陣痛をラクに乗り切る方法3つを助産師が伝授!【ラクに楽しく♪特集】
赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。
愛おしいわが子に会えるのは楽しみだけど、陣痛は怖い……出産を経験したママたちから聞く話はどれも陣痛が痛かった、辛かったことばかり。未経験のことに対する不安やお産を経験しているからこそ不安になる気持ち、妊婦さんなら誰しも抱く気持ちです。出産が近づいてくると楽しみな気持ちより不安な気持ちが募ることもあります。
ここでは、わが子との共同作業であるお産を楽しめるように少しでも陣痛をラクに過ごせる方法をお話します。
陣痛は初産で平均12時間!
初産婦の分娩時間は平均で12時間です。もちろんそれよりも短い方もいれば、30時間以上かかるほど長い方もいます。
陣痛の始まりは誰にも予測できません。一般的には10分ごとの規則的な痛みのあるおなかの張りがくれば陣痛の開始とされています。
最初は生理痛くらいの痛みのある規則的なお腹の張りからはじまり、それが少しずつ強くなり、間隔も短くなってくると本当の陣痛になっていきます。そして、その1回1回の陣痛によって、赤ちゃんが少しずつ下に降りてきて、ホルモンが分泌されることにより子宮口が開いて、赤ちゃんが通ってくる産道も赤ちゃんが通りやすいように柔らかくなってきます。そうやって赤ちゃんもママの体も少しずつ準備されながら、お産は進んでいくのです。
陣痛をラクに過ごすための基本の過ごし方
陣痛のときは少しでもリラックスして過ごすのが安産への近道です。自宅や病院で自分が一番楽な体勢や楽な環境で過ごせるといいですね。また、安心できるご主人や家族の存在があると不安も軽減できます。
ほかにも、不安を軽減させるために、好きな音楽やアロマをたくのもいいかもしれません。また、陣痛中、熟睡はできないかもしれませんが、少しウトウトするだけでも体が休まり、疲労度が変わってきますよ。
痛みが強いときはマッサージや指圧が効果的!
痛みが強いときは次のような方法で痛みや不快感が軽減できます。
①マッサージや指圧をしてもらう
お産が進行してくると、腰痛やお尻が押される感じが出てきます。