先生から「そろそろ発達検査を受けてみましょうか」の言葉Upload By まる2歳8ヶ月ごろから通い始めた発達外来は、3ヶ月ごとに受診をしている。通い始めてから数ヶ月後、いつものようにこんなことができるようになりました!などの近況報告をしていると、先生から「そろそろ一度発達検査を受けてみましょうか?」と打診があった。発達外来に通ってはいるが、いまだにはっきりと「この子は自閉スペクトラム症があります」と言われていなかったため、私も気になっていたころだった。「ぜひお願いします」と即答。不安な気持ちも大きかったが、それ以上に早く息子の診断を出してもらってスッキリしたいという気持ちも強くなっていた。その日にそのまま検査をするわけではなく、検査日、検査結果を聞く先生との面談日、それぞれを予約した。発達検査の始まりUpload By まる発達検査を行う人は発達外来のいつもの先生とは違う先生で、診察室とは違う個室に案内された。息子はまだ「これから◯◯へ行くよ」などの声かけに対しての理解がないため事前に伝えることはしていなかったし、病院に連れて来られてもよく分かっておらずいつも通りウロウロと動き回っているだけだった。部屋に入るタイミングでは、ちょうど息子の機嫌が良くニコニコしていたのを覚えている。検査の内容は詳しく書けないが、身体を動かす検査や、椅子に座って行う検査があった。前半ではちょうど息子の得意な課題があり、なかなかご機嫌にやってくれて少し安心した。「いや~これはまだできないんじゃないかなぁ」という課題も、母の心配をよそになんと息子はクリア。「すごいじゃん!?まぐれ!?すごいすごい!」と、息子より母がはしゃいでしまうほどだった。検査の中では「こういうことも1つずつ教えていかないとダメだったのか…」と私も勉強になることもあった。やっぱり飽きるよねUpload By まる「ここまで順調に発達検査を受けられている!」と思っていたが、やはり集中力に限界が来たようで、ちょこちょこ席を立つようになっていった。ちょっと動き回っては先生の近くまで行ったり、検査で使う物が入っているバッグを開けようとしたり…。どうにか座らせて次の課題をやってもらおうとするも拒否することが多くなってきたし、出される問題も中盤あたりから息子には難しくなってきた。多分今の息子でもまだできないような課題も出てきた。そんなこんなで息子はいつの間にか全く椅子に座らずに動き回るようになってしまったのと、時間になったので検査は終了した。当日はそれでおしまい。特に先生から何を言われるでもなく帰宅した。ついに診断グレーから自閉スペクトラム症(ASD)へUpload By まるそれから数日後。検査結果を聞くだけだから息子は一緒じゃなくて大丈夫とのことだったので、保育園にお願いして私だけ発達外来に向かった。発達外来のいつもの先生と話をし、検査結果から運動や社会性など「今大体このくらいの年齢ですね」と説明を受けるだけで終わってしまった。「自閉スペクトラム症があります!」と言われることはなかった。別に診断されたから何かが変わるわけではないのだけど、気になっていたくせにはっきり言われるのが怖くて、私から「それで診断名は?」の一言が出せなかったのだ。後から知ったのだが、発達検査は発達障害の確定診断を行うための検査ではないらしい。その後、診断書を市役所に提出する機会があり、発達外来の先生に書いてもらった。用意してもらった診断書を見ていると、そこに「自閉スペクトラム症」の記載を発見。やっぱりかぁーという気持ちになったが、落ち込むことなくなんだかスッキリしたのを覚えている。※発達障害の確定診断は、生育歴や行動観察などの臨床診断と、発達検査・知能検査などの専門診断の結果を経て、総合的に診断されます。執筆/まる(監修:井上先生より)発達検査や知能検査は、お子さんが同年齢の子どもたちと比較して、発達や知能水準がどれくらいの位置にあるのかを把握したり、本人の中の凸凹を評価するために行われます。多くの実施式の発達検査や知能検査は、簡単な課題から開始され、お子さんの正答が得られなくなるまで続けられます。失敗が続くとやる気を失ってしまうお子さんの場合、休憩や気分転換を挟みながら、励ましながら行うことになります。見守っている親御さんもお子さんもよく頑張られたと思います。
2022年05月25日現在、婿養子の夫と2人の子ども、そして高齢の両親とともに暮らしています。私の父は口が悪く、汚い言葉を使うのは日常茶飯事。私は、いずれ子どもたちが父の言葉をまねるのではないかと懸念していました。いろいろな言葉を覚えているなか、かわいい言い間違いをする息子。しかし、4歳になったころ、懸念していたことが起こってしまったのです……。 長男のかわいい言い間違い長男が3歳のころ、かわいい言い間違いをしていました。「先生のおうち行ってきた」「先生のおうちで遊んだ」と言っていて、最初は何のことかわかりませんでした。しかしある日の朝、「先生のおうちやだ!」と発した言葉で「先生のおうち」が「保育園」のことだとわかりました。 朝から夕方まで保育園には先生たちがいるので、長男は保育園を先生たちが住むおうちだと勘違いしていたようです。それからしばらくは「先生のおうち」と言っていましたが、ある日を境に言わなくなりました。もうあの言葉は聞けませんが、今ではなつかしい思い出です。 乱暴な言葉を発する父…長男はかわいい言い間違いをする一方で、使ってほしくない言葉まで覚えてしまいました。 原因は一緒に住んでいる父です。 80歳間近の父は、何かとすぐに「ボケ!」「アホ!」などの乱暴な言葉を使います。前々から荒々しい性格でしたが、特に近年は乱暴な言葉を発する機会が増えました。 そんな父ですが、実は大の子ども好き! 長男も「じぃじー!」と父に懐いていて、2人で遊びに出かけることもしばしば。ついに長男が4歳になったころ、いつの間にか「アホ!」と父の言葉をまねるようになってしまいました。 父には厳重注意!頻繁ではないものの、2歳の妹とおもちゃの取り合いで喧嘩するときに「アホ!」と言うように……。すぐに父には「子どもたちがまねるから、乱暴な言葉は使わないで」と注意し、「お友だちにもアホとかバカとか言ったらどうするの」という問題点も伝えました。 父はすぐに納得してくれましたが、癖のように発していた乱暴な言葉づかいはなかなか直らず。今後は、父が乱暴な言葉を発するたびに注意し、徐々に減らしていく必要があると思っています。同時に長男にも「使ってはいけないよ」と伝えました。 長男はまだ4歳。これからさまざまな場所で、新しい言葉に触れていくでしょう。 今後は、使っても良い言葉と使ってはいけない言葉を学ばせる必要があるのかな、と思いました。乱暴な言葉を使うと「相手が悲しむかもしれない」ということを、いかに理解してもらえるかが課題だと感じています。さらに、子どもの良いお手本となれるように、父だけでなく私や夫の言葉づかいも気をつけたいと思います。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2022年05月19日わが家は昨年5人目の赤ちゃん(四女)が生まれた共働き夫婦です。上のきょうだいには9歳の長女、7歳の長男、5歳の次女、2歳の三女がいます。5人目の赤ちゃんが生まれると上のきょうだいたちが赤ちゃん返りをしたり、気持ちが不安定になったりするのではないかと心配していました。特に気になっていたのは気分の浮き沈みが激しい「5歳次女」でした。 家庭では浮き沈みの大きい次女次女は家の中ではとても気分の浮き沈みが大きいです。機嫌の良いときは甘えん坊でニコニコと他愛ないお話をしたり、楽しく遊んだりしています。逆に機嫌が悪いと、大泣きして手が付けられなくなったり、言葉づかいも悪くなったりととにかく大変! しかし、保育所ではまったくそんなことはないらしく、「いつもニコニコしていてしっかり者」と言われています。 きっと次女は保育所で頑張っている分、家に帰ると緊張の糸が切れて不安定になってしまっているのだろうと私は考えています。そんな次女ですが、下の子が生まれても赤ちゃん返りをしなかったのです。これはとても意外でした。むしろ、成長が感じられるようになりました。 「抱っこしたい!」と次女次女は四女の授乳が終わると、「抱っこしたい!」と言って、抱っこをしてくれるようになりました。はじめのうちは危なっかしくて、次女が抱っこをしている間はそばについていなければいけませんでした。 でも、「抱っこしている間は歩いたり、移動したりしない」というルールを作ると、ちゃんとそのルールを守れるように。それからは、もちろん近くで見守ってはいますが、安心して任せられるようになりました。抱っこするのにもずいぶん慣れて、抱っこされている四女もなんだか落ち着いているように見えます。 さらに驚いたのは…次女のお手伝いで1番助かるのは寝かしつけです。夜寝る前に授乳をしてから、ベビーラックに四女を入れて就寝するのですが、そのときに次女が寝かしつけをしてくれるのです。しかも、とてもじょうずで毎晩ほぼ確実に四女を寝かせてくれます。 次女曰く、「〇〇の好きな音楽を鳴らして、お顔を近づけて、トントンして、(ベビーラックを)ゆらゆらしてあげる」と寝てくれるとのこと。「すごすぎる!」と素直に驚いてしまいました。最近は「私が寝かせておくから、お母さんは先に寝る部屋に行っといて」というくらい、張り切って寝かしつけをしてくれています。 抱っこも寝かしつけも本当に助かるので、必ず次女に感謝の言葉を伝えているのですが、それも次女の自信ややりがいに繋がっているようです。家事と育児に追われて、バタバタな毎日。気持ちに余裕がない日も少なくありません。「そんな毎日でも、次女に限らず、他の子どもたちの良いところや得意なところにもちゃんと気づいてあげられるようになりたい」次女のおかげでそう思えるようになりました。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:守岡 みずほ9歳、7歳、5歳、2歳、0歳の1男4女を子育て中の共働き夫婦。早くも6人目の赤ちゃんもほしくなってきた今日この頃。
2022年05月13日息子は離乳食を始めたころは、特に好き嫌いなく何でも食べてくれる子でした。しかし、生後11カ月ごろから離乳食をあまり食べなくなってしまい、大好きだったはずのバナナさえひと口も食べないことも。悩んでいたとき元保育士の姉のおかげで、息子はごはんを自らモリモリ食べてくれるようになったのです。突然の離乳食拒否息子は生後10カ月のころまでは、よく食べる子でした。特に好き嫌いはなく、大きな口を開けて食べ物が運ばれてくるのを待つほど食べることが大好き。ごはんをモグモグしながら、なんともうれしそうに笑ってくれる息子の姿を見ることが、私にとってとても幸せな時間でした。 しかし、生後11カ月のころから息子は急にごはんを食べることを嫌がるようになりました。はじめは眠いのかな、具合が悪いのかなと思いましたが、離乳食の時間だけを息子は嫌がり他の時間は普段通り。そのうち息子は、ごはん中にニコニコと笑うことがなくなったどころか、少し食べたあとのけ反って号泣するようになってしまいました。 試行錯誤するも…離乳食を食べなくなってしまったとき、息子に軟飯を食べさせていました。大人と同じ物が食べたいのかもしれないと思い、私たちが食べているご飯を息子に食べさせましたが数口で号泣。ふりかけをご飯にかけたり、おにぎりにするなど工夫しましたが、あまり食べてくれませんでした。 大好きだったバナナさえも口には入れますが、すぐにべっと出してしまう始末。野菜はとても小さく細かく切って卵焼きやホットケーキミックスに混ぜたり、シチューにしたりと工夫しました。どれも少しは食べてくれますが、すぐ食べることを拒否してしまい私はお手上げ状態でした。 食べた! 元保育士の姉がしたこと息子が1歳になりたてのころ、家の事情で遠方に住む姉と私が実家へ帰省することに。姉は5歳と2歳の子どもを育てながら子ども向けの遊びイベントなどを主催・運営する仕事をしており、結婚する前は保育士をしていました。私は息子がごはんを食べてくれないことを姉に相談して、息子のごはんを食べる様子を見てもらうことに。 すると姉は「自分で食べたいのかも」と言って台所へ行き、私が作ったひと口サイズのおにぎりよりも、もっと小さいおにぎりと軟らかく煮たひと口サイズの大根、人参を息子へ出してくれました。息子ははじめにおにぎりを食べると、なんとニコッと笑いながら次々とおにぎりや野菜を口に運び、あっという間に完食! 隣に座っていた甥っ子のごはんまで横取りしようとするほどの食欲でした。 息子は自分で食べたかったのに私がスプーンであげてしまったり、用意したおにぎりや卵焼きが息子にとっては大きすぎて食べづらかったためごはんを拒否していたようでした。これを機に、息子の挑戦したい気持ちと挑戦しやすい環境作りに気を付けるようになりました。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年05月06日「赤ちゃんは母乳で育てましょう」と、出産前から、家族、友人、さまざまな人から言われていました。免疫力を高めて感染症などにかかりにくくなるなど、母乳育児の良さを聞いていたので、私も母乳育児を頑張ろうと期待に胸をふくらませていたのですが……。思うようにはいかない母乳育児…待望の第1子の娘を出産後、口をパクパクさせながら懸命に泣く娘を見たとき、私は母乳育児を頑張ろうという気持ちが大きく湧き上がりました。出産した病院で授乳指導を受け、母乳をあげ始めましたが胸は張らず、授乳指導をしてくれた助産師さんには「母乳が生成されにくい体質かもね」と言われてしまいました。母乳が出ていないせいか娘はうまく哺乳できず、娘の泣き声で母乳が出ないことを責められているように感じてしまい、さっそく行き詰まった私。 そして、娘が生後2カ月になったときには、母乳と育児用ミルクの混合となりました。周りの友人は母乳育児が順調な人が多く、胸が張って痛いから寝ていた赤ちゃんを起こしてまで母乳を飲んでもらった話を聞いてはため息をつきそうになりました。なんで私は母乳が出ないんだろう、そんな気持ちを常に持ち続けていました。 見知らぬおばあさんに母乳育児か聞かれてその後、娘はすくすくと成長し、外にお散歩へ行くようになりました。生後4カ月になったある日、娘をベビーカーに乗せてバスに乗ったとき、隣に座っていたおばあさんが「赤ちゃんかわいいわね、この子、母乳よね?」と突然話しかけてきました。気の利いた相づちが苦手で、またバスの中で娘が泣き出さないか気を張っていたため、混合で母乳もあげていたので私は「はい」と言葉少なに返事をしたのです。 すると、そのおばあさんは「母乳が一番よ! ミルクはなるべく使わないでね。私も4人母乳で育てたから、母乳で育ってる子は見るとわかるの。母乳の子のほうが健康に育つわよ」と言い、次の停留所でバスを降りて行きました。 赤ちゃんを見て完母かわかるの?見知らぬ人から突然、母乳で育てた子のほうが健康に育つときっぱり言われ、母乳の出が良くないことがまた気になり、重たい気持ちになってしまいました。その後、私もバスから降り、ベビーカーを押して歩きながらもおばあさんの言っていたことが頭から離れずにいました。 そういえば、おばあさんが母乳かどうか見るだけでわかると言っていたけれど、それってあり得るの? あるとしたらすごい特殊能力……。けれども、その特殊能力をもって完母と思われた娘は、実は母乳と育児用ミルクの混合。つまり、4人母乳で育てた大先輩であっても結局、完母か混合かの見分けはつかないということなのです。 ベビーカーに目をやると、娘がニコッと笑顔で私を見上げていました。新生児のときから大きく成長した娘を改めて見ていたら、母乳か育児用ミルクどちらが良いと決めるのではなく、娘の成長には両方が必要だっただけ、という気持ちになった私。それからはすっきりとした気持ちで、娘の成長により一層喜びを感じるようになりました。 監修/助産師REIKO著者:山下かおる子13歳と10歳の2児の母。両実家は遠方、夫婦共働きの完全ワンオペ育児継続中。趣味はヨガと英会話とイラストで、現在デジタルイラストを勉強中。
2022年05月05日私の住む地域では入園前におむつがはずれていなければならない園が多いことを知りました。息子は1歳半ごろからトイレトレーニングを始めていましたが、3歳前になってもまったくおむつがはずれる気配がありません。そこで強制的なおむつはずしに出ましたが、なかなかうまくいかない日々。ある日、私の怒りは爆発してしまいました。しかし、うまくいかないのには理由があることを知って今は怒ったことを後悔しています……。 夏に家の中でおむつを強制的に外した1歳半ごろからトイレトレーニングをしていましたが、3歳前になってもおむつがとれる様子のなかった息子。ネットの体験談や友人から、「夏は室内で何もつけないでいるといい。部屋の中でおもらしはしてしまうけれど、子ども自身それが嫌で1カ月でおむつはずれができるようになる」というアドバイスがあり、3歳前の夏ごろそれを決行しました。 おむつもズボンもはかないことに対してはなんの抵抗も見せず、むしろ快適そうに過ごしていた息子でしたが、アドバイスとは裏腹に、2週間経っても3週間経っても自らトイレに行くことが成功することはなく、リビングでおもらしをしてしまうという日々が続きました。 日中はおむつからおむつパッドに変更家でのおもらしがまったくなくならないまま2カ月が過ぎたころ、少し肌寒くなってきました。そこで、何もはかないトレーニングは諦めて、おむつからおむつパッドに切り替えました。おむつパッドはおむつと違って、1回おしっこやうんちをしただけで子どもが不快感をおぼえると友人から聞いたからです。 トイレに行くことを促されると、タイミングが合えばトイレでおしっこやうんちをすることができるようにはなってはいましたが、自分ではタイミングが掴めていなかった息子。おむつパッドからおしっこが染み出すことが多々ありました。そうこうしているうちに、気づけばおむつはずれに1年以上かかっていました。私はストレスが溜まっていき、息子の失敗を責める回数も増えていきました。 ショッピングモールのトイレで怒りが爆発ある日ショッピングモール内で、おむつパッドからおしっこが染み出していることがわかり、急いでトイレに駆け込みました。1年以上のおむつはずれの失敗の日々にストレスが頂点に達していた私は、「なんでできないの! なんでわからないの!」と息子を責め立ててしまいました。 涙目で私の顔を見ながら、小さな声で「ごめんなさい……、ごめんなさい……」と謝り続ける息子。その言葉で私は、なんでこんなに小さな子どもを責めているんだろうとハッとしました。そして同時に息子の心を深く傷つけてしまったと後悔しました。 理由があったことを知って…幼稚園選びが始まったころ、ある幼稚園説明会で「おむつははずれていたほうが良いと思う親御さんが多いと思いますが、焦らないでください。このころはまだ膀胱が未発達な場合があって、本人ではどうしてもコントロールがきかないこともあるんですよ」ということを教えてもらいました。 息子は体も標準より小さかったのでこの説明はとても腑に落ちました。そして私は説明会後からは精神的にラクになっておもらしをしても責めることはまったくなくなりました。おもらしをしても怒られないことで息子もリラックスした様子になり、それから3カ月後のある日、突然トイレに完璧に行けるようになったのです。 息子の発達を見定めることなく、おむつはずしのトレーニングを1年以上強制したことは、親のエゴだったと反省しています。子育て中うまくいっていないときに、自分だけでなんとかしようと頑なになることは良くないことなのだと気づいた出来事。おむつが完全にはずれた3年たった今でも、思い出しては私は「ごめんね」と息子に思うのでした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:大井絵衣5歳男児の母。「楽しく子育てがしたい!」がモットー。台所育児を実践中で、息子が1歳のころから毎日夕飯を一緒に作るのが日課。自身の育児経験を中心に、子育て関連の記事を多く執筆中。
2022年05月04日私はワンオペで1歳と2歳の子どもたちを育てています。いまだに育児に余裕のないことも多く、2人の幼い子どもたちに振り回される毎日に疲れてしまうことも……。そんなとき、2歳の長女が私にかけてくれた言葉に感動したのです。 言葉の成長の早い長女2歳4カ月の長女は言葉の成長が早く、2歳になる前から3語文が出ていました。現在では、助詞や助動詞までじょうずに使って流暢にお話しします。そんな長女は時々うれしい言葉を投げかけてくれます。 ごはんを食べることの大好きな長女が食事中によく言ってくれる言葉は、「ママ、ごはんつくってくれてありがとね。みんなでたべるとおいしいね」という心温まるひと言です。しつこいくらい四六時中食べ物の話をしてくる長女ですが、しっかりと完食しそのひと言を言われると作り甲斐があるなと感じて、いつもうれしくなります。 泣いている次女に対しての言葉先日私が急性の腫物ができて、子どもたち2人を連れてクリニックで処置してもらったときのことです。局所麻酔が必要で少し時間もかかるので、子どもたちは病院のスタッフさんが見ていてくれて、私は隣の部屋で処置を受けることになりました。 その間人見知り時期の次女はずっと泣いていましたが、その横で長女が次女に「ママとなりにいるからね、だいじょうぶだよ。〇〇(長女)もいるよ、なかないで」とずっと励ましてくれていたのです。まだ2歳なのに妹に気づかいまでできるのかと感動しました。 極めつけのお礼普段はとっても手のかかる長女なのですが、しっかりお礼を言うこともできます。長女のお気に入りの毛布を洗濯すると、「うーんきもちい!! ぷっぷ(毛布)あらってくれてありがとね」と言ってくれました。 わが家では就寝前は絵本を読む習慣があり、いつものように絵本を読み終えると「いつもありがとう、ねんねしよ!」と。いつもありがとうと言われたときは正直驚いたものです。どこでそういう気づかいの言葉を覚えたのだろうと疑問に思いながらも、「こちらこそありがとう」と返事をしました。 長女の言葉の成長には日々驚かされます。同時に幼児2人のワンオペ育児で心身ともに疲れている私の心にとても響く言葉を言ってくれます。良いことも悪いこともたくさん吸収してしまうこの時期だからこそ、長女の個性を大切に今後も育てていきたいと思っています。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:雨宮春季13カ月差の年子姉妹、1歳児と2歳児の母。前職の看護師を辞めて現在は育児に専念中。次女が重くなってきて2人を連れての外出に限界を感じてきた今日この頃。最近は家に引きこもりがち。
2022年05月02日私には現在3人の子どもがいるのですが、2番目の子は3,950gのビッグベビーでした。3,950gの赤ちゃんだったと言うと、壮絶な出産を思い浮かべて「大変だったね」と声をかけてくれる方が多いのですが、実は3人のなかで一番ラクな出産だったのです。今回は、ビッグベビーの出産秘話についてお話しします。3,950gのビッグベビー誕生今から約5年前、27歳のときに出産予定日から4日遅れて3,950gのビッグベビーを出産しました。実際に陣痛がきたのが、出産当日の午前0時ごろ。ほんのちょっと陣痛がきているなという感じだったのですが、すでに10分間隔。しかし陣痛が弱かったので結局朝イチに病院へ行き、そのまま入院しました。 昼以降も弱い陣痛が続いてたのですが、19時ごろに急激な痛みが襲ってきて、一瞬でピークに達し、分娩の準備が始まったのです。それから1時間もしないうちに、つるんと出産しました。 ビッグベビーのお産が一番ラクだった!?実際の分娩時間は16時間ですが、陣痛のピークから出産までは1時間ほどでした。実は、妊婦健診ではビッグベビーと言われておらず、赤ちゃんの大きさは3,200gくらいとのことでした。 しかし出産前に助産師さんがおなかを触った際にパンパン具合を感じたらしく、「相当大きいかもね」と言われ、初めてビッグベビーかもしれないと知ることに。大変なお産になる覚悟をしたのですが、結果的には1人目や3人目のお産よりもスムーズでした。 一番上の子のときは子宮口が全開大にならないうえ、酸欠で酸素マスクを付けてのお産でしたし、3番目は子宮口が6cm開いてからの進みが遅く、全開大になるまで5時間くらいかかり体力は限界に……。ですから2番目はビッグベビーではあったけれど、3人のなかでは最もラクな出産だったのです。 ビッグベビーだったが会陰切開なしで出産3,950gの赤ちゃんを自然分娩したので会陰は自然に裂けてしまっていると思っていたのですが、ほぼ裂けずに出産できました。腟の内側が2か所裂けていたのですが、縫う場所ではなかったとのことでした。 自分でもびっくりしたので担当医に尋ねたところ、分娩時に会陰部分が柔らかく伸びるタイミングがあるそうです。うまいこと会陰が一番伸び切ったタイミングに合わせていきんだので、大きく裂けずに出産できたということでした。 「ビッグベビーだとお産大変だよね? すごいね!」と周りから褒められるのですが、尊い命が誕生するということは、どのような出産であっても命がけだと思います。私の場合は出産予定日が遅れたり、出産直前でおなかの赤ちゃんが大きいかもと言われて不安を感じたりもしましたが、比較的スムーズな出産となり本当によかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小西なつみ6歳と5歳の男の子と2歳の女の子を育てる3児の母。フリーライターとして活動しており、子育て関連や福祉関連を中心に執筆を手掛けている。
2022年05月02日わが家には4歳になる男女の双子がいます。子どもたちが3歳のとき、娘のひどい癇癪に悩まされていた時期がありました。イヤイヤ期は終わったはずなのに、ささいなきっかけでことあるごとに怒り出す娘。対応する私もだんだんと余裕がなくなり、娘にイライラするようになりました。次第に私は手のかからない息子の方に愛情を偏らせてしまうようになったのです……。 怒り出すと手が付けられなくなる娘娘が癇癪を起こすきっかけは、ほんのささいなものでした。お風呂に入るときにママと一緒に服を脱ぎたい(少しでも私が先に脱ぐと泣いて怒り出す)、見たい動画を間違って自分で消してしまい泣く、着替えを自分でしたいけれどうまくできず泣く、など……。 自分でしたことに自分で怒るので、こちらもどうしていいかわかりません。泣きだしたら吐くまで泣き止まず手が付けられなくなることも。本当だったら先回りしてやっておきたいことも、都度娘に確認しながら接するようになりました。 つい、娘と息子を比較してしまい…癇癪が続く毎日に疲れ、次第に私も小さいことでイライラするようになりました。娘をかわいいとも思えなくなり、泣き出すとすぐに怒ってしまったり、放っておくように。そんな対応は良くないとわかりながらも、娘に八つ当たりされる私のイライラをコントロールできませんでした。 一方で双子の息子は大泣きしてもすぐにケロッと気分を切り替えます。娘と比較するととてもラクなので、次第に息子のほうばかりに愛情が偏るように。娘は一度気分を損ねるといつまでも引きずるので、この癇癪も女の子特有のものなのかなと考えていました。 癇癪は娘のSOS?そんなある日、同じように娘の癇癪に悩まされているママ友から本を借りました。Highly Sensitive Child(HSC)の本で、生まれつき敏感で繊細な子どものことが書かれていました。娘がHSCなのかはわかりません。でも多くの特徴が該当していました。 不安感が強く変化に苦手な性格の彼女は、癇癪としてSOSを出していたのかもしれません。その本を読んでからは、HSCかどうかに関わらず、「一番つらいのは本人なのかもしれない」と娘の視点で考えられるようになりました。 本当にごめんねと反省それからは娘が癇癪を起こしても、落ち着くまで抱きしめてあげることにしました。イライラする気持ちをグッとこらえ、「娘が一番大変なんだ」と私自身に言い聞かせるように。そうしているうちに娘の感情の起伏も落ち着き、数週間もすれば癇癪はほとんどなくなりました。結局は私の受け止め方が、娘の癇癪を悪化させていたのだなと反省しました。 今ではすっかり癇癪もなくなり、「ママ、だーいすき!」とくっついてくるようになりました。ひどかった癇癪も、私を困らせたいのではなく、「ママが大好きだから、受け止めてもらいたい」という気持ちから起こっていたのだと思います。そんなまっすぐな愛情に気が付かなくて、本当にごめんねと反省した経験でした。もちろん今は娘も息子も同じように愛情をたっぷり注いで育てています。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:村上 素子4歳の男女双子のママ。ドタバタな育児生活と並行し、フリーライターとして活動中。
2022年05月01日赤ちゃんがこんな行動していたけど、これってうちだけ……?など、赤ちゃんのその時期の発育や発達は気になることが多いもの。そこで月齢別に赤ちゃんたちの様子やしぐさを紹介します! 生後3カ月になると、首がしっかりしてきて、活動量が増えたり、表情もますます豊かになってきて、日々の成長を感じているのでは? 生後3カ月赤ちゃんの様子やしぐさをまとめてみました。低月齢ならではの、かわいいしぐさに思わずにやけちゃいますよ! 3カ月ちゃんってどんな感じ?首がしっかりとしてきます。うつぶせにすると腕で体を支えながら、少し頭を持ち上げられるようになってきます。また、手指の機能も発達するので、握りやすく軽い物なら、少し持っていられるようにも。 運動面だけでなく、心のほうもグンと成長し、気持ちいい、楽しいときは声を出して笑ったり、気に入らないことや、不快なことがあると大声で泣いたりするなど感情表現も豊かに。ママが語りかけると反応するようになる子も出てきます。また、自分の手足をなめたり、キョロキョロしたり、自分の体や周囲に興味を持つようにもなります。 この時期特有のしぐさ&行動って?動画で見られた生後3カ月ちゃんたちのしぐさや行動を解説します。 「うつぶせ」首の筋肉が発達してきて、頭を持ち上げようとすることも。ただし、うつぶせ遊びをするのは、赤ちゃんのご機嫌がよく、必ずママが目の前にいてあげられる間だけに。時間は月齢×10分が1日の目安ですが、小分けでもOKです。 「クーイング」泣き声や叫び声と違って、赤ちゃんが機嫌のよいときに舌を使わない「あー」「うー」「くー」などといったやさしい声を発するようになることを言います。赤ちゃんが成長して、のどの形に変化が表れて出る声と言われていて、言葉の発達の始まりです。始まるのは早い赤ちゃんは生後1カ月ごろ、通常は生後2〜3カ月ごろと言われています。そして、生後6カ月ごろに「あーあーあー」「だーだーだー」「バブバブ」などとった多音節から始まる「喃語(なんご)」というものが始まると、自然としなくなります。 「手で物をつかむ」周囲の物に興味を示すように。気になった物に手を伸ばし、短い間ならつかめるように。 「寝返り」足腰の力がついてきて、多くは生後5カ月ごろですが、早い子は寝返りをする子も。ただしまだ自分では腕を抜いたり、元に戻ることができません。寝返りをしていたらサポートしてあげましょう。 「指しゃぶり」自分の手に興味を持ち、口に入れて確認しようとします。指でなくこぶしをしゃぶる赤ちゃんも。 心と体、どちらもグンと成長する時期です。発育・発達にも個人差が出てきます。他の子と比べてうちの子はまだしない、と思っても焦らず、わが子の成長を見守ってあげましょう。この時期は周囲に興味も出てくるので、ママはたくさん声かけをしてあげると良いでしょう。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年04月30日2歳7カ月と生後6カ月の男の子を育てている私は、最近地元の子育てサークルに参加し始めました。子育てサークルには保育士さんが1人と毎回約5家族ほどのママと子どもが2時間一緒に遊んで過ごします。いろいろな家庭がいて、子どもの性格もさまざま。私はアグレッシブなほかの子どもの様子を見ると、「息子たちに悪い影響を与えないだろうか」と不安になってしまいました……。 サークルへ行くと…来年幼稚園に入る予定の長男は超人見知り。私は社交性を身につけてほしいと思い、地元の子育てサークルに通い始めました。サークル初日、私は子どもたちのアグレッシブな姿にビックリ! おもちゃをひとり占めにする子や、走り回っていてママの言うことを一切聞かない子たち……。さらに驚いたのは、ママが子どもへ真剣に注意しないことだったのです。私は、そんなあまりの自由な環境に驚き戸惑いました。 大喜びの息子たちと私の不安それでも息子たちは、たくさんの子どもたちと同じ空間で遊べることをとても楽しんでいました。新しいおもちゃを触ったり、お絵描きをしたり、歌ったり。特に長男は、サークルに通い始めて3日で人見知りが治ったと思うくらい性格に変化が見られていたのです。 私は、その姿を見ると「サークルにきてよかった!」と思う反面、「息子たちがほかの子どもの良くない行動をまねしないかな」と不安を抱くようになっていきました。 保育士さんの言葉ある日、私は思い切って保育士さんに悩みを相談することにしました。すると保育士さんは、「ほかの子どがやっていることをお子さんが興味本位でまねるのは自然なこと。もしそれが悪い行動だったとしても、そこで絶対的な存在のママが注意すればお子さんはまねをやめます。そして、幼稚園へ行っても良いか悪いか自分で判断できるようになります」と言ってくれました。それを聞いて私は安心できたのです。 サークルを楽しんでいる息子たちと反して不安は募るばかりだった私。保育士さんの言葉を聞いて私は救われる思いでした。「自分の信じる方法で育てれば、子どもはしっかり良し悪しを判断していきますよ」と声をかけてもらい、私は勇気づけられたのです。私自身、毎日息子たちに教えてもらうことが多く、息子たちと一緒に学んでいけたらと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2022年04月30日止まらない、娘のおしゃべり。広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)のある娘は、小学4年生ごろから反抗的で発言と行動の矛盾が多くなりました。発達検査を前に、久しぶりに発達外来を受診することになったため、私は娘の行動の原因と、その対策を聞いてみることにしました。待ちに待った発達外来の診察日。担当は、今までの先生とは違う方でした。聞きたいことが山ほどある!私は、早く聞きたくてうずうずしていたのですが…Upload By SAKURA先生と娘の話がなかなか終わらない!定期的に受診していた小学2年生のころは、先生に聞かれたことしか答えなかった娘でしたが、小学5年生になり、言葉も成長していた娘のおしゃべりは、なかなか止まりませんでした。いつもと違った診察の方法に動揺!先生と娘だけの話が始まって15分ほど経ったころ、ようやく私に話がふられました。いつもなら最初、先生と娘が話をし、それが終わると、娘の相手をする看護師さんがやってきます。娘の様子や困りごとなどの話をするときは、先生と私だけです。娘が、私たちの話を聞くことはありません。しかし今回は…Upload By SAKURAなぜか先生は、娘の相手をするために来た看護師さんを、退出させました。話を始めようにも、娘がいる…話を聞かれたくない…私が、「できれば娘のいないところで話したいのですが…」と言うと先生は、『話してどうぞ』というジェスチャーをしていました。仕方なく私は、娘がいるため、言葉を選びながら、最近の様子を話しました。Upload By SAKURA最初はなるべく、娘が分かりにくいような言い回しを選んでいたのですが、途中私が気持ちをおさえられなくなってしまい、娘の前で愚痴のような内容になってしまいました。娘は、私に悪口を言われたとショックを受け、隣で泣いてしまいました。久しぶりに近づいた、娘との心の距離。だから聞かれたくなかったのに…私は娘に対して申し訳なく思い、同時に先生に対して、疑問を持ちました。すると、先生は…Upload By SAKURA先生から直接聞いた訳ではないので、ここからは私の予想ですが…先生は話を聞き始めたとき、私と娘の間の不穏な空気を感じ取ったのかもしれません。娘の話からも、矛盾感を感じ取った…。だから、私の話をあえて娘に聞かせるため、同席させたのかもしれません。何ヶ月もピリピリした状態が続いていた私と娘の心の距離が、久しぶりに近づいた気がしました。原因は、「自立心」と「自立力」のバランス?それから先生は、娘の発言と行動の矛盾の原因を話し始めました。Upload By SAKURAこの説明には、目からうろこでした。今まで、矛盾を感じていた娘の行動すべてが、理解できました。今の娘に必要なこと。娘の行動の理由は分かった…しかし、私が知りたいのは、この状態を改善する方法があるかどうかでした。Upload By SAKURAその方法とは、娘に決めさせる…?先生の言った方法は、「あーさんに、選択も結果も全て委ねる」というものでした。Upload By SAKURA次のステップへ。私は、いつも娘がパニックにならないよう、失敗しないよう、いろんなことを先回りして声かけをしていました。「○○しないと、~になっちゃうよ」「先に○○したら?」「忘れ物ない?」など、娘がスムーズに過ごせるように、良かれと思ってしていたことでした。これは私が娘の発達に問題があると分かってから、歩んできた日々の中で、言うなれば自然と身につき、染みついて離れなくなっているような…私のスキルのようなものでした。Upload By SAKURA娘がパニックを起こさないため、私が先回りしての声かけは、今の娘には不必要な支援だったのです。私は、いつまでも娘が幼くて、パニックを起こして泣いていると、思い込んでいたのかもしれません。「次のステップへ」という言葉は私の中で、区切りのように感じたのです。Upload By SAKURA執筆/SAKURA(監修:三木先生より)ご本人を場から外さないことも含めて、ちゃんと「あなたのテーマだからね」ということを明示してくださる先生なんですね。そういうメッセージも「本人のテーマを本人が扱う」ためのステップとして、素晴らしいと思います。
2022年04月27日私には3歳になる長男がいるのですが、これまでの育児で後悔していることがあります。それは「もし長男がいなくなったら」という気持ちが大きく、長男がひとりでできそうなことなのに何でも私がしてあげてしまったことです。それが長男にとってよかったことなのか今でも不安になることもあります。 初めての育児で参考にしたインスタグラム初めての育児で悪戦苦闘しながらも、よく参考に見ていたのは同じくらいの子どもをもつママインスタグラマーさんの投稿でした。母や義母や友人に聞きたいけれど聞くまでもないかな……というちょっとした悩み事は、インスタグラムに答えがあることが多かったのです! 手っ取り早く解決法を知りたいという思いもあって私はインスタグラム信者になり、暇さえあればインスタグラムを見ている……なんてことが多かった気がします。 あるインスタグラムの投稿に衝撃を受けて長男が生後8カ月になりハイハイをできるようになって間もないころ、インスタグラムを眺めていて自分の考えが変わる投稿を見かけました。それは、子どもを幼くして亡くしてしまったという親御さんの投稿です。私は「自分の息子がもしいなくなったら……」と自分のことのように置き換えて考えてしまい、長男のことがますます愛おしくなりました。 それからというものの、長男のためと思い、何から何までしてあげていたように感じます。せっかく長男が動けるようになって行動範囲が広がってきたのに、私はすぐに手を貸してしまったり、危険そうだったら行動を止めてしまったり、長男の行動を妨げてばかりでした。 手伝ってもらうことが当たり前な長男現在3歳になった長男は同じ月齢の子と比べて、ひとりでできることが少ないような気がします。ごはんを食べることもズボンをはくこともできないし、公園で遊ぶときも、怖がってなかなかひとりで滑り台を滑れないことがあります。 これは本人の性格もあるのかもしれませんが、私がサポートし過ぎた結果、長男の可能性を狭めてしまったように感じます。もう少し、いい意味で適当に育ててもよかったのかもしれません。 長男に対しこれまで私がしてあげたことは変えられませんが、これから私がすべきことは「手伝ってあげることより見守ること」だなと思いました。そんなこんなで現在3歳になった長男は、4月から幼稚園に入園です。幼稚園に通うことで、新たな経験を積んで成長してくれることを願うばかり。そして何より健康で大きくなることを祈っています! 監修/助産師REIKO著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年04月08日妊娠32週で生まれた娘は低出生体重児でしたが、生後2カ月を過ぎたころには体重が成長曲線内に入るようになりました。それでも離乳食の開始は、修正月齢で始めるよう医師から言われていました。しかし、娘が食べたそうにしていたこともあり、少し早めに離乳食を始めることにしたのですが……。 離乳食は修正月齢で始めるように言われる娘は早産で生まれ、体重は2,047gの低出生体重児でした。生後は入院していましたが1カ月ほどで退院し、育児用ミルクをよく飲んでくれました。生後2カ月を過ぎると、体重は誕生日を起点とした通常の月齢で見ても成長曲線内に入るほどに。さらに生後4カ月になると成長曲線のど真ん中まで成長! 早産だったとは思えないほどふっくらした娘を見るとうれしくなりました。しかし定期的に通っていた発達外来で医師から、「育児用ミルクでしっかり栄養がとれるから離乳食は急がなくて大丈夫。どうしても家族が食べているのを見て食べたがる、とかでなければ修正月齢の5、6カ月から始めましょう」と言われていました。 ※修正月齢:もともとの出産予定日から数えた月齢 食べたそう!…始めちゃえ!!医師からは離乳食はまだ始めないようにと言われたものの、家族で食事をするのをじーっと見つめる娘の姿を見ると、食べたそうに見える……。そう思った私は、「正期産と言われる妊娠37週で生まれたと仮定して、生後5カ月」、つまり修正月齢の5カ月よりも早いタイミングで離乳食を始めてみることにしました。 お粥を初めて食べた娘は「ん? なんだコレは??」という表情で、なんともかわいかったです。 食べない&うんちが真っ黒に!!離乳食を始めてお粥、野菜と食べる種類と量を少しずつ増やしてみましたが、娘はなかなか食べません。最初はこんなものかな……と考えていましたが、離乳食開始から半月ほど経った日、うんちの色が真っ黒になってしまったのです! 慌てて母子健康手帳のカラーページにあるうんちの色の見本と見比べても、一番濃い色よりも真っ黒。すぐにおむつを持って小児科に行きました。医師からは、黒く見えるが濃い緑で、内臓系の血で黒くなっているというわけではないので問題ないと説明されました。ただおなかの音を聞くとグルグル鳴っているので、胃腸炎の可能性もあるとのこと。そのため娘のおなかの調子が落ち着くまで、離乳食はいったんお休みすることにしました。 離乳食を再開すると離乳食をお休みして1週間、娘の体調も安定したので離乳食を再開することに。そのとき娘は「修正月齢で見て、間もなく6カ月」でした。すると娘は離乳食をぱっくん、もぐもぐ。以前よりも食べる量が格段に増えました。 また、手で離乳食を引き寄せようとしたり口を開けて待っているなど、自分から欲しがる姿勢が見られ食べる意欲が出てきました。 早めに離乳食を始めて娘は体調を崩してしまったのかもしれません。体重は増えてきても早産だったため、体の中はまだ食べる準備ができていなかったのだと反省しました。現在娘は生後8カ月ですが、おいしそうに食べる姿はとてもほほえましいです。今後も焦ることなく娘のペースに合わせて、楽しく食べることを大切に離乳食を進めていきたいと思っています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:森まり子1歳3カ月差の兄妹ママで、長女は妊娠32週で生まれた低出生体重児。本業は育休中で、現在は子育てをしながらライターとして子育て・共働きに関する体験談や、ママ向けの記事を中心に執筆している。
2022年04月05日保育士の中田馨さんが、子どもの成長や発達について教えてくれました。「うちの子は子こだわり強め?」「わがままなの?」とお悩みのママやパパは必見!ぜひ参考にしてくださいね! こんにちは!保育士の中田馨です。子どもが成長するにつれ「アレ?」と心配になることも出てきますよね。子どものこだわりの強さを感じ始める、1歳半を過ぎたころだと、例えば「子どもが〜したい!」と言ってなかなか譲らない。「これってわがまま?」「うちの子、こだわりが強いんじゃない?」と感じること、ありませんか?実はこれ、ただわがままを言っているわけではないんです。子どもなりに理由があって、こだわりが強い子もいるんです。今回は、子どもの「こだわり」とその付き合い方についてお話しします。実はNGな対処法していませんか? 1歳半~3歳ごろのこだわりは、自立への第一歩皆さんのお子さんは、どんなこだわりを持っていますか? ・いつもと同じ手順が大切(手の洗い方、ご飯の食べ方、服の着方など)・いつも同じ服、靴下、帽子、かばんなどを持ち(着)たがる・白ご飯しか食べない(逆におかずしか食べない)・出かけるときは、リュックにおもちゃをパンパンにして持っていく(外で出すことはない)・バスやエレベーターのボタンは、必ず自分が押すなど 例を挙げれば、数限りなくありそうですね。このこだわりを「今日は時間がないから」などと言ってさせなかったら最後。かんしゃくを起して泣き叫ぶというお子さまもいることでしょう。「こんなにこだわりが強くて、うちの子大丈夫かな?」「お友達の○○ちゃんは、こんな感じじゃないのに」と感じることもあるかと思います。この「子どものこだわり」ですが、一見ややこしく、大人を困らせるようにも見えますが「ボク(ワタシ)は、自立したいんだ!」と言う気持ちの表れです。つまり、子どもが成長発達している!ということなのですね。 子どものこだわりとの付き合い方(理解編)子どものこだわりは「今、これが気になるんだ!好きなんだ!」という好奇心の表れなので、「じっくりと付き合う」ことが基本になります。まずは、子どものこだわりを「理解」することが大切です。 例えば「いつもと同じ手順が大切(手の洗い方、ご飯の食べ方、服の着方など)」という子どもの場合、この手順が狂うと不安になってしまいます。ですので、この手順をできる限りいつもと同じにします。私の保育所には、食後は「ごちそうさまでした」と言う→タオルハンカチで顔と手を拭く→食事用エプロンとタオルハンカチをかごに入れる。という流れが狂うと不安になる子がいます。この場合、先生(周りにいる大人)がこの「こだわり(ルール)」を分かっていれば、その流れ通りに手順を踏むことを心がければ良いのです。 しかし、先生やママ・パパがこのことを分かっていなければ、なぜ子どもが泣き出したのかもわからないかもしれません。子どものこだわりをじっくり観察して、何を大切にしているかを理解することが重要です。 子どものこだわりとの付き合い方(メリハリ編)子どものこだわりには「じっくりと付き合う」が基本になります。と言われても、毎日どんなときも、このこだわりにゆったりとお付き合いできるほど大人も時間があるわけではありません。子どものこだわりへのメリハリが必要になります。 物事だったり、そのときの状況だったりで変わってくると思いますが、子どものこだわりの中で、ママやパパが「待てる(OK)」ものと、「待てない(NG)」ものがきっとあると思います。例えば「バスやエレベーターのボタンは、必ず自分が押す」というこだわりがある場合、時間に余裕があり、他に誰もいなければ「OK」ですが、他人がいてその人を待たせるようなことになりそうなら「NG」です。そのため、あらかじめ「○○ちゃんがエレベーターのボタンを押すのは、他の人がいないときね」と言うルールを決めておくのです。 こだわりを思う存分発揮してよいときと、そうでないときのメリハリは大切です。 こだわりが強くてかんしゃくを起こしたときの解決策は、「共感」と「お願い」子どもがこだわりの強さからかんしゃくを起こしたら、本当に困ってしまいます。我が家は娘が、なかなかのかんしゃくちゃんだったので、その苦労はよく分かります。まず、かんしゃくを起こしたときの子どもは、周りの大人の声が全くと言っていいほど届きません。「ボク(ワタシ)は、コレがしたかったんだ~!!」を全身全霊で訴えているのですから。 かんしゃくを起こしたときにはまず、子どもを安全なところに移動させ、ある程度の時間かんしゃくを起こさせてあげましょう。そのときは「そんなこと言っても、もうお出かけの時間なんだからね!」という大人の理論は横に置いて、「そうかそうか。○○がしたかったんだね。ママは分かってるよ」と共感の声かけをします。抱っこできるのなら抱きしめて共感を言い続け、少し落ち着いたところで「ママ、○○ちゃんとお出かけしたいんだけど、靴下はいてほしいな」と、ママがしてほしいことをお願いします。 この方法で、わが子と保育所の子どもたちのかんしゃくは、比較的短い時間で収まります。一度、試してみてください。 子どものこだわりの強さに手を焼いている場合は、市の発達相談や健診時に、保健師や医師に相談してみてください。何か、新たなヒントをもらえるかもしれません。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2022年03月31日息子が通う保育園は、子どもの自立に力を入れています。息子は2歳児クラスですが、着替え、食事、荷物の支度などをひとりでしなくてはなりません。生活における先生の介助はほぼないのです。息子はひとりでできましたが、ある日「保育園に行かない!」と言い出したのです。そこで私はその理由を探りました。すると……。 「保育園に行かない!」何が嫌か聞くと…2歳児クラスにあがって半年ほど経ったとき、先生から息子がクラスのペースについていけていないことを知らされました。ごはんを食べるスピードが遅い、着替えが遅い、トイレを済ませるのが遅いなどです。当時の先生は息子がこれらのことを「できない」と思っていて、家庭で練習するように言われました。 息子はそのころ、毎朝「保育園に行かない」と泣いていました。理由を聞いてもあいまいでしたが、「保育園で何をするのが嫌?」と具体的に聞いてみると「早くするのが嫌」とのこと。やはりクラスのみんなについていけず、さらに先生の声かけをプレッシャーに感じているようでした。 先生へ伝えた親の気持ち私はマイペースであることは「個性」だと思っています。一方で集団生活において協調性が大切なこともわかっています。なんでも早くできるほうが優秀で成長していると捉えられることもありますが、急かして育てたくないと思った私は先生と話をすることに。そして私は以下のことを先生にお伝えしました。・「できない」のではなく「できるけど遅い」こと・マイペースは個性だと思っていること・家庭でもスピードアップは心がけるが、成長は長期的に見ていただきたいことすると先生からは、「まずは急かす声かけをせずに見守ってみます」と言っていただけました。 3歳児クラスになったいまは…先生と話したあと、保育園では息子がただダラダラしているときはご指導いただき、一生懸命に何かに取り組んでいるときは急かす声かけをせず、見守ってくれているようでした。1カ月ほど経ったとき、先生から息子について「時間がかかるだけで、食事も着替えもひとりでできますね」と言っていただけてひと安心。 また私も家庭では、着替え競争をして早く着替えたほうが勝ち! というゲームをしたり、食事は集中できるようにテレビを消しておもちゃが見えないようにしたりと、息子の個性を尊重しつつスピードアップできるよう工夫を重ねました。 3歳児クラスになったいまも引き続き対応していただいています。保育園ではあまり急かされなくなり、息子は「保育園が楽しい」と言うようになりました。毎朝泣くこともありません。先生に親としての気持ちを伝えてよかったです。保育園任せや家庭任せではなく、双方が一体となってみんなで子どもを育てる環境はやはりいいなと思っています。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2022年03月31日わが家では、ママである私の話す言葉の理解ができない新生児期から話しかけの1つとして、娘に1から10までお風呂で数えることを始めました。娘が2歳になった今でも続けていて、2歳になったころからひとりで数えられるようにもなりました。この習慣が話しかけの1つだけでなく、イヤイヤ期の育児やお友だちとの交流で大きく役に立つこととなったのです。どんな場面で役に立ったかをお話しします。 新生児期からの習慣新生児期は、ママである私の話す言葉は理解できないかもしれないと思っていましたが、とにかく娘に話しかけることを意識して生活していました。 言葉の発達に効果的という話も聞いたことがありましたが、それ以前に目もしっかり見えていない世界で音や声のない生活は私なら不安なので、「この子もそう感じるのでは」と思いなるべく娘に声かけをおこなう生活。お風呂のときも「10を数えたらあがろうね」。と声をかけて10まで数えてから沐浴を終えるようにしていました。 イヤイヤ期での活躍毎日お風呂で1から10まで数えるようにしていたからか、娘は1歳になるころには自分で数えることはできなくとも、数への理解はできるようになっていました。1歳7カ月ごろイヤイヤ期になっても、「10を数えたらおしまいね」という指示が理解できるおかげでうまく対処ができたのです。 お友だちと、遊具を取り合いにならないように、「10まで遊んで代わろうね」と具体的な指示をあらかじめ出しておくとさらに効果的でした。 自分で数えることで得られる効果2歳になった今、娘は自分で1から10まで数えられるようになりました。今までは私が介入しないとだめだったお友だちとの取り合いも、自分で10まで数えてから相手に「代わって」と伝えてみて、娘なりに解決する努力ができるようになりました。 「まだお風呂に入りたくない!」と娘に言われた日には、「10秒数えてみて、それまで遊んでいいよ」と伝えると、ママである私が数えるより自分で数えたほうが納得するようで、すんなりお風呂に入ってくれるようになったのです。 娘が生まれてから何気なく始めて2年続けてきた、お風呂を上がる前の10秒カウント。0歳では話しかけとして、1歳ではイヤイヤ期対策、2歳でもイヤイヤ期対策やお友だちとの交流にとても役立ちました。お風呂でできる簡単なことなので、続けてきてよかったと感じています。 監修/助産師REIKO著者:伊藤あいり2歳の女の子と0歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年03月29日とにかく離乳食を食べてくれなかった第1子の長女。それに対し、2年後に生まれた次女は離乳食を毎日もりもりと食べてくれました。最初は「子どもによって違うんだなぁ」と感じていた私ですが、あるとき次女のスプーンを洗っていてあることに気づいたのです。 ヘラみたいな次女のスプーン次女のスプーンは出産祝いでいただいたもので、木製ですくう部分が浅くヘラのような形をしていました。離乳食をすくったときもほぼスプーンに「のっている」だけの状態なので、次女の口に入れて引き抜くと離乳食はほとんど残っていません。 しかし、長女の離乳食のとき使っていたスプーンは子どもの口に合わせた細い形状でしたが、すくう部分が深かったので長女の口に入れて引き抜いても離乳食がスプーンに残っていることがよくありました。 嫌だったのは離乳食じゃなくスプーン?長女は私が指でつまんで与えた焼き芋や手づかみ食は比較的よく食べてくれていましたが、どろどろの離乳食はほとんど食べませんでした。当時は「どろどろの食べ物が苦手なんだな」と思っていましたが、本当はスプーンが嫌だったのかもしれません。 あのスプーンでは、口が未発達な赤ちゃんだとほとんど離乳食を味わえていなかったのではないかと思うのです。私的には「離乳食を与えている」つもりでしたが、長女からすれば「よくわからない棒を口に出し入れされている」だけだったのではないかと考えたりもします。 時すでに遅し…だけど次女のスプーンを洗いながら長女の離乳食期を思い出し、「ごめんね」という気持ちでいっぱいになりましたが、もう長女の離乳食期は戻ってこないのでどうしようもありません。長女がその後ほとんど好き嫌いをせず、元気に育っているのが何よりの救いです。 ちなみに、その後出産した第3子の長男の離乳食期には次女と同じようなヘラのような形のスプーンを買って使ってみましたが、次女と同様によく食べてくれました。性格もバラバラな3人なので、長女も同じスプーンだったら離乳食を食べてくれたとは限らないのですが、あのころは本当に食べてくれないことに悩んでいたのでどうしても少し後悔してしまいます。 長女の離乳食期は「おいしくないから食べてくれないのだ」と思い込んでいましたが、本当は離乳食そのものではなくスプーンが原因だったのかもしれません。赤ちゃんであってもこだわりがあり、一筋縄ではいかないことを学んだ出来事です。 監修/助産師REIKO著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年03月27日2歳半にして、お話しが大好きな長女。里帰り出産で実家に帰って祖父母と過ごすようになってから、さらに言葉が上達しました。しかし2人目を出産してしばらくすると、長女に吃音がみられるようになったのです。 2人目出産のため長女を連れて実家へ長女が2歳半のころ、2人目の里帰り出産で4カ月ほど実家で過ごしました。保育園の同じクラスの子たちのなかでも言葉の発達が早く、おしゃべりが大好きな長女。 しばらく実家で祖父母と過ごすようになり、さらに言葉が上達! あいさつはもちろん「(ごはんを)おさきにいただきます〜」など、たまに大人びた言葉を使い周りのみんなを驚かせるように。かんたんな会話が成立するようになってきて、成長を感じ微笑ましく思っていました。 長女に起きた異変2人目が生まれ、イヤイヤ期と赤ちゃん返りが同時にきた長女。言葉でも自己主張をはっきり伝えてくるようになりました。「寂しさからくるのだろう」と理解するものの、寝不足や赤ちゃんのお世話が忙しくイライラが募って、つい怒ってしまう日々……。 そんなある日、長女の話し方が「あ、あ、あのね」のように、話し始める最初の単語を繰り返していることに気づいたのです。私はびっくりしたのと同時に、もしかして、私が怒り過ぎているからではないかと思ってしまい、落ち込みました。怒り過ぎたことを後悔し、長女が寝いているときに泣きながら謝ることもありました。 小児科で相談したところ…心配で小児科の先生にも相談したところ、「注意したり無理に治させようとしないでください。まだ言葉の発達途中の段階なので、親が神経質にならなくてもいいですよ。親の育て方は関係ありません。」と言われました。少し安堵しつつ様子をよく見てみると、歌っているときやゆったり過ごしているときは、言葉がつまったりすることはありません。大人の会話に無理やり入ってくるときや、早く話したいときなどは、スムーズに言葉が出てこないことがあるようです。忙しくてもなるべく顔を見て、話をじっくり聞いて長女との会話を楽しむように過ごすよう心がけることにしました。 長女が言葉を詰まらせる様子に気づいたときは心配で不安でした。今は、親である私が神経質になるほうが良くないと思い、寝る前には「大好き!」とぎゅーっと抱きしめ愛情表現を怠らず、普段通り接しています。現在、3歳半を過ぎた長女は、あまり言葉を詰まらせることはなくなってきました。このまま言葉を習得していくにつれて治っていくといいなと思っています。 ※子どもの吃音(きつおん)の原因は特定されていません。また、親の育て方は関係ないと言われています。言葉が発達する2歳~4歳ごろに起こることがありますが、成長するにしたがって自然に治っていくことも多いです。子どもに吃音がみられたときは、「ゆっくり言ってごらん」などの、症状を指摘するようなことは避けましょう。親や周囲の人が子どもの話にしっかりと耳を傾け、最後まで遮らずに、楽しそうに聞く姿勢を見せることが大切です。話しやすい環境を作ったり、ゆっくりと話をしてあげて、子どもの自信を高めてあげてください。心配なときやは治らない場合は小児科や地域の発達相談など専門家に相談しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:桜井りこ2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2022年03月23日長男が1歳だったころの話です。息子は1歳になってすぐ卒乳をし、夜間に目を覚ますことが少なくなりました。それをきっかけに生活リズムを整えることを徹底。すると、片付けや着替えなど、息子が自主的に動いてくれるようになりました。そのときの体験談をお話しします。 生活リズムを整え始めたきっかけ現在7歳の息子は、生後4カ月のときに熱性けいれんを起こして入院したのですが、それをきっかけに私は健康に対してとても神経質に考えるようになりました。そこで一番意識したのが、生活リズムを整えるということ。 生活リズムを整えることで少しでも健康的に過ごすことができるのではないかと考えました。そして実際に生活リズムを整え始めたのが、長男が1歳になってすぐのころ。卒乳を機に朝までしっかりと寝てくれるようになったので、1日のタイムスケジュールを分刻みで決めるようになりました。 分刻みのスケジュール私が決めた生活リズムは、起床時間や食事の時間、昼寝の時間、おやつの時間、テレビの時間、お風呂の時間など。 基本的にどれも分刻みで決めていたので、夫からは「やりすぎ。俺まで好きな時間にテレビを見られないとかあり得ないから」と嫌な顔をされていました。でも私は「慣れれば普通になるから」と夫を説得し、なんとか私が決めた生活リズムに付き合ってもらっていました。 慣れるまでの苦悩生活リズムを整え始めたころは、とにかく慣れるまでが大変でした。特に私は早起きが苦手で、子どもを産むまではお昼ごろまで寝ていることもしばしば。でも起床時間を守らなければ朝食の時間や昼寝の時間など、その日の生活リズムがすべてズレてしまうので、なんとか自分を奮い立たせて起きるようにしていました。 夫はテレビが大好きなので、食事をしながらテレビを見られないことにストレスを感じているようでした。しかし食事のときにテレビをつけていると息子が集中できないのもわかっていたようで、テレビを見る時間も私が決めたスケジュールに合わせてくれるように。そしてなんとか毎日の生活リズムを守っていくうちに、私も夫もそれが当たり前のように変化していきました。 生活リズムの確立で得られたこと生活リズムを守るようにしてから1年、もともとは健康のために考えたことでしたが、私は健康面よりも、ほかの部分に効果を感じていました。それは、息子が自主的に動いてくれるようになったことです。 例えば、午前のお昼寝のあとは昼食だとわかっているので、自分でエプロンを出してきて椅子に座ったり、おやつの前には自分からおもちゃを片付けたり。こちらから言わなくても自分で動き始めてくれるので、親としてもすごくラクになっていました。 生活リズムを分刻みで整え始めたころは、しんどいなと感じることも多かったです。ですが慣れてしまえば面倒にも感じず、むしろ1日がスムーズに終わるので、次男が生まれた今でも生活リズムは整えています。あれだけ嫌がっていた夫も、今では子どもたちが不在のときですらテレビをつけなくなりました。 監修/助産師REIKO著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年03月20日生まれたばかりの赤ちゃんはあまりまだ表情がありません。でも、時折まるで笑っているような表情を見せることがあります。これは「新生児微笑」と呼ばれるもので、反射の1つです。赤ちゃんの意思に関係なく、口角が引き上げられるような動きをすることがあり、そのときに笑ったような表情になるのです。「自発的微笑」とも呼ばれています。また、口角と一緒に頬も上がることがあり、ごくたまにですが、口を開けたり、声を出す「自発笑い」が見られることもあります。生後0~1カ月ごろ特有の貴重なものなのです。 胎内でも実は起っている!?この新生児微笑は、眠っているときやウトウトと眠りに落ちそうになっているときに多く、生後0カ月~4カ月ごろまでに見られます。たまに1歳前後でも睡眠中に見られることも。また、妊娠22~26週ごろにおなかの中の赤ちゃんでも見られることがあります。とはいえ、生後1~2カ月ごろからは、あやされたり人の顔に反応して笑う「社会的微笑」も増えてきますので、この「新生児微笑」は新生児期の貴重な表情とも言えます。 ママやパパとわかって笑うようになるのは?ママやパパなど特定の人を認識して笑うようになるのはまだもう少し先。個人差はありますが。生後8カ月ぐらいに見られるようになります。同時にママへ愛着が強くなるので、「人見知り」やママが見えなくなると泣きながら追いかける「後追い」も激しくなっていきます。 やさしく微笑む新生児ちゃんは最も育児が大変とも思える新生児期のママへのプレゼントかも。この時期特有の表情だけに、見かけたら、ぜひ動画や画像などに残しておきたいですね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年03月16日赤ちゃんが生後1カ月ごろになると「あー」「くー」などおしゃべりをするように。どんなときに? どんなふうに? いつまでするの? みんなの様子とともに解説します! 赤ちゃんがご機嫌なときに「あー」「くー」などの言葉を発するようになります。これは「クーイング」と呼ばれ、赤ちゃんが成長して、のどの形に変化が表れて出る声と言われています。実はこれは言葉の発達の始まりなのです。 1カ月ごろから5カ月ごろまでの期間限定!?「クーイング」が始まるのは早い赤ちゃんは生後1カ月ごろ、通常は生後2〜3カ月ごろと言われています。そして、生後6カ月ごろに「あーあーあー」「だーだーだー」「バブバブ」などといった多音節から始まる「喃語(なんご)」というものが始まると、自然としなくなります。 生後3カ月を過ぎても「クーイング」が始まらないと言葉の発達が遅れていると心配になってしまうかもしれません。でも、成長には個人差がありますから、遅いからと言って心配し過ぎないようにしましょう。このクーイングは赤ちゃんがご機嫌なときに発するので、ママやパパは赤ちゃんにたくさんスキンシップしながら声をかけてみてください。クーイングのきっかけになるかもしれません。 赤ちゃんが「あー」「くー」と発したときは、ママやパパも同じように返事をしてあげると、自分の発した声に反応があると感じられ、もっと話したいと思うように。ぜひ一緒に楽しんでみてくださいね。監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年03月14日長男を出産し、初めての育児に戸惑いながらも育児書などで情報を集めながらなんとか慣れてきたころ、女性である自分では経験のない男の子の性器ケアの問題に出合いました。いろいろな情報があり、個人差もあるそう。夫に相談しても記憶にないからわからないという返答に、「どうしたらいいの?」と悩んでいた私の体験談をお話しします。 育児に奮闘するも1つの疑問が…わが家には男の子2人、女の子2人の4人の子どもがいます。今でこそ子育ての経験があるので次男、次女では余裕をもって子育てできていますが、長男を出産したときは、初めての育児にわからないことだらけ。情報を集めながら一つひとつ対応していました。 長男が寝ているときに育児雑誌を見ていると、男の子の性器ケアのことが目に入りました。お風呂に入れたときにきれいに洗ってはいたものの、それだけでは足りない場合があることがわかり、どういうタイミングでどうしたらいいのか疑問だらけ。夫に相談するも記憶にないと言われ、ますますわかりませんでした。 ※男の子の性器ケアは清潔に保つことが基本ですが、健診などで、おちんちんの皮をむく「むきむき体操」を指導されることがあります。「むきむき体操」が必要ない赤ちゃんもいるので、健診などで受診した際に医師に相談しましょう。 思いきって相談することに長男は生まれたときに先天性肺炎でNICUに入っていたこともあり、病院に定期健診に行っていました。幸い心配していた後遺症もなく、1歳で病院での定期健診を終えることができたのですが、健診の最後に「わからないことはありませんか?」と先生が聞いてくださったので思いきって性器ケアについて相談することに。 すると、「心配ならやっておきますね」と皮を下げて亀頭を出す処置をしてもらいました。成長とともに自然にという話や、むきむき体操をやったほうがいいなどいろいろな説はあると思いますが、私は小児科の先生に相談して不安な要素がなくなったので長男にとってもよかったのではと思います。 3歳で男の子あるある長男が3歳になったころ、「ちんちんが痛い」というので病院に行きました。トイレトレーニングも終わり、パンツを自分ではけるようになっていたころ、自分でおちんちんを触って菌が入り炎症し、膿が溜まっていました。 病院で膿を出し、消毒してもらい、抗生物質を処方してもらうことに。本人は痛かったようで、それからは触って遊ぶことはしなくなりました。病院の先生からも「きれいに洗って、バイ菌の付いた手ではさわらないようにね」と注意されました。 ママにとって男の子の性器ケアは、自分に経験がないぶん心配になります。お風呂できれいに洗っていれば成長とともに見守っていてもいいようですが、小さいうちにできることはやっておいてあげられればと思っていました。長男は1歳のタイミングでしたが、高校生になった今、特に問題ないようなので安心しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年03月13日もうすぐ8歳になる長男。語彙(ごい)や文字に関しての能力が高い一方で、いまだに夜尿があります。初めての子だったので、大変でもなんでもとにかく一生懸命に子育てしてきましたが、2、3、4人目を育てるなかで「あれ、やっぱり第1子は凸凹があるかも」と感じるようになりました。生活に支障があるほどではないけれど、時折感じる凸凹感。周りの子との関わりで気を付けていることをお話ししたいと思います。 言語能力が高い長男は話し始めたのはわりと早く、母子健康手帳の記録には1歳2カ月で「わんわん いた」「ぶーぶ あっちいった」などと2語文を話したという記録があります。 また本が大好きで、日常の会話でも小難しい単語や表現を使って会話するので、しばしば周りの大人から驚かれてきました。幼稚園児で漢字も少し読め、小学校中学年くらいのボリュームのある本を読み聞かせたり、ひとりで読んだりしていました。 手先が不器用一方、長男は手先が不器用なのか、3歳ごろまでは全然絵が描けませんでした。どの絵を見ても丸がぐるぐる描いてあるだけで、幼稚園の作品展示で周りの子の絵を見てびっくり! ただ絵に興味がないのかも、と本人に絵が描けていないなどとは言わないようにしていました。 幼稚園の先生も絵の端っこに「○○が△△しているところ」などと説明書きをしてくれたり、このときの製作の様子を伝えてくれたりしたので、長男が頑張っていた過程をほめてあげることができました。 夜尿が弟よりも続いている長男の昼のおむつが卒業したのは3歳になる少し前だったのですが、夜のおむつはもうすぐ8歳になる今もまだとれていません。 小児科にも下の子の受診時にさりげなく聞いてみたりしましたが、夜の水分を控えるくらいでもう少し様子を見て、と言われています。すでにおむつが取れている5歳の弟には「お兄ちゃんのことをばかにしちゃだめだよ」と言ってあります。 落ち着きがなく強制されるのが嫌長男は落ち着きがなく、1、2歳のお散歩のときはハーネスを付けていたこともあります。ハーネスを付けさせるのは賛否が分かれるようですが、多動児にとっては命綱になることもあり、子どもの命を守るためのものとして販売されています。私がなぜ長男にハーネスを付けていたのかと言うと、どうしても手をつないでくれないうえに、いきなり走り出して道路に飛び出してしまうことがあったからでした。 また、幼稚園でのお遊戯は拒否するし、行事の集合写真も必ず補助の先生がつきっきりで写っていました。ごはん中に立ち歩いてしまうのは今でもなかなか直りませんし、歯磨きの嫌がり方もほかの子と比べると強いです。それでも少しずつ落ち着いてきたように思います。 第1子の発達に凸凹はあるのですが、私は「人と比べない」「“普通”を求めない」ことが大事かなと思っています。幸いなことに、夫も両親も義両親も教育や障害の専門知識があるので心強いです! これからも子どもたちそれぞれの良いところ、得意なところを伸ばして、自信をつけさせてあげたいなと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2022年03月11日わが家には4人の子どもがいます。子育てのなかで一番苦戦したのが、寝かしつけ。とくに、上の子2人のときは、頼れる人もいない孤育て状態。添い寝すると自分も一緒に寝てしまったり、なかなか寝てくれなくてイライラしたりする日々でした。そこで、3人目から思い切って方法を変えてみたところ、自分の時間ができるようになったのです。上の子たちのときもこうすればよかった、と今は後悔しています。 ワンオペの寝かしつけわが家には17歳の長男、15歳の長女、6歳の次女、2歳の次男の4人の子どもがいます。夫は仕事だからと育児に参加せずワンオペです。私も仕事をしながらの育児は毎日がバタバタで、添い寝すると私も疲れて一緒に寝てしまい、家事を残していることに夜中に気づいて、起きて家事をすることもありました。 抱っこやおんぶをして、やっと寝たと思って布団に置くと起きてしまう子ども。添い寝して寝たと思って離れると起きてしまうことも。家事もはかどらず、イライラするばかりでした。 家事を優先させてみた3人目ともなると、まずは家事を終わらせようと割り切るように。首がすわるまではベビーラックに寝かせておき、長女に見ていてもらっていました。そして、家事を終わらせてから自分が寝るタイミングで布団に連れて行っていました。おんぶができるようになったころからはおんぶをしながら家事をして、終わってから布団へ。 1歳ごろになってくると、おんぶも重くなり、先に寝かせられないかと思うようになりました。そこで寝室へ連れて行き、部屋を暗くして寝る体制を整えてから「ママ、もう少しお仕事してからくるから先に寝ててね」と言って部屋を出ることに。 意外と寝てくれた初めての日はちゃんと寝てくれるか心配でしたが、意外とすんなり寝てくれたので、もっと早くやっていればよかったと思いました。それまでの「絵本を読んで!」や、遊んでなかなか寝てくれない状況から開放され、家事を早く終わらせられるようになったのです。 4人目は夜泣きの時期が終わると、次女(3人目)と一緒に寝る前のトイレと歯みがきを済ませて寝室へ連れて行けば「おやすみ~」と2人で寝てくれるように。 日中はたくさん遊んでいたので、昼間からだを動かして、夜は寝る環境を整えれば、ちゃんと寝てくれることがわかりました。私自身が、寝るまでそばにいないと心配で離れられなかっただけかもしれない……と、今になって感じています。ワンオペで家事と育児に余裕のない私でしたが、寝かしつけがラクになって家事がはかどり、自分ひとりの時間を楽しんでいます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年03月10日3歳の息子は食べることが大好きで食への関心が高いのですが、そんな息子が買い物中に食べたがったものに、私はわが耳を疑いました。さらに大きな声で何度も食べたがるので、周囲の人も驚いた顔でこちらを見ているのがわかりました。コストコで起きた、息子の仰天エピソードです。 食への関心が強い息子息子は離乳食期から食への関心がとても強く、食べ過ぎが心配になる面もありますが、助かっていました。また、3歳を過ぎたころから、食への制限も緩めはじめ、息子が興味をもった食事に対して、加減をしつつですが、挑戦させるようにしていました。 ある日、息子を連れてコストコへ買い物に行ったとき、カートに乗った息子が突然「今日はドッグフードが食べたいな!」と言ってきたのです。 どうしてもドッグフードが食べたい!「ドッグフード!? それは犬のごはんだよ?」と説明するものの、息子は納得がいっていない様子。その後も大きな声で「ドッグフード食べたい!」と連呼し、周囲の人が驚いた顔で息子を見ていました。さすがに恥ずかしくなってしまった私は息子に「ドッグフード食べたことあるの?」と聞くと、「あるよ!」と言うのです。 何かと勘違いしていると思い、似ている食材を想像しては息子に確認していきました。「それじゃない!」と言いながら売り場を知っているというので、なんのことを言っているのかと息子の指をさす方向へ行って確認をしてみることにしました。 息子のさす方向へ行ってみると…息子は何をドッグフードと勘違いしているのかと思い、言われるがままに着いた先はレジの前。すると息子は「ここを出たらドッグフードがあるよ!」と言うのです。ふとレジの先を見ると、そこにあったのはフードコート。そして息子は「ホットドッグ」の看板をニコニコと指をさしていました。 息子は以前、ホットドッグを買って食べたことを覚えていて、それをドッグフードと記憶していたのです。思わず笑ってしまう言い間違いに、「今日はホットドッグを買って帰ろうね!」と購入し、帰路につきました。 たしかに似ているけれど、思わず驚いてしまう発言に、かわいい言い間違いだなぁと思ったエピソードでした。ちなみにもうすぐ4歳になる息子ですが、未だにホットドッグを見ると、ドッグフードが先に出てきてしまうようです。少し考えてから「ホットドッグ食べたい」とちゃんと言えるようになり、息子の大好きな食べ物の1つにもなりました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年03月09日次男が3歳半のころ、市の3歳児健診を受けたときのことです。当時人見知りが激しかった息子は、3歳児健診での保健師さんからの質問に終始無言。まったく話さない次男を見て、保健師さんが発達障害を疑ったのです。 せまる3歳児健診次男が3歳半になったころ、市の3歳児健診を受けることになりました。次男は普段からよく喋る子で、4歳上の長男とも言い合いをするほど。保育園の同じ歳の子と比べても口数が多いほうで、自分の要求をうまく伝えるタイプでした。 でも当時の次男は人見知りの絶頂期。知らない人に話しかけられると泣いてしまうこともあるほどで、3歳児健診でうまく保健師さんの質問に答えられるか、私は心配していました。 3歳児健診当日3歳児健診前日のこと。健診の内容は長男のときに経験しているので、身体測定や歯科検診、積み木や保健師さんからの質問があることを、あらかじめ次男に伝えておきました。もともと活発なタイプなので、健診内容を伝えたときはやる気満々の次男。 そしていよいよ健診当日。次男と一緒に待合室で待機していましたが、人が増えてくるたびにおとなしくなっていきました。話しかけても無言で、私は「まずい。これは保健師さんの質問にも答えないかもしれない」と心配に。そうこうしている間に次男の順番がきました。 無言の次男健診は、まず体重測定から始まりました。知らない人から積極的に話しかけられるわけではないので、体重測定や歯科検診は無事にクリア。しかし保健師さんの待つ部屋に入って座った途端、次男は私にしがみつき、明らかに嫌がっている様子。 保健師さんから名前や年齢、好きな色や好きな食べ物を聞かれても、次男は無言を貫いていました。私は思わず「普段はよく喋るんですけど、人見知りで……」とフォローを入れました。その後も終始無言で、積み木をしようと提案されても、まったく触ろうともしませんでした。 発達障害を疑われるあまりにも何も反応しない次男に保健師さんは発達障害を疑った様子で、「本当に普段は話しますか? 発達障害の可能性もあるし、まだひと言も聞けてないので、このまま終えるわけには……」と言われる始末。焦った私は、「保健師さんの代わりに、私が息子に質問してもいいですか?」と提案しました。 それでも良いとのことだったので、私から次男に名前や好きな物を聞くと、次男はスムーズに返答。積み木も私からお願いすると進んでやってくれたので、保健師さんは「お母さんだとこんなに話すんですね! これなら全然心配いりませんよ! 人見知りの時期なんでしょうね」と理解を示してくれたようでした。 人見知りが激しいがゆえに発達障害を疑われた次男ですが、私が代理で質問をするという提案でなんとか乗り切ることができました。4歳半になった次男は「あの人見知りはどこへ?」と思うほど、知らない人にも自ら喋りかけるように。健診当時は激しい人見知りにとても心配していましたが、今では次男の成長をひしひしと感じています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年03月03日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は赤ちゃんの寝返り返りに関するご相談です。 Q.まだ寝返り返りができず、発達が遅れていないか心配です生後7カ月の娘のことで相談があります。娘は生後5カ月ちょうどあたりで左回りの寝返りができるようになり、生後6カ月の終わりごろに右回りの寝返りも成功しました。しかし、まだ寝返り返りができず、発達が遅れていないか心配です。親がたまに手でぐるんとまわしてあげたりはしていますが、最近はそれに抵抗します。また、練習方法がありましたら教えてください。 高塚あきこ助産師からの回答寝返り返りをするのには、またコツが必要になります。うつ伏せの状態からお子さんの腹筋や背筋を使ってあお向けに戻るので、ある程度筋力も必要になりますし、寝返りをするときと同様、お子さんご自身がコツを掴めばあっという間にできるようになる場合も多いです。 また、お子さんの好みや、体格、動作のしやすさから、なかなか左右対称の動きができず、決まった方向にしか寝返りしないお子さんもいらっしゃいますよ。基本的には、お子さんがご自身で1つずつの動作を学んでいき、お子さんの成長とともに筋力がついたり、コツをつかめるようになるまで、見守っていただければと思います。うつ伏せ遊びをしているうちに次第に腹筋や背筋も鍛えられてきますので、少し様子をみてくださいね。 ※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください。 寝返り返りとは寝返り返りとは、寝返りをしてうつ伏せになった状態から、さらに寝返りをしてあお向けの状態に戻ることを言います。 寝返りをする時期と寝返り返りをする時期は違う?寝返りをすると同時に寝返り返りができるようになることもありますが、一般的には寝返りを先にすることが多いようです。 どちらもできるようになるのは生後5~8カ月が多いですが、寝返り返りができる時期は個人差が大きいため、生後3~4カ月からできたり、生後8カ月以降に寝返り返りができるようになったりする赤ちゃんもいます。 寝返り返りはできなくても良い? 練習は必要?寝返りをするとうつぶせの状態になります。うつぶせの状態が続くと、体力を消耗してしまうので、自分で寝返り返りをしてあお向けに戻れるほうが良いでしょう。また、寝返り返りができるようになれば、長時間うつぶせ寝になってしまうといったこともなくなります。 寝返りは、近くの物を取ろうと体を動かすことをきっかけに覚える場合がありますが、寝返り返りはうつ伏せの状態から元の状態へ戻ろうとすることでできるようになります。うつ伏せに疲れたり、うつ伏せにより息苦しい、目線の先に取りたいものがあるといったことがきっかけになると考えられています。 なかなか寝返り返りをしないと、練習させてできるようにしたいと思うこともあるかと思いますが、無理にする必要はありません。 もし、練習をするときは、赤ちゃんがうつぶせからあお向けになろうと体をひねったときに、軽く上半身を押してあげると寝返り返りを覚えやすいでしょう。また、うつ伏せの状態で体をやさしく揺らしてあげると、揺れがきっかけとなってあお向けに寝返り返りすることもあります。 ※参考:基礎知識(ベビー):【医師監修】赤ちゃんの寝返り返りとは?いつごろできるようになる?練習は必要?【監修者:医師 松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2022年02月27日私には、自宅保育の1歳と2歳の娘がいます。日々の遊びといえば公園に行くことで、活発に動く上の子に合わせがち。外遊びをすると、夜もぐっすり寝てくれます。ある日突然、1歳の下の子をあやしても、何をしても泣き止まないということがあり、そこから下の子と上の子が一緒に遊べるところを模索することになりました。上の子を優先しすぎて下の子に「ごめんね」と思った私のエピソードをお届けします。 上の子に合わせて外遊びをしていた私滑り台、ブランコが大好きな2歳の上の子。一方で、立つのがやっとで公園でひとりで遊ばせるにはまだ早い下の子。一緒に遊べるのは砂場のみ。外遊びは、夜上の子が寝るようにどうしても優先して遊ばせていました。 上の子が滑り台、ブランコをしているときは、下の子を抱っこして見守っているスタイル。運動能力に差があるので、公園ではなかなか一緒に遊ばせられないというのが私の悩みでした。 突然、いつもご機嫌な下の子が泣きわめくいつもご機嫌でひとり遊びもじょうずにできる下の子が、ある日突然、午前中ずっと泣き止まないということがありました。抱っこしても、一緒に遊んでみても、ずっと泣いています。どこか具合が悪いのかなと心配になった私でしたが、特に変わった様子もなく……。 原因を考えていると、もしかしたら、家遊びに飽きたのかな? 日中は、上の子がプレ幼稚園に通っているからうらましいと感じているのかも、という結論になりました。そこで上の子のプレ幼稚園にお迎えに行ったあと、早速子どもたちを連れて子育て支援センターへ2カ月ぶりに行くことに。 子ども2人とも遊べる子育て支援センター子育て支援センターでは、上の子も遊べる室内用の車もあります。さらに、立ち始めた下の子でも安心して遊べるおままごとやボールプールなど、さまざまなおもちゃが置いてありました。下の子を遊び場に置いてみると、さっきまで泣いていたのがうそのように、ニコニコしながらさまざまなおもちゃで思いきり遊び始めたのです。 どうやら下の子が泣き続けていたのは、私が思った通り、家遊びに飽きて別の場所でも遊びたかったからのようでした。夜寝ないという理由で上の子を優先しがちだった私ですが、子育て支援センターに行き、思いきり遊んでいる下の子を見て、同じ場所、同じ物で一緒に遊ばせるのも良いのかもしれないと思いました。 やはり上の子は、外遊びのほうが好きなようです。しかし、1週間のうち2回は外ではなく、子育て支援センターというふうに遊び場を変えてみるのも上の子にとって楽しい様子。もちろん、夜はしっかり寝ます。子ども2人を連れていろいろなところに行く大変さはありますが、上の子を優先しすぎたことを反省し今では下の子でも遊べるところに連れて行って遊ばせています。 監修/助産師REIKO著者:安斎みさき1歳4カ月差の年子を育てるワンオペママ。転勤族。金融関係や大手薬局で働いた経験を生かして、子育てや金融そして美容ジャンルのライターとして活動中。
2022年02月11日完全に“赤ちゃんの首がすわった”って、何で判断すればいいの? 首がすわってきたことはわかるけれど、まだグラついているし……。私と同じように確信が持てないママもいるはず! モヤモヤした気持ちと、小児科の先生に聞いて納得した判断方法をお伝えします。 3~4カ月健診。首のすわりは9割生後4カ月になった娘を健診に連れていくと、先生から「首は9割すわっている」と言われました。そのため、あとの1割はすぐだろうと簡単に考えていました。ところが、それから何週間経っても変化がありません。 ある日、娘をお風呂に入れた際、背中を洗うためにうつ伏せ状態で抱っこすると、娘は一生懸命首を上げています。そして、少し左右に首を動かす仕草が見られました。これって、“首がすわった”ってことじゃないの!?と驚きました。“首がすわった”という判断の目安は何?!夫にお風呂の一件を話すと、「まだまだ。首がグラつくよ」と否定されました。たしかに首は安定していないように見えます。では、いつ赤ちゃんの首はすわるのでしょうか? 本を読んでもネットで調べても親に聞いても、首がすわったと判断するのは、「首がグラつかなくなったら」との回答。縦抱きにすると、大きくグラつくことはないものの、安定感はありません。いったい、いつになったら首がすわるの!?と、モヤモヤした気持ちが続きました。 先生があっさり判断。もうすわっていた!健診から1カ月後、予防接種のために病院を訪れました。兼ねてから気になっていた首のすわり具合を聞くと、「もう完全にすわっているよ」とあっさり回答。 「え? まだ少しグラつきますよ?」と驚く私に、「大人だってグラつくことはあるよ! グラつくのは当たり前。首を左右に動かしているでしょう? これは完全にすわっているからだよ」と言われました。たしかに! モヤモヤした気持ちが一気に晴れた瞬間でした。 拍子抜けするくらい、それは単純なことでした。初めての育児で解らないことだらけ。恥をかいてもいいからどんどん聞いて、ママとして成長していくのだな……と実感した経験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:永山たまこ1歳女児の母。3回の流産後、不育症の治療を経て高齢で娘を出産。現在は仕事と育児に奮闘中。愛犬と娘を連れて散歩に行くことが日課。
2022年02月11日