気がつかなくてごめんね。嫉妬、葛藤の末にとった行動とは?
私は、4歳半と生後8カ月の娘の母です。下の子が生まれる前までは、きっと年子や2歳差よりは育児がラクだろうと思っていました。でも、妹ができたことで上の子の赤ちゃん返りはどんな感じになるのだろうと少し不安もありました。ここでは、下の子が生まれる前〜生後半年までの上の子の様子などをお伝えします。
上の子に赤ちゃんが生まれることを伝える
わが家は第一子と第二子の間に生まれてこられなかった赤ちゃんがいたので、だいぶおなかが目立ってから上の子に「お姉ちゃんになるんだよ」と教えました。3歳半までひとりっ子だったので赤ちゃん返りが不安でしたが、意外とうれしそうな反応でした。
「赤ちゃんと遊ぶー」と言ったり、おなかが動くのを見て喜んだり、名付けに加わったりして過ごしました。ただ1つ「ママだーいすき」とよく言っていたのに、言わなくなったことが気がかりでした。
赤ちゃんを出産後、上の子の様子は…
そして、下の子が誕生。私が入院中、上の子は祖母宅でお泊まりでした。退院後は姉妹の育児がスタート。幸い、新生児期はおっぱい・おむつ以外はほぼ寝てくれていたので、常に上の子優先での生活ができてよかったです。 甘えてきたら抱っこしたり、遊んであげたり、ごはんを食べさせてあげたり、保育園はお休みさせて……と、どこまで優先すればいいの?と思いながらも要求に応じていました。
上の子は「〇〇ちゃんを抱っこしないで! 先に抱っこして!」と言うこともあったので、お姉ちゃん扱いはせず、下の子をかわいがってくれたときには「ありがとう!」「笑ってるね。●●のことが好きみたい」「●●が面倒見てくれて助かるよ!」と気分を上げる声かけを心がけていました。
赤ちゃん返り以上の心の葛藤
しかし夫や義父母が、上の子に「お姉ちゃんでしょ」とお姉ちゃん扱いすることで、大爆発してしまうこともありました。話をよくよく聞いてみると、他の人に「赤ちゃんかわいいねー」と言われたり、抱っこする様子を見て嫉妬がたまっていったことも要因だったようです。「抱っこって言ってもいいんだよ」と伝えても、「でも〇〇ちゃんを抱っこするから無理でしょ!」の一点張り。「ママは赤ちゃんがいて大変。私はお姉ちゃんだし」と4歳なりに考えていたように思います。頭では理解しても、まだ受け入れられないという、赤ちゃん返り以上の大きな葛藤を持っていたのでしょう。