抱き癖がついてしまった!? ママの疑問に助産師がアドバイス!
と言われることもあるかもしれませんが、やさしいおせっかいとして受け取って聞き流しましょう。
抱き癖とサイレントベビーは関係ある?
1990年代に入ってから、親子の触れ合いや絆は大切で抱き癖は悪いものではないと認識されるようになりましたが、今度は「赤ちゃんが泣いているのに応じないとサイレントベビーになる」という育児論が国内で浸透し始めました。
しかしながら「サイレントべビー」も「抱き癖」と同様に医学用語ではなく、医学的根拠のない育児論のなかで作られた言葉です。抱き癖やサイレントベビーの責任が母親だけに押し付けられる理論も間違っています。「抱き癖」が子どもの自立が妨げるわけではありませんし、「サイレントベビー」になることを防ぐために「抱き癖」をつける必要があるわけでもありません。
抱っこしないと泣き止まなくて困っている、泣き止まないことが病気ではないかと感じる、あまり泣いたり笑ったりしないから心配など、赤ちゃんの抱っこや泣きについて思い悩むときは、小児科、居住地の保健所や保健センターの保健師や助産師、子ども家庭支援センターなどの相談窓口へ相談しましょう。
※参考:基礎知識(ベビー)「【医師監修】抱き癖って? 治したほうがいいの?」【監修:松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】