子育て情報『生理が不規則…妊娠への影響はあるの?生理不順の原因と対処法を解説』

生理が不規則…妊娠への影響はあるの?生理不順の原因と対処法を解説

多いのは着床出血といわれるもので、受精卵の着床時に子宮内膜が少し剥がれ、それが「茶色いおりもの」のようになって出てくる現象です。生理の出血に比べて量が少なく、明らかに違うと分かることがほとんどのようです。また、妊娠すると卵胞ホルモン(エストロゲン)の作用により、少しの刺激で出血してしまうことがあります。

しかし、出血の原因が正常妊娠ではないケースも考えられるため、普段と違う症状があるときは自己判断せず、すみやかに医師に相談しましょう。受精卵が子宮の内側以外の場所に着床してしまう「子宮外妊娠」が起きると、出血と同時に激しい腹痛の起こることがあります。出血の量や色、どのくらいの期間続いているか、腹痛があるかどうかなどを確認し、それらを医師に伝えましょう。

まとめ

ストレスによるホルモンバランスの乱れ、過度のダイエットなど、生理不順を引き起こす原因は一つではありません。また、排卵が起こりにくいといった体質が影響する場合もあります。
生理不順になってしまったら、まず休息や栄養バランスの取れた食事を心がけることが大切です。生理不順は放置しておくと、妊娠に影響が出る可能性もあります。妊娠を考えている場合は、医師に相談して適切な治療を受けましょう。

<参考>
株式会社メディックメディア『病気がみえる Vol.9 婦人科・乳腺外科 第3版』

監修者:医師 産科婦人科福岡医院院長 福岡 正恒 先生
京都大学医学部卒。同大学院修了後、京都大学助手、講師を経て、平成11年より産科婦人科福岡医院院長。京都大学在職中は、婦人科病棟や産科病棟などを担当。またこの間、英国エジンバラ大学・生殖生物学研究所に留学。日本産科婦人科学会・産婦人科専門医,京都大学医学博士
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