出産翌日、赤ちゃんのおむつに血が!「新生児月経」ってなに?
おむつ替えも授乳も何もかも不慣れだった出産翌日のこと。ベッドの横に置いたコットから長女の泣き声が聞こえてきました。おむつを確認すると、お知らせサインが青色になっています。「あ、おしっこかな?」とおむつ替えのため、授乳室に移動しました。
おむつを開いてびっくり!
替えの紙おむつとおしりふきを用意し、赤ちゃんのおむつを開いてみてびっくり! おむつが赤く染まっていたのです。真っ赤な鮮血というよりは、赤黒いような色でした。量は少しでしたが、「どうしよう、まさか病気!?」と心配に……。
ちょうどそこに、2人目を出産した先輩ママさんが、同じく赤ちゃんのおむつ替えのためにやってきました。
「血みたいなものが出ていて……」と聞いてみたものの、先輩ママさんもこういったものは見たことないとのことでした。
血液の正体は「新生児月経」
私は焦りながらナースステーションに行き、助産師さんに聞いてみると、「ああ、新生児月経だね」と落ち着いた様子。母体にいたときのお母さんのホルモンの影響で、生後間もない女の子の赤ちゃんは、生理のような出血が見られることが時折あるのだそうです。
そんなことがあるなんて、実際に経験するまでまったく知りませんでした。驚いたけれど、とにかく病気などではなく心配はいらないことがわかり、ほっとひと安心です。
できれば先に知っておきたかったけれど
事前に教えておいてくれればビックリしなかったのに……とも思いましたが、前述の先輩ママさんも上の子は女の子だけど、そのような経験はなかったそうです。誰にでもあることではなく、特に心配もいらず、特別な対処も必要ないということなので、母親学級などでもあえて説明しないのかもしれません。
ちなみに私の2人目の子どもも女の子だったので、「また新生児月経があるかも?」と心の準備をしていましたが、2人目のときはありませんでした。やはり誰にでもあるものではないようです。
もし女の子の赤ちゃんを妊娠中の方がいたら、新生児月経というものがあると頭の隅に置いておくといいかもしれません。
イラスト:imasaku
著者:奥田美紀
二児の母。IT企業にてSE・プログラマーとしてシステム開発やWEBサイト運用等をおこなう。