「ママ、一緒に死のう!」2人目妊娠中、長女の衝撃の一言。その理由は…
第二子不妊治療を始めてから約3年の時を経て、2人目を妊娠した私。妊娠が判明したとき、長女は4歳で不妊治療にも付き添ってくれていたため、赤ちゃんがおなかに来てくれたことを一緒に喜んでくれました。ところが、妊娠判明から1カ月経ったころに長女の様子が変わり始め……。
やっと赤ちゃんが来てくれた!
長女が1歳2カ月のころからスタートした第二子不妊治療。第一子不妊治療のときに、 「顕微受精でないと妊娠は難しいでしょう」 と先生に言われていた私。けれど、奇跡的に3回目の人工授精で長女を授かったたため、2人目も治療をすれば1年くらいで授かるだろうと安易に考えていました。
ところがなかなか赤ちゃんを授からず、やっと来てくれたのが治療を始めて3年が経ったころ。治療のための通院に何度も付き添ってくれた長女に赤ちゃんができたことを伝えると、 「赤ちゃん来てくれてよかったね!」 と一緒になって喜んでくれました。
なんだか落ち着かない
妊娠が判明してから1カ月が経ったある日、昼寝から起きた長女をお風呂に入れようとしたところ泣き叫び始め……。たいていお風呂に入り始めれば泣き止むのに、この日はどんどん激しさを増して浴室で暴れるのを必死で抑えるほどに。
30分以上泣き叫んだ後に少しだけ落ち着いたので話を聞いてみると 「なんだか落ち着かない!」 と泣き続けるのです。私が 「赤ちゃんができてうれしいけれど、ママをとられちゃうみたいで寂しい?」 と聞いてみると 「うん」 と教えてくれました。ぎゅっとして娘のことを大好きだと伝えると、落ち着きを取り戻しましたが、長女もいろいろと感じていたようです。
夜中に突然泣き叫ぶ娘
長女がお風呂で暴れてから数日。落ち着いたと思ったら夜中に突然 「ねぇママ、一緒に死のうよ! まだ一緒にいたい! 私が死んだらおなかの赤ちゃんに私の名前をつけて育ててあげて!」と泣き叫んだのです。あまりにも衝撃的な言葉で私もパニックになり、そのときは抱きしめて 「ずっと一緒だよ、おなかの赤ちゃんは赤ちゃんだし、あなたはあなただよ」 と伝えるのに精一杯でした。
翌日娘と話してみると、赤ちゃんができてから一緒に走り回ったり、自転車に乗ったりということができなくなり、 「ママは自分よりも赤ちゃんのほうが大事なんだ」 と思って寂しかったようでした。