赤ちゃん連れの旅行や帰省の移動をラクにするために気を付けるポイント【ラクに楽しく♪特集】
授乳する場合は、窓側のほうが周りの目も気にならないかもしれませんが、ぐずったときにあやしたくても通路に出ずらくなります。飛行機内のおむつ交換台は狭いので、搭乗前に交換しておきましょう。
子ども連れの場合、優先搭乗でき、先にゆっくり席に着くことができます。離陸や着陸時は、耳が気圧の変化で痛くなってぐずることがあるので、授乳ケープを使って授乳しながらだと耳抜きができ、落ち着いてくれることがあります。
必要な持ち物や準備
飛行機や電車の場合、大きな荷物は宅急便などで到着先に送っておき、移動は身軽にしておきましょう。授乳室が混雑していたり、見つからなかったりすることもあるので授乳ケープは用意しておきましょう。飽きてしまう、泣いてしまうことなどもあるので、小さなおもちゃや、月齢によってはお菓子や飲み物を用意しておくといいでしょう。
新幹線内、飛行機内、高速道路のサービスエリアなどでお湯は確保できますが、育児用ミルクは調達が難しいので余裕をもって用意しておきましょう。
万が一に備えて、使い捨ての哺乳瓶、液体ミルクも検討してもいいかもしれません。
移動先で乳幼児は体調を崩しやすいので、移動先の医療機関の連絡先を調べておき、母子手帳、保険証は持参するようにしましょう。スケジュールは、余裕をもって無理せずに。出発前日、帰宅翌日もゆっくりできるようにスケジュールは入れないようにするのがおすすめです。
子連れの移動は、どうしても億劫になってしまいがちです。スケジュールを早めにたて、移動手段はそれぞれのメリットやデメリットを検討しながら、家族で話し合ってみましょう。楽しい思い出になるといいですね。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。
病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。