリル絵の具で色づけする方法。油性ペンで描いた面とは反対の面から色を塗るのがポイントです。そのほか、プラバンの材質によっては色鉛筆やパステルなどを使えることもあります。油性ペンや絵の具とは違った、淡い印象の色合いなので、やさしい雰囲気の作品に仕上がるでしょう。熱したプラバンは、焼く前の大きさよりもかなり小さくなります。4分の1~5分の1程度の大きさになるので、その点も踏まえて絵の大きさを考慮しておきましょう。子どもも大人も楽しめるプラバン作り。いろいろな作品ができるので、ぜひトライしてみてくださいね!
2015年01月07日乳幼児の事故原因の8割が誤飲・誤飲未遂といわれています。誤飲は、気になるものを何でも口に入れてしまう生後5~6ヵ月頃から増え始め、行動範囲の広がる1歳頃がもっとも多くなるそうです。赤ちゃんの誤飲事故を防ぐため、親として一体どのようなことに気をつけなくてはいけないのでしょうか? ■赤ちゃんが誤飲すると危険なものワースト3は「タバコ」「医薬品」「電池」東京都の調査によると、誤飲しやすいものワースト5は、(1)紙類(2)シール(3)医薬品(4)タバコ(5)シャボン玉液などの玩具どれも身近にあるもので、日常に危険が潜んでいることがよくわかります。中でも特に誤飲すると危険なものは、タバコです。タバコ1本あたりのニコチンの含有量はおよそ20mgで、これは乳幼児のニコチンの致死量(10mg以下)の倍にあたるため、非常に危険な毒物といえます。最近ではボタン電池やジェル状洗剤の誤飲への注意喚起が促されています。特にボタン電池の場合、乳幼児が飲み込むと食道にとどまることが多く、早く取り出さないと消化管に穴が開くおそれがあるそうです。では、事故はどのように予防したらよいのでしょうか? ■赤ちゃんが5ヵ月になったら、誤飲チェッカーを使ってみよう! 誤飲チェッカーをご存じでしょうか? 乳幼児の口の大きさを計測して作られたもので、チェッカーの中を通るかどうかで、子どもが飲み込んだり、窒息したりする危険がある大きさを判断できるようになっています。誤飲チェッカーは市販もされていますが、トイレットペーパーの芯で代用することができます。3歳児が口を最大に開けたときの大きさはおよそ39mmで、トイレットペーパーの芯の直径とほぼ同じです。トイレットペーパーの芯を通るものは子どもが誤飲する可能性があるものとして、手の届かないところに置くようにしましょう。特に第二子以降の子どもの場合、上の子どもが遊んでいる小さなおもちゃを飲み込んでしまう危険があります。お兄ちゃん、お姉ちゃんと一緒にチェッカーを使って仕分けるのもいいですね。■もしもの時のために、知っておきたい子供の誤飲への対処法万が一子どもが誤飲をした場合、どうしたらよいのでしょうか? 飲み込んだものによって、吐かせるか、すぐに病院を受診するか、そのまま様子を見るかなど、対応が分かれてきます。対応方法は母子手帳にも書かれていますし、公益社団法人 日本小児科学会ホームページに詳しく掲載されています。もしもの時のために一度目を通しておくとよいでしょう。・ こどもの救急 誤飲に関するページ 誤飲は、その危険性を親が知り、対処することで大半が未然に防ぐことのできる事故です。子どものかわいい笑顔を守るために、まずは家庭内で子どもの手の届く範囲に危険なものがないかどうか、今一度確認してみてはいかがでしょうか。
2015年01月04日年末年始や春休み、夏休みなどの長期休みの際には、パパ・ママの実家に子どもと遊びに行ったり、反対におじいちゃん、おばあちゃんが遊びに来てくれたりすることもあるでしょう。子どもがおじいちゃん、おばあちゃんと遊んでいる間は、ママも少し気を抜ける時間。普段の育児疲れを解消するためにも、また、子どもにいつもとは違った刺激を与えるためにも、祖父母と孫だけの時間を作ってみましょうただ、子どもの体力に付き合って遊んでいると、祖父母も疲れてしまいます。そんな時はママのほうから「こんなことして遊んであげたらいいかも」と提案してみては? 今回は、おじいちゃん、おばあちゃん世代が子どもに教えながら楽しめる、昔ながらの遊びをピックアップしてみました! ■子どもに教えてほしい昔ながらの遊び(1)紙飛行機おじいちゃんと孫が一緒に遊ぶなら、紙飛行機がよいかもしれません。その昔、紙飛行機で遊んだ世代のおじいちゃんなら、定番の折り方だけでなく、よく飛ぶ紙飛行機の折り方も知っている可能性も高いはず。どうやって折るとより遠くに飛ばせられるかを考えながら作るので、意外と子どもも頭を使います。紙の材質や大きさによっても飛び方は変わってきます。いろいろな紙を用意してやってみるとよいでしょう。■子どもに教えてほしい昔ながらの遊び(2)あやとりおばあちゃんと孫が一緒に遊ぶなら、あやとりがおすすめ! ひも1本だけで長く遊べるので、特に女の子は喜んで遊んでくれるでしょう。1人で「ほうき」や「橋」などの形をつくる「ひとりあやとり」だけでなく、交互に取り合っていく「ふたりあやとり」もおもしろいですよね。ふたりあやとりの場合、最初は取り方が難しいかもしれませんが、子どもはすぐに慣れます。普段触れたことのない遊びに、いまどきの子でもきっと夢中になることでしょう。■子どもに教えてほしい昔ながらの遊び(3)牛乳パックのメンコ男の子が夢中になること間違いなしのメンコ遊び。牛乳パックと油性ペン、はさみがあれば簡単に作れるので、工作が苦手な子どもでも問題なし。牛乳パックの底の部分に好きな絵を描いて、はさみで四角に切るだけでメンコの完成です! 牛乳パックの底が必要なので、空の牛乳パックが数本分必要にはなりますが、それ以外に特別な材料を用意する必要がないので、比較的取り入れやすいでしょう。メンコは頑丈で重たく、堅いもののほうが強いので、セロハンテープを使って補強するのもよいかもしれません。遊んでいくうちにどうすれば勝てるかを、子どもも頭の中でイメージするので、いつもの遊びとは違った楽しさを味わうことができるはずです。さまざまな年代の人と触れ合うことで刺激を受け、子どもの想像力は広がります。ママもたまには子どもを祖父母にまかせて、自分の趣味を楽しんだり、普段できないことをしたりして、時間を有効に使ってみるのもいいですね!
2015年01月03日休日だからと言って、家でゴロゴロまったり過ごしてはいませんか? ママが家の中で過ごしていては、子どもも外で遊ぶことはできません。体を動かすのが大好きな子になるよりも、テレビゲームに夢中でほとんど外で遊ばない子になることを望んでいるママは少ないはずです。体を動かすことが大好きな子どもに育てるためにも、休日は積極的にママから「お外で遊ぼう!」と誘ってみましょう。きっと子どもは大張り切りで外遊びを堪能してくれますよ。今回は、遊具がなくても遊べる、昔ながらの外遊びにスポットを当てて紹介していきましょう!■近くに公園がなくても大丈夫! 昔ながらの遊びで、外遊びが無限大に広がる近くに公園があるなら、大型遊具などで遊ぶことができますが、近所に子どもが遊べる施設がないという人もいるはず。そういう環境でも昔ながらの遊びなら問題ありません。昔の人たちは遊具も何もないところで、いろいろな方法で遊んできました。ちょっとしたアイテムがあれば、無限大に広がる遊びもあるので、子どものアイデアや発想力を活かすこともできます。昔のことを知るきっかけにもなるでしょう。中でもメジャーなのは、「鬼ごっこ」や「かくれんぼ」ですよね。何も用意しなくてもすぐに遊ぶことができるので、近所のお友達も誘って大勢で遊ぶ楽しさを共感しましょう。「だるまさんがころんだ」も意外に盛り上がります。そのほかにも、こんな遊びがありますよ。■親子でできる昔ながらの外遊び(1)ゴムとび<ルール>1.2人がゴムの両端を持ち、ゴムがピーンと張るように引っ張る2.子どもが飛べるか飛べないかくらいの高さに調節して、その上を飛ぶ3.全員が飛んだら少し高さを高くする飛べない子がいる時は、片足をひっかけて飛んでもOKなどのルールを加えてもいいかもしれません。ほかにも、両足で飛ぶ、片足で飛ぶ、後ろ向きで飛ぶなど、いろいろなルールを決めて遊んでみましょう。3~4歳くらいになると、夢中で遊んでくれるはずです。■親子でできる昔ながらの外遊び(2)山崩し<ルール>1.砂山を作って、山の上に木の枝を立てる2.木の枝を倒さないように、砂を取り合う3.木の枝が倒れた人の負け棒が倒れた時点で取った砂の量が多い人の勝ち、というルールにしてもおもしろいかもしれません。子どもが木の枝を倒さないように慎重に砂を取る様子は、とてもほほ笑ましい光景ですよ! ■親子でできる昔ながらの外遊び(3)散歩しながら探検ごっこや観察ごっこ近所をお散歩するだけでもいろいろな発見があります。探検ごっこや観察ごっこと称して、周囲をじっくり観察しながら歩いてみましょう。たとえば、春~秋には花を咲かせていたスポットも、冬になるとすっかり花が枯れてしまっていたり、午前中なら草花に露や霜がついている様子を観察できたり、雨上がりには水たまりができていたり氷になっていたり…。大人からすれば何でもないようなことが、子どもにとっては大きな発見になったり科学に繋がったりします。冬になると、これまで活発に動き回っていた虫たちも冬眠していて、今は見られないということも一緒に伝えてあげると、違う興味が湧くかもしれませんね。少し目線や意識を変えるだけで、とても楽しいお散歩になるはずです。■凧上げや羽根つきなど、季節感あふれる外遊びにも挑戦! 外遊びで季節を感じるのもよいでしょう。たとえば、手まりや羽子板、こま回しなどはお正月ならではの外遊び。中でも、手軽にできて子どもが大はしゃぎしてくれるのが凧上げです。凧上げには、子どもの願いを天に届けるという意味も込められています。夏は風もあまり吹かない上、暑くてとても外で凧上げなんて…という気候ですが、冬は北風が吹き、凧がよく上がるので、凧上げには絶好の時期。市販のものでも、手作りのものでも、親子で楽しみながら凧を上げてみてはいかがでしょう。子どもは風の子。寒い時期でも活発に外で遊ぶのが大好きという子も多いはずです。ぜひママも一緒に外に出て、子どもとともに体を動かしながら、親子で楽しい時間を共有してくださいね!
2015年01月01日年長児の子を持つママは、年が明けると卒園の準備に取りかかることでしょう。それと並行して、小学校の入学準備も行っているはず。小学校入学時、ママが感じる不安要素の1つとして挙げられるのは、子どもの勉強についてです。「うちの子、勉強が嫌いで…」「ほかの子についていけないんじゃないかしら?」と、いろいろな不安を感じるママは少なくありません。入学してから後悔することのないように、今のうちからできるだけ準備しておきましょう。今回は、今からできる入学準備法についてピックアップしてみました! ■小学校に入学してから「勉強しなさい」では遅いかも? 幼稚園、保育園時代は毎日遊ばせてばかりだったのに、入学と同時に「勉強しないとダメよ」では、子どもは「なぜ?」と思ってしまいます。小学校に入学してからいきなりガラリとライフスタイルを変えてしまうと、子どもが戸惑ったり不満に感じたりする原因になるもの。できれば年長児の頃から子どもに「勉強する」「机に向かう」という習慣を持たせておくことが大切です。■毎日10分でもOK! 机に向かって学習するクセを付けるとはいえ、今の段階で日に30分以上も勉強する必要はありません。最初は5分、10分でOK! 子どもの「勉強した」という達成感を褒めてあげること、そして、机に向かって学習するクセを付けることが重要なポイントになります。既に学習机を購入しているなら、学習机を使用して勉強させるクセをつけてあげると、なおよいでしょう。■勉強の習慣をつけるには、子どもにとって興味のあることからスタートして勉強の習慣をつけるには、まずは子どもが関心を持っていることの学習から始めることがおすすめです。ひらがなに興味があるなら、ひらがなの書き順を勉強したり、形をキレイに書けるように練習させたりしてみましょう。数字に関心を持っている子なら、足し算、引き算など、小学校に入学してすぐに行う基礎的な部分の学習に取り組みましょう。取り組むうちに子どもも少しずつコツをつかみ、理解できた時の達成感を覚えるようになるはず。それが子どもの「勉強は楽しい」というイメージをつくるきっかけになります。■勉強=楽しいというイメージを植え付けることが大切さきほども言いましたが、今の段階からバリバリ勉強をさせる必要はありません。子どもにとって勉強は楽しいもの、わかることは嬉しいことというイメージを植え付けられるかどうかが、入学してからの勉強の取り組み方に大きく左右してくるでしょう。勉強嫌いにさせるか、自分から進んで勉強をする子にさせるかは、親の最初の取り組み方によって変わってきます。入学してから後悔しないように、今から少しずつ、学習面の入学準備も始めていきましょう。
2014年12月31日2014年も残りわずかですね。何かとせわしない年の瀬ですが、今年は親子で大掃除に励んでみませんか? 子どもたちの「生きる力」を育むために、「親子で一緒に掃除をすること」がきっといい影響を起こしてくれますよ! ■親子で楽しみながら掃除に取り組もう♪ 掃除育のコツは「褒める!」「叱らない!」子どもと一緒に大掃除をする時のポイントは「一緒に楽しむ」ことです。親子でお揃いのエプロンを着たり、ゲームのように競争をしたりしてみてはいかがでしょう? 一緒に掃除をする場所は、子どもの目で見た時に、キレイになったことがわかりやすい場所がよいでしょうす。窓の掃除やお風呂の鏡を磨くことなどはおすすめです。そして、もうひとつ大切なのは、「完璧にできなくても叱らない」ことです。身の回りを清潔に保つことは、とても気持ちのよいことだと、子どもに体感させることが重要なのです。子どもに、日頃から率先して掃除をする習慣づけのきっかけになりますよ。■昔ながらの知恵を使ったお掃除テクニックで『安心・エコ』な大掃除をしよう! 市販の掃除用品はたくさんありますが、子どもにとって安心・安全なのは古くから伝わる掃除方法です。まずはあらゆる用途に使える万能スプレーを作ってみましょう。<用意するもの>・お酢(調味料を含んでいない穀物酢など)・水・スプレーボトル<作り方>スプレーボトルに水:お酢を1:1の割合で入れます。ボトルのふたを閉めて、よく振ったら完成です! お酢には抗菌、消臭効果、ぬめり取り効果があるため、トイレやキッチンなど水回りの掃除に向いています。万が一口に入れてしまっても、食べ物なので安心です。ただし、大理石や鉄製品には向かないので、ご注意ください。■お酢スプレーを使って、子どもと一緒に窓掃除をしよう! 1. お酢スプレーを窓全面にスプレーします。2. くしゃくしゃに丸めた新聞紙で窓を拭きます。子どもには手で握りやすい小さめの新聞紙を用意してあげるといいですよ。3. 水気がなくなるまで新聞紙で拭き上げます。新聞紙のインクの油と酢水が汚れを落とし、ツヤ出しの効果もあります。窓の上半分はママ、下半分は子どもと、分担して取り組むといいですね。窓掃除をするときは、外側のガラス面から始めます。そうすると内側を掃除する時に、外側の拭き残しや汚れを確認することができるからです。外側の窓拭きをする時は、子どもにしっかりと防寒対策をしてあげてくださいね。■試してみよう!! 昔ながらのお掃除術そのほか、昔から伝わるこんなお掃除方法もあります。親子で実験をする感覚で試してみてはいかがでしょう。・ガスレンジをみかんの皮でキレイに。まずはみかんの皮の汁を絞り出しながら、外側の黄色い部分でこすって汚れを落とし、次にそれを内側の白い部分でふきとってみよう! ・じゃがいもの皮の切り口の面で鏡をこすり、その後、布で空拭きをしてみよう! ・お米のとぎ汁で床を磨いてみよう! 親子で楽しく掃除をしながら、この1年を思い返し、新しい年を気持ちよく迎えられる準備ができるといいですね。
2014年12月24日謎の痛みで救急外来に駆け込んだ話
たんこんちは ボロボロゆかい
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!