子育て情報『私はRh(+)夫はRh(−)赤ちゃんは? ママの疑問に助産師が回答!』

私はRh(+)夫はRh(−)赤ちゃんは? ママの疑問に助産師が回答!

おなかの中の赤ちゃんにはあるが母体にはない血液型抗原が母体に移行することで、母体は血液型抗原を異物と認識し、抗原を排除するために抗体をつくります。その抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに悪影響を及ぼすことがあるのです。日本では、血液型不適合妊娠のなかでRh式血液型不適合妊娠の頻度が最も高くなっています。

Rh式血液型不適合妊娠は、Rh(−)の女性が、Rh(+)の赤ちゃんを妊娠した場合に起こります。パートナーがRh(+)の場合、ほとんどの赤ちゃんの血液型はRh(+)となります。

Rh型血液型不適合妊娠は、初めての妊娠では、過去に輸血や流産そして人工妊娠中絶などの経験がなければ、ほとんど何も起こりません。最初の妊娠時には、母親の体内に抗D抗体がないからです。最初の妊娠でおなかの中の赤ちゃんの血液型がRh(+)だった場合、おなかの中の赤ちゃんのD抗原が、分娩時、流産時などに母体に流入し、母体の中で抗D抗体がつくられます。
2回目以降の妊娠をした時にRh(+)の胎児を妊娠すると、初めての妊娠のときにできた抗D抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、胎児の赤血球を壊して胎児貧血や胎児水腫などさまざまな症状を引き起こします。

※参考:基礎知識(妊娠中)「【医師監修】血液型不適合妊娠とは?原因、赤ちゃんへの影響、Rh(ー)の女性が気を付けること」【監修:医師  北川 博之 先生 産婦人科 | 医療法人至誠会 梅田病院院長】


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