これが最新!「シャワーでラクラク沐浴」を助産師が解説!
首や脇、足の付け根、肘や膝の裏などです。また、赤ちゃんは手を握っていることが多いので、手のひらも広げてしっかり洗ってあげましょう。赤ちゃんの手のひらは小指側から指を差し入れると広げやすくなります。
⑩背中を洗う場合は、上になる脇の下とお尻の横を支え横向きにします。脇の下を片手で支えながら、もう片方の手で洗います。そのとき、背中も皮膚トラブルがないかチェックしましょう。横向きにして洗うのが不安な方は、上半身を持ち上げて背中側に手を入れて洗う方法もあります。
⑪最後に陰部(性器)を洗います。
女の子は前から後ろに洗います。男の子は陰茎(おちんちん)の表面を洗い、陰茎(おちんちん)を持ち上げて陰嚢(玉)の皺の間を伸ばしながら洗います。その後、肛門も洗います。最後におしりを洗います。
⑫シャワーで首から下に向かってよくすすぎましょう。最も大切なポイントはよくすすぐことです。やけどを予防するためにも、使うたびに必ず手で温度を確認しましょう。
ベビーバスを使わなくてもOK!
必ずしもベビーバスを使用する必要はありません。
浴室でママやパパが赤ちゃんを抱っこして洗ったり、浴室にマットを敷いて寝かせた状態で洗う方法でも構いません。浴室は赤ちゃんが冷えないよう温度を調節しましょう。
はじめのうちは慣れない沐浴にとまどうことがあると思いますが、ポイントをおさえてコツをつかめば大丈夫。「シャワーでラクラク沐浴」で赤ちゃんの肌を守るために毎日きれいにしてあげましょう。
※赤ちゃんがより快適に、ママがより安心して沐浴ができるよう加筆しております(2019年6月15日現在)
加筆箇所:洗い方の手順とポイント②「湯冷めしないよう一度、頭(髪の毛)の水分をとると◯」ベビーバスを使わなくてOK3行目「浴室は赤ちゃんが冷えないよう温度を調節しましょう。」
監修者・著者:助産師 高杉絵理
大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。