毎年のように「今年の夏は暑い」と言われていますが、今年の猛暑はさらに一段と厳しいですね。そんななかで心配になるのが、この夏を元気に過ごせるかどうか。熱中症はもちろんのこと、新型コロナや手足口病をはじめとした感染症、クーラーからくる冷えや夏バテなどなど、様々な体調リスクにさらされている“2024年の日本の夏”になってしまっています。キリン「げんきな免疫プロジェクト」の調べによると、夏の体調管理に関しては、みなさん、かなり頭を悩ませているという実態が分かりましたのでご紹介しましょう。なかなかうまくできない「夏の体調管理」調査結果によると、全国の20~60代の男女600人のうち、約8割が「夏の体調管理は十分にできていると思う」と自信をのぞかせる一方で、7割以上は夏風邪や夏バテなどの体調不良を経験したことがあるそう。また、夏の間に体調不良になる平均回数も4.3回にものぼることが分かりました。ひと夏をずっと健康なままで過ごし続けるのは、かなり難しいようですね。さらに約9割の人が「水分補給や紫外線対策などの夏特有の対策だけでは体調管理は足りないと思う」とも回答したそうです。たしかに、夏の体調管理と言えば「水分補給、紫外線対策」など、その日に受けるダメージを対処するケアがすぐに思い浮かびます。しかしながら、実は、本当に気をつけたいのは、この厳しい日々が継続的に続くことで、実は少しずつ免疫が削られていっているという猛暑による長期的なダメージ。実際、この調査でも約7割が「夏の季節は“免疫ケア”が足りていないと感じる」とも回答したそうです。免疫ケアと言えば冬を思い浮かべがちですが、夏も欠かさずに行っていくべきだったのですね。酷暑を乗り越えるコツは毎日の免疫ケアにあり!そんななか、キリンは「免疫ケアで毎日を元気に 猛暑の5都市での新対策プロジェクト」を発足。猛暑のなかでも頑張る方々を「キリン おいしい免疫ケア」でサポートしていく、という取り組みをスタートさせました。先日、熊谷駅ビル「アズ熊谷」で「免疫ケアで毎日を元気に 猛暑の5都市での新対策プロジェクト発表会」が開催。発表会では、キリンが「アズ熊谷」のスタッフを対象に「キリン おいしい免疫ケア」を8月末までの間、全スタッフに対し1日1本提供し続けてサポートをしていくことが宣言され、提供セレモニーも開催されました。キリンビバレッジ ブランドマネージャーの松岡氏も「今年の夏は水分補給や塩分補給だけでなく、『キリン おいしい免疫ケア』で体を内側からサポートしたいと思っております。免疫ケアも国民の健康習慣の一つにしていきたいと考えています」と夏の免疫ケアに対する大切さを語っていました。このプロジェクトは他にも、暑さで著名な浜松市、四万十市、多治見市、山形市の所定団体に対しても実施。8月末までの期間中「キリンおいしい免疫ケア」を1日1本提供し続けていくそうです。夏休みや帰省、楽しいイベントも盛りだくさんな夏。せっかくですから体調を崩すことなく私たちも、思いっきり楽しんで過ごしたいものです。今年の体調管理は免疫ケアにも気をつけて毎日元気に過ごすよう努めてみませんか。
2024年07月26日そろそろ本格的に花粉が飛散する時期が到来。毎年、花粉症に悩まされる人は、今年は少しでも花粉に負けないカラダづくりを目指したいですよね。その時何を食べたら良いのでしょうか?二人の医師に食事術をうかがいました。食べて実践する花粉症対策!何が正解?花粉症対策といえば、マスクやうがいで予防したり、服についた花粉を払ったりするほか、しっかりと睡眠をとって体調を整えることなどが基本といわれています。そして食事から腸を整えたり、栄養補給したりと花粉症に負けないカラダづくりも重要です。今回は、2人の医師に「花粉症の予防・対策に良い食べ物は?」と質問してみました。果たして、その答えは?腸活にもなる「酢酸菌」をヨーグルトで取り入れよう最近、花粉症症状の緩和やインフルエンザの増殖力抑制効果が確認されている菌があるとのこと。それは「酢酸菌(さくさんきん)」。アルコールを酢酸に変える力があり、酢をつくるのに使われています。2023年11月、酢酸菌ライフが行った酢酸菌にまつわるセミナーでは、イシハラクリニック 副院長で医師の石原新菜さんが登壇し、酢酸菌の最新研究結果を発表しました。石原さんによると、腸にはカラダ全体の7割もの免疫細胞が集まっているといわれており、発酵食品などに含まれる多様な菌を取り入れることで免疫バランスを整える一助となるとのこと。おなじみの乳酸菌や納豆菌と共に、酢酸菌も摂取することをおすすめしています。石原さん腸内には感染症などの病原体の侵入を感知し、免疫を作動させる働きを持つ免疫スイッチがありますが、なかでも重要なのは 「TLR2」と「TLR4」の2つです。乳酸菌や納豆菌は「TLR2」の免疫スイッチを押せるのに対して、酢酸菌は「TLR2」だけでなく「TLR4」も押すことができます。酢酸菌の取り入れ方ーー酢酸菌、ぜひ取り入れたいですね。どんな食材がおすすめなのでしょうか。石原さん酢酸菌のおすすめの取り入れ方は、発酵食品ににごり酢を合わせること。にごり酢とは酢酸菌をろ過せずに作られる酢です。酢酸菌の研究結果の一つに、乳酸菌を加えることで相乗効果があると言われています。お好みの乳酸菌入りヨーグルトににごり酢をかけて食べるのがおすすめです。私も毎日、納豆やヨーグルトににごり酢を大さじ一杯かけることで免疫力向上を意識しています。最近では小腸で働く乳酸菌とは異なり、大腸で働くビフィズス菌も注目されています。ビフィズス菌は花粉症対策としても研究が進んでいるので、ビフィズス菌と乳酸菌が両方入っているヨーグルトであれば、よりおすすめです。アレルギー専門医のおすすめは、青魚や免疫バランスを整える食品!ーーその他にも、花粉症対策になる食べ物を知りたいものです。瀬尾記念会 瀬尾クリニックの耳鼻咽喉科医・アレルギー専門医である瀬尾達さんは、次の食材を挙げています。青魚瀬尾さんサバやイワシなどの青魚にはアレルギー症状を抑える抗ヒスタミン作用が期待できるDHA・EPAが豊富です。ユーグレナ瀬尾さん藻類の一種であるユーグレナには、免疫バランスを整える効果がわかっているパラミロンという食物繊維の一種を含みます。ユーグレナはスギ花粉症の症状を緩和する可能性も示されています。レンコン、ゴボウ瀬尾さんレンコン、ゴボウはビタミンCや食物繊維、免疫ビタミンとも呼ばれるLPS(リポポリサッカライド)を含みます。その他、乳酸菌をとれるヨーグルトやポリフェノールを含むチョコレート、クエン酸を含む梅干しもおすすめです。ーー今年の花粉症シーズンの食生活には、これらの食材を意識して取り入れてみるのも良さそうです。色々と試してみて、自分にとって効果のあるものが見つけてみましょう。Information<教えてくれた人>石原 新菜(いしはら・にいな)さんイシハラクリニック 副院長。父・石原結實のクリニックで 主に漢方医学、自然療法、食事療法により、病気の治療にあたっている。わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。瀬尾 達(せお・わたる)さん瀬尾記念会 瀬尾クリニック耳鼻咽喉科医・アレルギー専門医。同クリニックでの診療の他、京都大学医学部、兵庫医科大学、大阪歯科大学、兵庫県立大学などで講師を務める。<筆者情報>椎原茜ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。(C) nenetus/AdobeStock文・椎原茜
2024年02月27日なんだか疲れやすい、ずっと咳が続いている…。体調不良が長引く原因は様々です。風邪を例に取れば、「熱は下がったのに咳だけ治らない」といった症状に悩まされることもあるでしょう。この記事では、体調不良や感染症が長引く人の特徴、原因、そして改善のためのアドバイスを女医の筆者がお伝えします。体調不良が長引く理由とは風邪は、主にウイルスの感染によって引き起こされるもの。体内に侵入したウイルスは、免疫系によって攻撃される過程で、炎症を引き起こします。この炎症が、咳や鼻水などの症状を生じさせるんですね。一度風邪にかかったら、なかなか治りが悪いという方がいらっしゃるでしょう。たとえば熱が下がった後も咳が残る場合、これは炎症が完全には治まっていなかったり、のどや気管が受けたダメージが回復しきれていないことなどが原因と考えられます。免疫系は、体を病原体から守るために非常に重要な役割を果たしています。免疫が機能していれば、風邪にはかからない、あるいはかかったとしても軽症ですむことが多いです。しかし、寝不足や栄養不足、ストレスなどによって免疫力が低下していると、風邪を引きやすくなったり、風邪がなかなか治らないということがあります。風邪が長引く、体調不良が続くという場合は、免疫が低下してしまうような生活習慣を見直すことが、再発防止につながるでしょう。体調不良が長引く人の特徴睡眠不足と体調不良睡眠は、体と心の回復に不可欠です(※1)。睡眠中には、免疫系を強化する成長ホルモンが分泌されます。十分な睡眠を取れていない人は、ストレスホルモンが高まりやすく、免疫力が低下し、体調不良が長引きやすくなります。栄養不足の影響栄養不足も、免疫力低下の一因です。特にビタミンCやビタミンD、必須ミネラルの1種である亜鉛(※2)などは免疫系の正常な機能に必要な栄養素です。食生活の中でこれらの栄養素が不足していると、体調不良が長引く原因となり得ます。日常生活でできる予防策充分な睡眠の確保一日7~8時間の質の良い睡眠を心がけましょう。寝る前のスマートフォンの使用を控える、寝室を快適な環境に保つなど、睡眠の質を高める工夫が大切です。いびきや歯ぎしり、睡眠中に息が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群などがあると、睡眠の質が下がり、免疫力の低下から体調不良につながるおそれがあります(※3)。特に、睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病にもつながる疾患なので、いびきがひどかったり、睡眠中に息が止まっていると言われたことがある方は、睡眠外来を受診してみるのがいいでしょう。バランスの取れた食事野菜、果物、全粒穀物、良質なたんぱく質などを含むバランスの取れた食事を心がけましょう。特に免疫力を高めるためには、ビタミンやミネラルを意識して摂取することが重要です。ビタミンCは果物や野菜に多く含まれ、ビタミンDは魚やきのこ類に多く含まれます。特にさけ、サバ、いわしなどはおすすめ。亜鉛は牡蠣や牛または豚のレバー、牛肉や豚肉によく含まれますよ。定期的な運動とストレス管理週に数回、30分程度の適度な運動を行うことで、全体的な免疫力を高めることができます。ウォーキングやジョギング、ヨガなど、楽しめる運動を見つけましょう。また、ストレスは免疫系に悪影響を及ぼすため、適切なストレス管理が必要です。リラクゼーション技法を身につけたり、趣味や運動でストレスを発散させましょう。おわりに体調不良が長引く場合、生活習慣に何らかの問題があることが多いと言えます。日常生活でできる予防策を実践することで、体調を整え、免疫力を高めることができるでしょう。睡眠、栄養、運動、ストレス管理に気を付けることが、健康を維持する鍵です。ただ、普段よりも風邪を引いたあとの体調不良が長引く場合、副鼻腔炎や気管支炎・肺炎といった病気が続発している可能性もあるため、症状が悪化してくる場合は医師の診察を受けてくださいね。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット 健やかな眠りの意義※2 厚生労働省.e-ヘルスネット ミネラル※3 厚生労働省.e-ヘルスネット 睡眠時無呼吸症候群 / SAS©KMPZZZ/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年02月16日舌下免疫療法は噂では聞いたことあるような…という認識だったんですが、お医者さまから提案されるものであって患者から希望できるとは知らず…ネットで体験談を読んだりしました。調べていると、適切な年齢やリスクなども書かれていました。悩みましたが、通院して先生に相談してみることに。治療には数年かかるとも教えられ、また副作用もあるそうなので娘の様子は見守ろうと思います。そして少しでも効果が出ることを祈るばかりです。この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2024年01月18日新年を迎えた1月は、気持ちを新たに何か新しいことを始めようと思っている人も多いことでしょう。ですが、新年早々体調を崩してしまう人も少なくありません。今回は、1月に起こりやすい体調不良の原因と対策について、女医の筆者がお話していきます。最適なセルフケアで、素敵な新年を過ごせるように工夫してみましょう。1月に起こりやすい体調不良とその原因食生活の乱れ年末年始は、親戚や友人と集まる機会が増え、何かと食べすぎてしまう方も多いのではないでしょうか。食事の内容も、甘いものや脂っこいものなどが多くなりやすく、偏った食事になりがちです。甘いものを食べすぎると血糖値が上がり、太る・食後にだるくなる・喉が渇くといった不調が起こりやすくなります。また、脂っこいものを食べると胃がもたれたり、下痢を引き起こすことも…。宴会などで夜遅くまで飲み食いしてからすぐ寝ると、胃の中に食べ物が残ったまま朝を迎えてしまい、翌朝に胃もたれしたり、胸焼けを起こすリスクも高まってしまうのです。睡眠リズムの乱れ年末年始は夜更かしや朝寝坊をする方も多いでしょう。睡眠リズムが崩れることで自律神経の乱れにつながり、疲労感や集中力の低下を引き起こしてしまいます。また、免疫力の低下にもつながることから、風邪をひきやすくなってしまうことも考えられます。寒さによる影響1月は寒さが厳しく、体温調節が難しくなります。これもまた、自律神経の乱れにつながることから、免疫力が低下して風邪を引きやすくなります。また、寒いと無意識に筋肉が緊張してしまうことから、肩こりや腰痛につながることもあるでしょう。アルコール飲料の飲みすぎ新年会などの集まりでお酒を飲みすぎると、肝臓への負担や脱水を引き起こし、体調不良の原因となります。特に正月シーズンは酔って転倒したり、怪我をする人が増えるので飲みすぎには気をつけたいですね。また、アルコールの飲みすぎは下痢を起こすことがあります(※1)。アルコールを飲みすぎた後にみぞおちから背中にかけて痛くなった場合も、要注意!急性膵炎の可能性がありますので注意してください。多量にアルコールを摂取した後にこのような痛みがでてきた場合、早めに病院を受診するのがよいでしょう。免疫力の低下による体調不良、感染症冬は寒さと空気の乾燥に加えて、日照時間が短い季節。そのため、日光に当たることで合成されるビタミンDが不足しがちになると考えられています。ビタミンDの低下は免疫力低下につながるため、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症にも気をつけましょう。体調不良を防ぐための対策体を冷やさない外出時には帽子やマフラー、手袋などの防寒小物を活用し、体を冷やさないようにしましょう。体を内側から温めるために、白湯、生姜湯、ハーブティといった温かい飲み物を摂取するのもいいですね。こまめなうがい、手洗いうがい手洗いは基本の感染対策ですが、鼻うがいも一緒に行うとより効果的です。外出した後などのタイミングでぜひ積極的に行ってみてください。また、冬は水分摂取量が減りがちです。喉の乾燥をふせぐためにも、こまめに水分を摂るようにしましょう。栄養バランスのよい食事をとる免疫力をアップするためには、ビタミンDの摂取がおすすめです。ビタミンDを多く含む食事として、サケ、サンマ、イワシなどが挙げられます。魚が苦手な方は、サプリメントでの摂取もおすすめ。また、飲酒をした前後は、ビタミンB群やBCAAを中心としたアミノ酸を含む食品で栄養を補給しましょう。特にビタミンB1や、ナイアシンとも呼ばれるビタミンB3(※2)は、アルコール代謝を促進し悪酔いを防ぐ作用が期待できます。また、BCAAを中心としたアミノ酸は、肝臓の代謝を助けると言われています。十分な睡眠をとる寝る2~3時間前に、浴槽にしっかりつかって体を温めることで、睡眠の質がよくなると考えられます。寒くて朝なかなか起きられない方は、エアコンなどを上手に利用して部屋を温めておくようにするといいですね。まとめ新年早々体調を崩してしまうという方もいらっしゃいますが、適切な対策を取ることで、体調を整えることができます。新年の宴会なども楽しみつつ、感染症に負けない生活習慣を身につけることで、体調を崩すことなく快適な新年を過ごすことができるはず。今回紹介した内容を意識しつつ、健やかな体で1年のスタートを切りましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット アルコールの消化管への影響※2 厚生労働省.e-ヘルスネット ビタミン©Monet/Adobe Stock ©nfuru/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは4人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2024年01月06日近頃はインフルエンザや風邪が流行していることもあって、免疫力低下は避けたいところ。でも知らないうちに免疫システムがバテてしまっている可能性も。数々のメディアやYouTubeなどで活躍するドクターハッシーこと内科医の橋本将吉さんが「免疫バテ」につながりやすいNG行動と対処法を解説します。免疫バテとは?NGな生活習慣もチェック!「免疫バテ」は橋本さんによる造語で、昨今の新型コロナウイルスの流行によって起きやすくなった食生活の乱れや運動不足、睡眠不足、腸内環境の悪化などを原因として起きる免疫力の低下や体調不良のこと。橋本さん免疫バテで免疫システム全体の調節が乱れた結果、全身倦怠感や疲労感を感じやすくなり、さまざまな健康リスクが増えてきます。例えば下痢・便秘がち、頭痛が頻繁に起こる、手足が冷える、小さなことでイライラする、食欲がないなどの状態があるなら免疫バテの恐れがあります。ーーさらに、次の5つの行動に2つ以上あてはまったら、免疫バテにつながる可能性があるといいます。免疫バテにつながりやすいNGな生活習慣5つ1.1日に1回もサラダを食べないことが多い2.1週間に運動をする頻度が1回以下3.朝、起きたときに熟睡感がないことが多い4.1日に10回以上笑っていない5.入浴は週に5日未満で、シャワーで済ますことが多い橋本さん心当たりがある人は、バランスの取れた食事から適切な睡眠、適度な運動、ストレス管理、日光浴、社交活動まで、生活習慣全体を見直しましょう。食事からの免疫バテ対策ーー数ある免疫バテ対策のうち、今回は食事での対策を教えていただきました。橋本さん腸は免疫システムとして重要な役割を果たしているため、腸内環境を整えることが対策の一助となります。腸には100兆個の菌が棲んでおり、悪い菌か良い菌かによって本人の免疫を左右します。良い菌が多くいれば悪い菌がいてもやっつけてくれるので、食物繊維や乳酸菌を摂取して良い菌を増やすことが重要です。大事なのはプロバイオティクスとプレバイオティクスを摂取することです。・プロバイオティクス:菌そのもの。乳酸菌やビフィズス菌などの良い菌・プレバイオティクス:プロバイオティクスのエサになる、食物繊維やオリゴ糖など橋本さん乳酸菌はヨーグルトやキムチなどの発酵食品、食物繊維は野菜のほか海藻類がおすすめです。キノコ類も合わせて摂取するとよりよいですね。おやつには、ナッツなどの木の実がおすすめ。植物性の食物繊維やたんぱく質、脂質がバランスよく含まれているからです。ーーこれらを食事に取り入れつつ、生活習慣も正して免疫バテを対策しましょう。手軽に飲める健康のためのドリンク3選ーーとは言っても、食事に手間ひまかけるのが億劫なら、市販のドリンクを試してみるのもよいかもしれません。ライターが見つけた3つの商品をチェックしてみてください。1.医師が企画した乳酸菌粉末ドリンクハシモトマサヨシ「乳酸菌 V28」180g(6g×30包)¥6,960円(税込)橋本さんが医師として監修ではなく、直接企画している『ハシモトマサヨシ』ブランドの乳酸菌入り粉末ドリンク。乳酸菌、食物繊維、野菜や果物、ビタミン・ミネラルなど全部で28種類の成分を配合。りんご酢風味で美味しく飲めます。水やお湯、ソーダ水などに溶かして飲みますが、橋本さんによれば、ヨーグルトなどに入れて食べてもOKとのこと。手軽に毎日、腸のために続けられそうですね。<商品情報>ハシモトマサヨシ「乳酸菌 V28」180g(6g×30包)¥6,960(税込)2.スッキリ飲めるドリンクタイプのヨーグルト明治「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプThe GOLD」112g 希望小売価格¥257(税込)今年10月に発売された新しい商品。明治が保有する数千種類の乳酸菌ライブラリーの中から選び抜いた1073R-1乳酸菌がつくりだす多糖体「R-1乳酸菌EPS」を通常品の2倍(6.6mg)配合したドリンクタイプのヨーグルトです。EPS(Exopolysaccharides)とは、乳酸菌などが菌体外につくりだす多糖体。多糖体は、一般的にキノコや海藻、野菜などの食品に含まれている微生物がつくる成分で、新しい可能性を秘めているとか。ドリンクヨーグルトとはいえ甘さは控えめのタイプで、スッキリとして飲みやすそうです。<商品情報>明治「明治プロビオヨーグルトR-1ドリンクタイプThe GOLD」112g希望小売価格¥257(税込)3.手軽に免疫と睡眠のダブルケアができるドリンクキリンビバレッジ「キリン おいしい免疫ケア 睡眠」100ml ペットボトル ¥172(税込)※編集部調べ免疫ケアと睡眠の質向上をダブルでサポートする機能性表示食品。健康な人の免疫機能の維持に役立つプラズマ乳酸菌を1,000億個配合しているのに加え、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つGABAは100mg配合。優しい甘さで、続けやすいヨーグルト味です。キリンの調査では「夜の体調管理」や「睡眠の質向上」を目的に、「お風呂上がりから寝る前」に多く飲用されているそう。夜のリラックスタイムに合いそうです。<商品情報>キリンビバレッジ「キリン おいしい免疫ケア 睡眠」100ml ペットボトル¥172(税込)※編集部調べ腸が喜ぶ食品や手軽なドリンクを取り入れて、免疫バテを賢く対策しましょう。Information<教えてくれた人>橋本 将吉(はしもと・まさよし)さん株式会社Gift Circle(リーフェグループ)の代表取締役医師。東京むさしのクリニック院長として診療に携わる傍ら、個別指導塾「医学生道場」の運営やYouTubeチャンネル「ドクターハッシー/内科医 橋本将吉」を通じて一般の方に医学教育を提供中。<筆者情報>椎原茜ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。(C) nenetus/AdobeStock文・椎原茜
2023年12月25日ダイエットや健康にと、マラソンを楽しむ人が増えています。老若男女誰でも自分のペースで挑戦しやすいため、パートナーや彼氏と一緒に楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。キリンビバレッジ株式会社は、順天堂大学(学長 新井一)の陸上競技部 長距離ブロック(以下、「順天堂大学 男子駅伝チーム」)と、選手やスタッフの体調管理を支援する、チームサポート契約を2023年12月13日(水)に締結しました。一般ランナーも要注目の、サポート内容をご紹介します。“免疫ケア”で日々の健康をサポートキリンホールディングス株式会社(社長 磯崎功典)と順天堂大学は、運動時の免疫状態における「プラズマ乳酸菌」の効果について2014年9月から共同研究を行い、研究発表会や学会発表を行ってきました。その後は、免疫領域にとどまらず、腸内細菌や認知機能などの多岐にわたる分野での共同取り組みを進めてきました。今回、順天堂大学との共同取り組みを背景に、「順天堂大学 男子駅伝チーム」の活躍を祈念し、チームサポート契約を締結。選手やスタッフに“免疫ケア”の大切さを伝えながら、日々の体調管理を支援していきます。チームサポート契約の概要●契約期間2023年12月13日(水)~2024年12月12日(木)※契約終了期間は変更になる場合があります。●サポート内容・「キリン おいしい免疫ケア」100ml・ペットボトルの提供・”免疫ケア”に関する講義やレクチャー・”免疫ケア”を通じた、日々の健康管理へのアドバイスなど※サポート内容は変更になる場合があります。●「キリン おいしい免疫ケア」について<中味>・「プラズマ乳酸菌」1,000億個を配合しました。・満足感のある飲みごたえがありながらも、ほどよい甘さと酸味でさわやかな味わいです。<パッケージ>・「おいしい免疫ケア」の文字を大きく記載し、なめらかな曲線と水色・白ベースの色合いでヨーグルトテイストのさわやかなおいしさを表現したデザインに仕上げました。【機能性表示食品】<届出表示>本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。・本品は、国の許可を受けたものではありません。・本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。※出典:プレスリリース
2023年12月25日12月になると、日中と夜間の寒暖差が大きくなり、それが体調不良を引き起こす原因の1つとなることも。そこで今回は、こういった寒暖差による「冬バテ」に焦点を当てて、女医の筆者が解説していきます。皆さんが快適な冬を過ごせるように、おすすめの対策方法をご紹介しましょう。冬バテの原因寒さによる身体への影響冬になると、屋外と屋内での気温差が激しくなるため、自律神経の働きに負担がかかります。日中と夜間の気温差が大きくなるとともに、室内で暖房器具を使っていると、より一層気温差が生じてしまいます。寒暖差によって自律神経が乱れてしまうことが、体調不良、つまりは“冬バテ”の原因になると考えられます。具体的には、身体が寒さにさらされると、アドレナリンやノルアドレナリン(※1)といった交感神経を活性化させるホルモンが分泌され代謝が活性化。心臓がドキドキする一方で、手足の血管は締まって血流が低下しやすくなり、「手足の冷え」として自覚されやすくなるとされます。さらにストレスホルモンの分泌が増え、食欲が増大したり、太りやすくなったり、免疫力の低下を招く可能性も。また、冬の屋内では暖房を使用することが多いですが、そうすると空気が乾燥するので、さらに風邪をひくなど感染症のリスクも高まるでしょう。日照時間の減少による影響12月は日照時間が短くなるため、紫外線が皮膚にあたることで合成されるビタミンDの不足や、日光に当たる時間が少ないことで季節性感情障害(SAD)のリスクが高まります(※2)。ビタミンDが不足すると骨密度が低下しやすくなるほか、免疫力が低下しやすくなるため、ビタミンDが不足していると感染症の重症化につながる場合もあるのです。季節性感情障害は秋から冬に増悪し、春~夏に改善するうつ病の一種。日光にあたる時間が短くなることでセロトニンの合成が不足することが一因と考えられます。健康な人でも、冬はセロトニンの分泌が少なくなり、気分が落ち込みやすくなる可能性があります。冬バテの対策適切な衣服重ね着や防寒具を活用し、体温の急激な変化に対応できるようにしましょう。屋外では、血流の多い首周りをマフラー等で覆ったり、手足が冷えないように手袋や厚手の靴下を履くなどの冷え対策がおすすめ。暖房の効いた屋内でも暑くなりすぎないように、調整しやすい衣服にすると良いですね。暖房器具の使用適切な室温を保ち、冷えによる体調不良を防ぐようにしましょう。暖房器具を使用すると空気が乾燥しやすくなるため、加湿器を活用するのも有効です。ただし、加湿器を使用する場合は定期的に内部を清掃し、カビの発生を防いでくださいね。バランスの良い食事栄養素をバランス良く摂取し、免疫力を維持するようにしましょう。特に不足しやすいビタミンDは、サケやサバ、イクラなどに多く含まれますので意識的に摂ると良いでしょう。メンタルの不調が気になる方は、体内でセロトニンの原料となるトリプトファンや、セロトニン合成に大切なビタミンB6、B12、葉酸といった栄養素も積極的に摂取したいですね。これらの栄養素を食事から補うのが難しいという人は、サプリメントを併用するのも良いでしょう。適度な運動冬は寒くて動くのが億劫になる人も多いはず。ストレッチやウォーキングなど、取り入れやすい軽い運動で血行を促進できると良いですね。メンタルの不調を改善するのにも、運動は大変有効だと思います。日光を浴びる日照時間が短くなる冬ですが、日光をできるだけ浴びられるような工夫をしてみてください。朝から日光を浴びるようにすることは、自律神経の乱れを調整し、気分を高めることにも役立つでしょう。リラクゼーション日々のストレスを自分でコントロールするために、趣味の時間をしっかり確保するなど、無理をしすぎないようにしましょう。忙しい中でも、瞑想や読書など心を落ち着ける時間をもつことで、副交感神経を優位にしてリラックスすることが大切です。まとめ冬バテは、寒暖差や日照時間の減少などが要因とされますが、適切な対策をとることで防げるはずです。衣服の工夫、栄養と運動のバランス、そして心の健康を保つことが大切。これらのポイントを意識して、快適な冬を過ごしていきましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネット ノルアドレナリン / ノルエピネフリン※2 季節性うつ病:用語解説|こころの耳©yamasan/Adobe Stock ©K-Angle/Adobe Stock ©Trickster*/Adobe Stock著者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年12月08日風邪やインフルエンザなどの流行が気になるこれからの季節、なるべく体調を崩さないで過ごしたいですよね。風邪予防には免疫力を下げないことが大切ですが、実は、朝ごはんの選び方によっては免疫力を下げてしまう可能性があるのです。そこで今回は、管理栄養士の筆者が免疫力を下げてしまう朝ごはんについてお伝えします。免疫力アップのためのポイントもお伝えしますので参考にしてください。免疫力を下げる食事とは免疫力が下がると、風邪をひきやすくなったり、回復が遅くなったりとさまざまな不調の要因となります。では、免疫力を下げてしまう食事にはどのような特徴があるのでしょうか。たんぱく質が不足しているたんぱく質は、細胞や免疫物質をつくるために重要な栄養素です。慢性的に不足すると、免疫力が下がる要因となります(※1)。そのため、なるべく毎食たんぱく質を意識して摂れるといいでしょう。また、三大栄養素である糖質・脂質・たんぱく質のなかでも、たんぱく質はより多くの熱を産生する栄養素なので、朝ごはんに取り入れることで体温アップも期待できます(※2)。たんぱく質は肉・魚・たまご・大豆製品などに多く含まれているので、毎食偏らないように様々な食品を取り入れるとよいでしょう。朝ごはんなら、たまご焼きや納豆を食べる、みそ汁に豆腐をプラスするなどの工夫もおすすめです。腸内環境が悪化しやすい食事免疫力をアップさせるには腸内環境を整えることも重要といわれています。腸内環境を整えるためには、腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を増やさないための工夫が大切。善玉菌を増やすためには、善玉菌そのものが含まれている発酵食品(ヨーグルトや納豆など)、善玉菌を増やす働きのある食物繊維やオリゴ糖を含む食品(野菜・果物・大豆製品など)を食事に取り入れることが有効です。また、悪玉菌が増える要因として脂質が多い食事が挙げられます。油が多く使われている食事は摂りすぎないように気を付けましょう(※3)。免疫力を下げやすい朝ごはん3つここからは、免疫力を下げないために、なるべく避けたい朝ごはんメニューを3つ紹介します。ただし、絶対に食べてはいけないわけではありません。食べすぎに注意したいものとして参考にしてください。カップ麺これからの季節は気温も下がってくるので、温かい麺類が欲しくなることもあるでしょう。しかし、カップラーメンやカップ焼きそばなどには脂質が多く含まれているため、食べすぎると腸内環境を悪化させる可能性があります。また、たんぱく質や野菜が不足し栄養バランスが偏りやすいため、毎日のように朝ごはんとして食べるのは控えたほうがいいでしょう。麺を食べたいときは、ノンフライ麺の活用や、野菜やたまごをプラスするなどのアレンジがおすすめです。菓子パン菓子パンは手軽に摂りやすいため、朝ごはんに取り入れている人もいるかもしれません。しかし、菓子パンは糖質や脂質が多く含まれていて、栄養バランスが偏りやすい食べ物です。そのため、ごはんというよりはおやつとしてたまに楽しむ程度がよいでしょう。朝ごはんでパンを食べたいときは、食パンにたまご・野菜を組み合わせるなど、たんぱく質や食物繊維もしっかり摂れるメニューがおすすめです。また、パンのなかでもライ麦パンや全粒粉パンなどには食物繊維が多く含まれていますよ。加工肉加工肉とは、ハム・ベーコン・ソーセージなどです。これらは朝ごはんに取り入れやすい食品ですよね。もちろん少量なら問題ありませんが、脂質が多く含まれているため、摂りすぎは腸内環境を悪化させる要因となります。加工肉のほかにも脂身の多い肉・揚げ物・スナック菓子・洋菓子などには脂質が多く含まれています。朝ごはんだけでなく、ほかの食事でも摂りすぎには気を付けましょう。免疫力アップには和食がおすすめごはんを主食とした和食は、野菜・豆類・魚なども摂りやすく、免疫力アップに大切なビタミン・ミネラル・食物繊維の摂取量も増やしやすいといえます。さらにごはんはパンや麺に比べて食物繊維や水分を含み、便通を整えやすい食べ物です。主食の中でもごはんは脂質が少ない食品であり、和食は洋食と比べても脂質が少ないメニューが多いため、朝ごはんには和食を選ぶとよいでしょう(※4)。朝ごはんはバランスよく食べて免疫力アップ免疫力アップを目指すための朝ごはんは、できるだけバランスよく摂ることが大切です。腸内環境を整えるための食物繊維や発酵食品、たんぱく質が摂れるメニューをぜひ意識してみてください。また、今回ご紹介した「免疫力を下げやすい朝ごはん」も、摂りすぎなければ大丈夫。朝ごはんをしっかり食べて、これからの季節も元気よく過ごしましょう。【参考】※1 厚生労働省.e-ヘルスネットたんぱく質※2 厚生労働省.e-ヘルスネット食事誘発性熱産生 / DIT※3 厚生労働省.e-ヘルスネット腸内細菌と健康※4 農林水産省.お米と健康・食生活©GrandJete/PIXTA(ピクスタ) ©buritora/AdobeStock ©polkadot/AdobeStock筆者情報寺内麻美管理栄養士を取得後、病院での給食や栄養管理、クリニックで生活習慣病予防のための食事指導に携わる。現在はダイエットサポートやレシピ制作、根拠のあるデータをもとに食や健康コラムの執筆などを行なっている。文/管理栄養士・寺内麻美
2023年11月19日今年の冬は人と会う機会も増えそう。風邪やインフルエンザ、新型コロナなどの感染には十分に注意したいものです。いつものランチを少し見直せば、免疫を整えることもできるとか。今回は、働く女性のランチのパターンにプラスしたい食材を医師に教わります。今年の冬は要注意!医師が警報レベルと回答!?今年の冬はコロナ禍後、行動制限のない3年ぶりの年末年始を控えていることから、免疫の低下に関して注意が呼びかけられています。キリンホールディングスが「免疫のケア」を啓発するために複数企業や自治体と行う「げんきな免疫プロジェクト」の一環として、医師・看護師600名を対象に「免疫の低下に対する危惧」に関するアンケートを実施しました。今年の免疫の低下に対する危惧と免疫のケアの注意すべき度合いを「免疫注意報」で示すと、どのレベルとなるかを尋ねたところ「警報(例年に比べてしっかりと注意したほうがよい)」が 23.8%、次いで「要注意(例年に比べてややしっかりと注意したほうがよい)」が 53.2%となり、あわせて約8割となる77.0%が、例年よりも注意したほうがよいと回答しました。医師の石原新菜さんは、次のように警笛を鳴らします。石原さん今年は記録的な猛暑の影響で外出控えによる運動不足、エアコンの使用によるカラダの冷え、秋口の気温の変化による室内外の気温差で自律神経のバランスが乱れ、免疫機能の低下につながっている恐れがあります。加えて、今年の冬は日常生活が戻り、外出や人との交流が増えることが見込まれ、ウイルスに感染する可能性のある機会も増えていきます。特に日常生活の中で免疫のケアをしておきましょう。免疫を高めるには?よくある働く女性のランチをチェック!ーー具体的には、どんなことに注意すると良いのでしょうか。食事について考えていきましょう。石原さんに、働く女性のランチのパターン3つについて、免疫の面から注意したい点とおすすめの改善策を教えていただきました。【ケース1】コンビニおにぎり+コンビニサラダ+カップ味噌汁ーーコンビニの定番ランチといえばこれ。一見、シンプルで健康的に見えますが…?ここに注意石原さんコンビニのおにぎりだけでは栄養不足になるのではと不安になり、コンビニサラダを手に取りがちですね。ただ、コンビニサラダの多くは葉物野菜などの夏野菜中心です。栄養的には悪くありませんが、冬場、カラダの温度を上げるのに向いている食材ではありません。免疫細胞には温度が高いと活発化するという性質があり、カラダの温度が1℃下がると免疫力が30%下がるといわれているからです。おすすめの改善策石原さんサラダや副菜はできるだけカラダを温めるジャガイモやニンジン、カボチャなどの温野菜を選ぶようにしましょう。味噌汁には代謝を上げるビタミン、ミネラル、アミノ酸が豊富に含まれるのでOKですが、さらにショウガをプラスするのもおすすめです。生のショウガに多く含まれる辛味成分「ジンゲロール」は加熱すると「ショウガオール」に変化し、カラダを内部から温めるといわれています。すり下ろした生のショウガをみそ汁に入れましょう。外出先ではチューブ入りのショウガでもOKです。【ケース2】カフェのサンドイッチ+アイスカフェオレーーカフェで簡易的にランチを取ることもありますよね。サンドイッチとアイスカフェオレなどの組み合わせは鉄板かも。ここに注意石原さんサンドイッチは具材により栄養価も異なりますが、一般的なサンドイッチは常温であったり、場合によっては冷たいことが多いため、カラダの温度を上げ、免疫力を高める食べ物としては適しません。カフェオレは、アイスだとカラダを冷やすので、冬場はあまり免疫対策にはならないでしょう。おすすめの改善策石原さん漢方では、カラダを冷やすものを陰性食品、温めるものを陽性食品と区分しています。カフェオレに使われている牛乳やコーヒーは陰性食品なので、陽性食品のココアがおすすめです。チャイや、シナモンなどをトッピングしているホットドリンクも良いですね。サンドイッチとセットでポタージュを選んでも良いでしょう。とろみがあるスープは冷めにくく、カラダを温めるには特におすすめです。【ケース3】カップラーメンのみーーテレワークや休日などに簡単かつ、素早くランチを済ませたいときの救世主、カップラーメン。免疫的にはNGなのでしょうか?ここに注意石原さんカップラーメンだけでは、免疫細胞の主原料となるたんぱく質や免疫力に密接な関わりのあるビタミンDやビタミンA、乳酸菌などの栄養が摂取しにくいです。免疫を高めるためには栄養をバランス良く摂取するのがカギとなります。免疫細胞の7割が腸に存在するといわれており、偏った栄養摂取による腸内環境の乱れは免疫力の低下につながるため、ランチでも野菜を中心に摂取できるビタミン群やタンパク質をバランスよく取り入れましょう。おすすめの改善策石原さんカップラーメンにすり下ろしショウガを足すのもおすすめですが、スパイスをプラスするのも良いですね。胃腸の動きを活発にし、消化を助ける働きがあります。あわせて鶏肉やきのこ、ニンジンなどの栄養素の高い副菜を摂るように心がけましょう。鶏肉はたんぱく質の優れた供給源であり、ニンジンにはビタミンAが、きのこにはビタミンDが豊富に含まれています。ーー普段のランチに自信がなかった人も多いはず。今回のアドバイスでどのように工夫すれば良いかわかりました。ポイントは「栄養バランスよく摂ること」と「カラダを温めること」といえそうです。Information<教えてくれた人>石原 新菜(いしはら・にいな)さんイシハラクリニック副院長。父の経営するクリニックで漢方薬処方を中心とする診療を行うかたわら、テレビ・ラジオへの出演や執筆、講演活動なども積極的に行う。<筆者情報>椎原茜ライター。記事を通して、読者の方々に役立つ情報を知ってもらい、ハッピーかつ快適な生活を送っていただきたいという思いで執筆中。(C)ADDICTIVE STOCK CORE/AdobeStock文・椎原茜
2023年11月16日免疫対策のために日常的に摂っているものについてのアンケート気温が下がり、何かとせわしくなる年末。忙しさに宴会などのウイルス感染機会も増えてしまうため気を付けたいのが免疫対策。2023年11月に全国の20代~60代の男女1000人を対象に実施したインターネット調査によると、免疫対策のために日常的に摂っているものとして、「ヨーグルト・チーズ」という発酵乳製品が440人、納豆が413人と4割を超えていました。次いで卵(279人)、大豆製品(263人)、緑黄色野菜(243人)、きのこ類(237人)、味噌・漬け物などの発酵食品(230人)が2割を超えていました。肉類(198人)、魚介類(194人)といった動物性の食品も、2割に満たないながら摂取をこころがけている人がいるようです。全体としては、約7割弱の人が食生活において何らかの免疫対策を意識していることがうかがえます。【調査概要】調査名称:免疫対策のために日常的に摂っているものについてのアンケート調査機関:Freeasy調査対象:全国の20代~40代の男女1000人(年齢・性別均等割付)調査方法: Webアンケート調査日:2023年11月8日〜2023年11月9日常に風邪やインフルエンザのリスクと隣合わせの冬の食生活。東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長の管理栄養士である濱 裕宣先生によると、ちょっとした食品選びや調理法で、実はより効果的な免疫対策になるそう。冬の食事の免疫対策、“どっちが正解?”を濱先生に伺います。【監修】管理栄養士濱裕宣先生管理栄養士濱裕宣先生東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 部長『その調理、9割の栄養捨ててます!』や、レシピ本『慈恵大学病院のおいしい大麦レシピ』など多数の栄養、健康レシピ本にかかわる。日常生活のなかで活かせる健康と栄養バランスを大事にし、日ごろから患者の立場に立った食生活の向上指導にあたっている。お鍋編冬の定番のお鍋。メインの具材はお肉?魚介類?どっちがよりベター?A:おすすめは・・・魚介類!野菜とメインの肉や魚がたっぷり摂れて、身体も温めてくれるお鍋は、栄養バランス満点の理想のメニューですが、免疫対策としておすすめのメインの食材は甲乙つけがたいながらも魚介類がよりおすすめ。免疫細胞も細胞のため、基本はたんぱく質でできているので、もちろんお肉も魚介類もたんぱく質源という観点ではおすすめですが、免疫対策を意識すると、免疫対策に有効なタウリンが豊富な牡蠣やビタミンDが豊富な鮭が免疫対策にはよりおすすめ。肉であれば、ビタミンB6が豊富な豚肉がおすすめです。魚介類イメージお鍋で注目!の栄養素●タウリン今が旬の牡蠣や、イカ・タコ・魚など魚介類に豊富なタウリンは、免疫アップのためにぜひ意識してほしい栄養素です。魚介類には亜鉛も豊富なので、粘膜を強くしてくれ、ウイルスの侵入予防にもつながります。野菜は抗酸化作用を発揮してくれるビタミンA・C・E(ビタミンエース)がとれるにんじん・ほうれん草・トマトをたっぷり摂るのが理想的。●ビタミンD鮭、いわし、しらす、ツナやしいたけ、きくらげに含まれる栄養素。免疫細胞は骨髄で作られますが、ビタミンDは、カルシウムが吸収をサポートし、骨を強くすることにも関与していますし、さまざまな調査で、免疫細胞を元気にしてくれることが裏付けられています。ウイルスや病原菌が来てしまった際の過剰な免疫反応も抑えることがわかっています。●サポニン免疫機能をつかさどるリンパ球の1種であるナチュラルキラー細胞を活性化してくれるといわれるサポニンが摂れるゴボウや豆腐(大豆食品)を加えるとより免疫対策に。●鉄赤血球の中にあるヘモグロビンに含まれ、全身に酸素を送り届けるためには不可欠な栄養素です。鉄分が不足すると貧血になってしまい、免疫細胞への酸素や栄養の運搬も手薄になってしまうため、免疫低下につながる恐れがあります。ほうれん草・小松菜などをたっぷりと摂るのがおすすめです。●水溶性食物繊維のβ-グルカンお鍋の締めのおすすめは、大麦ごはん。大麦は水溶性食物繊維のβ-グルカンをたっぷり含みますが、これが腸内環境を整えてくれます。腸内には免疫細胞が多数集まっているので、腸内環境の整備が免疫細胞の活性化につながります。大麦だけで食べにくいという人は、3:7で大麦:お米、というふうに混ぜてみては?同じくβ-グルカンの一種であるパラミロンという食物繊維を含むユーグレナパウダーを出汁に入れるのもおすすめ。サラダ編毎日のサラダのトマト、ミニトマトと大玉トマト、どっちが正解?A:正解は、ミニトマト!ミニトマトの栄養価は実は大玉トマトよりも優れています。ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、食物繊維は約1.5~2倍、リコピンは約3倍といわれます。そして免疫対策的にも注目したい、抗酸化作用をもつトマトサポニンも3~5倍多く含まれているのです。調理するときも、糖度が高いのでより濃いトマトソースになります。サラダイメージサラダで注目!の栄養素●スルフォラファン抗酸化作用や抗がん作用があるといわれる成分。植物の新芽(スプラウト)に多く含まれます。ブロッコリースプラウトを毎日のサラダに添えるのを習慣にしては?●ルテオリンセロリに含まれるポリフェノールのルテオリンには高い抗炎症作用があるといわれています。そのほか多くのポリフェノールが含まれるセロリ、実は、切ることでポリフェノール量が30%アップし、抗酸化作用も4倍以上になるといわれます。ただし、切って時間が経つとビタミンCなどが減ってしまうので、切ったらすぐにいただきましょう。炒め物編Q:魚介類の炒め物、カレー粉かバター、どちらで炒めるとより免疫対策になる?A:カレー粉イカ、エビ、牡蠣などの魚介類に含まれる免疫対策になる栄養素タウリンは肝機能も強化してくれますが、カレーの香辛料であるターメリックに含まれるポリフェノール「クルクミン」にも肝機能を強化するはたらきがあり、あわせるとより肝機能を活性化させ、肝臓の解毒作用を活発にしてくれる可能性があります。イカは薄皮をそのままにして炒めると、タウリンもコラーゲンも逃さず食べることができます。炒め物イメージ炒め物で注目!の栄養素●炒め物にもってこいのβ-カロテン、ビタミンD・E・Kβ-カロテンは粘膜強化に役立つ成分。β-カロテンは生で食べると吸収率8%程度ですが、加熱すると吸収率が2倍以上になります。油と相性がよく吸収率は70%までに上昇。β-カロテン豊富なにんじんはぜひ、油いためで食べましょう。免疫維持に役立つといわれるビタミンD(きくらげ、干し椎茸などに豊富)、血管の酸化などを防ぐことで血行維持をサポートしてくれるビタミンE(卵などに豊富)●放置すると増える!?ビタミンC風邪予防のための栄養の代表格であるビタミンC。野菜炒めでよく使われるにんじんにも豊富に含まれていますが、実はにんじんの食べ方にもコツがあります。にんじんは切ってから1~2日置いたほうが、ビタミンCが増加することがわかっているのです。また、上下の先端を切り落としてしまいがちですが、ビタミンC量の順番は、多い順に下の先端約3~4cm部分、上から約2cmの部分、下から約4~6.5cm部分の下部、中央部となっているので、端から端までいただくのがおすすめ。薬味編Q:薬味で添えるショウガは生のまま使う?加熱して使う?A:加熱して使う!ただし、100℃以下で。ショウガの栄養素「ジンゲロール」を加熱すると「ショウガオール」に。その威力は30倍にも!?生姜に含まれるジンゲロールは白血球の数を増やし、免疫機能を活性化します。気管支炎などを引き起こす細菌を攻撃してくれるとも言われます。ショウガオールはジンゲロールを加熱したり乾燥させたりするとできる成分で、そのパワーはジンゲロールの30倍ともいわれます。血行を促進し、免疫細胞も活発にしてくれます。ただし、100℃を超えてしまうと働きを失ってしまうので、90℃くらいのオーブンで1時間ほどローストしてカラカラになるまで乾燥させる、を数回繰り返したものをスープに切って使うのがおすすめ。ショウガイメージ薬味で注目!の栄養素●ネギオール・フルクタン薬味の代表選手、長ネギに含まれるネギオールという成分には、抗菌・抗ウイルス作用があります。また、同じくネギの緑の部分に含まれるフルクタンという糖がインフルエンザ予防に効果があると言われています。●アルファピネンミョウガに含まれるアルファピネンという精油成分には、消化促進、血流改善や免疫力向上の効果が期待できます。【大正製薬レター】濱先生監修_免疫にいい食生活.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月13日インフルエンザや風邪が流行っている今、自分の免疫力が気になっている人も多いのではないでしょうか。免疫力を整えるためには、体を冷やさないことが大切です。今回はヨガインストラクターの筆者が、簡単にできる温活のポイントやストレッチをご紹介します。関節の冷えに注意! 体を温めるなら肘湯がおすすめ免疫力を整えるのに大切なのは、体を冷やさないこと。特に、体の関節部分を冷やさないことを意識してみてください。関節を冷やさないためには、首まわり、肩、仙骨、足首を温めましょう。また、寝るときに小豆カイロなどを使う場合は、仙骨や下腹部に当てるのがおすすめです。靴下の上に足首ウォーマーをしたり、首にネックウォーマーを巻いたりするのもいいですね。グッズを使う方法以外では、肘湯がおすすめ。足湯と同じ要領で行いますが、足湯よりもお手軽ですよ。肘湯のやり方肘から指先まで入れられる容器を用意します。45℃程度のお湯を入れて、肘までお湯につけて4分程度温めるだけ。肘湯に適した容器がない場合は、肘にカイロを当てるのもOK。腕の疲れや腕まわりの冷えは自覚しづらい部分なので、ゆっくり温めてあげましょう。冷えない一日を過ごすために朝のルーティンとして取り入れたいのが、仙骨ケア。朝は背骨が固まって体の動きが悪くなっています。背骨のスムーズな動きは自律神経の働きに関わるとされるため、姿勢を整えるためにもぜひ試してみましょう。1.仙骨に手を当てて立ちます。2.尾てい骨を会陰の方に引き寄せるように意識して、骨盤を真っ直ぐに立てます。3.仙骨から上体を折るようにして前屈していきます。4.脱力して数呼吸しましょう。気持ちいいと感じる間はキープします。5.息を吸いながら、仙骨から体を起こします。スッキリするまで行いましょう体の感覚を大切に肘湯や湯船に浸かるときも、体のケアをするときも、時間や回数ではなく、体が気持ちいいと感じるか、ホッとするかで判断してみて。やりすぎると体が不快になってきたり、気持ちいいと感じなくなってきたりするので、それがやめどきのサインです。この体の感覚を養うと、不調があってもすぐにケアができるようになるはず。毎日の観察力を磨きながら、気持ちよく体のケアをしていきましょう。©buritora/Adobe Stock筆者情報上村由夏「マナヨガ」代表。20代の頃、ストレス過多で喘息が再発。ヨガセラピーを学び始める。 現在はヨガで重要なエネルギーワークのエッセンスが残る古代ヨガをベースにした 【マナヨガセラピー】と、日本古来の体の使い方ナンバのエッセンスを利用し、骨格を整える姿勢ケアをホリスティックな視点で体系化し全国を出張しながらレッスンをしている。 2023年より「心と体と女性の生き方」講座として心体の整え方、これからの時代のウェルビーイングを提案する【美道】講座を開講文/上村由夏
2023年11月07日“免疫ケア”の新作2アイテム誕生株式会社マツキヨココカラ&カンパニーのオリジナルヘルスケアブランド「matsukiyo LAB(マツキヨラボ)」より、“免疫ケアシリーズ”の新商品「matsukiyo LAB 免疫ケア 大人用粉ミルク」(税込2,138円)が2023年10月11日に発売された。また、同シリーズからは「matsukiyo LAB 免疫ケア マルチビタミンゼリー」(税込138円)も2023年11月11日に発売される。免疫ケアが気になる人に!“matsukiyo LAB 免疫ケアシリーズ”は、キリンホールディングス株式会社が独自開発した「プラズマ乳酸菌」配合で、健康な人の免疫機能の維持をサポートする商品を展開している。今回新たに仲間入りするのは2商品。まずは、1食当たりに1,000億個の「プラズマ乳酸菌」を配合した「大人用粉ミルク」だ。同商品は豊富なタンパク質とカルシウムに加え、11種のビタミンと4種のミネラルが配合されている。水に溶かして牛乳代わりに飲んだり、コーヒーやヨーグルトなどのドリンクに混ぜたりして気軽に摂取できる。片手でサッと栄養補給一方「マルチビタミンゼリー」は、同じく1,000億個の「プラズマ乳酸菌」を配合したパウチタイプのゼリー食品。爽やかなグレープフルーツ味で、場所を問わず免疫ケアとビタミン摂取ができる。いずれも全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループ店舗、および公式オンラインストアで購入可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース
2023年10月23日2023年5月に新型コロナウイルスが5類に引き下げられ、感染症対策は個人に委ねられることになりました。それを踏まえて、サッカーの現場で具体的にどうしたらいいか、悩んでいる指導者や保護者、お子さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、JFA医学委員会スポーツ救命部会の部会員で、東京オリンピックサッカー男子日本代表チームドクター、いわきFCのチームドクターとしても活動する福島理文先生(順天堂大学 循環器内科准教授)に、「育成年代のサッカー現場におけるコロナ対策」について、話をうかがいました。どこまで対策すべきなのか? 疑問を抱えている保護者、指導者、選手のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください。(取材・文鈴木智之)<<関連記事:2021年配信新型コロナだけじゃない!風邪、インフルなどウィルスから子どもを守るための正しい感染症対策-日常生活編-サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■運動時のマスク着用は熱中症のリスクが高まり危険新型コロナウイルス対策として、真っ先に思い浮かぶのが「マスクの着用」です。2023年3月13日、厚生労働省はマスクの着用を「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となる」と発表しました。さらに、5月の新型コロナウイルス5類引き下げ以降、屋内でのマスク着用に関して「推奨」から「任意」に切り替える企業や団体が増加しています。上記の様なことから、暑さが本格化する7月以降、マスクをしない人がさらに増えることが予想されます。福島先生は「暑い時期にマスクをして運動すると、顔周辺に熱がこもり、かつ呼吸もしづらくなるため、熱中症のリスクが高まります」と見解を述べます。熱中症対策の観点からすると、サッカーのプレー中にマスクをする必要はないと考えられます。「ただし、スポーツ活動においては他者との距離が密接なことも多いので、一人が感染すると周囲に広がる可能性が高いです。そのため、熱がある、喉が痛い、咳が出るといった症状のある人は無理に参加せず、周囲への感染を防ぐためにスポーツ活動は控えましょう」さらに、こう続けます。「換気や手洗い、うがいなど、コロナ禍以前にもしていた感染症対策は継続すべきと思いますが、常時マスクの着用や黙食などは、そこまで神経質にならなくてもいいと思います。私自身、病院の中ではマスクをしますが、ドクターとしてベンチに入るときはマスクをません。もちろん飛沫から感染するリスクはありますが、日頃の体調管理をきちんとしていれば、感染リスクを減らすことが出来ると思います」サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■飲み物の管理、ビブスの使いまわしはどうなる?これまでサッカーの現場では、飲み物の管理やビブスの着回しなど、意識的に対策を行ってきました。新型コロナウイルスの5類以降の取り組みついて、福島先生は「飲み物は直接口をつけるものなので、個人のものを用意したほうがいいですが、ビブスの着回しは神経質にならなくてもいいと思います」とアドバイスを送ります。サッカー活動中の食事に関しても「飛沫感染には注意が必要ですが、子どもたちにとって食事の場でのコミュニケーションも大切ですからね。ただし風邪気味の子などは、他の人に感染させるリスクがあるので、話をせずに食事をしたほうがいいケースもあります」と話します。子どもの場合、熱がある、具合が悪いといった症状に気づかないことがあるので、周りの大人が注意深く、観察してあげるといいでしょう。■新型コロナ対策関係なく、手洗いは継続その他の感染対策として、手洗いや手指消毒がありますが、「これに関しては続けたほうがいい」と述べます。「サッカーの活動中は手でボールを触ったり、地面に座って手をついたりと、汚れる場面がたくさんあります。とくに子どもは、汚れた手のまま食事をしたり、顔を触ったりといったことがあるので、コロナに関係なく手洗いをしっかり行いましょう」■過剰な対策にはデメリットも大切なのは、意味のある対策をすること。過剰な対策には、デメリットもあるようです。「子どもの場合は、免疫をつけることも大切です。我々が子どもの頃は、外遊びをする中で土や葉っぱなど自然に触れることで、免疫を獲得してきました。そのため、手洗いのしすぎや外出時は常にマスクをするといった行動は、子どもの成長や免疫の獲得、他者とのコミュニケーションを含めた心理的な面を考えると好ましくないかもしれません」また、福島先生は「子どもの場合、体の免疫に関わる病気を持っていなければ、コロナにかかっても高齢者のように重症化する確率は低く、マスクを始めとするコロナ対策を過剰にすることに対して、メリット・デメリットを考えながら判断していきたいですね」と話します。サッカーの現場では、チームや指導者の方針、保護者の意見など、様々な考えがありますが、過剰な対策をしないことも、子どもの心身の健康を考えると大切なことのようです。コロナに関する情報は、日々移り変わっています。積極的に情報を入手し、「いま必要な対策はなにか?」を考え、臨機応変に行動することが必要なのではないでしょうか。状況を把握し、適切に振る舞うのは、サッカーも感染対策も同じ。様々な情報を見たうえで大人たちがきちんと考えたうえで判断を行い、行動することを心がけましょう。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年06月27日たった1分の筋トレで筋力と血行を改善!免疫エクササイズをご紹介。血流を促す筋肉を鍛え免疫細胞を巡らせる。運動が苦手な人や忙しい人でも、1分間で効率よく免疫力を上げられるよう、整形外科医の陣彦善先生が考案したのが、免疫エクササイズ。「免疫力を支えている大きな要素が筋肉と血流。運動不足だと筋肉が収縮して血液を巡らせるポンプ作用がうまく機能しなくなり、血流が悪くなってしまいます。するとリンパ液の流れも悪くなり、免疫細胞が全身の隅々まで行き渡らなくなってしまうのです」特に鍛えるべきは、太もも、背中、足裏の筋肉。「太ももの大腿四頭筋は全身の中でもっとも大きな筋肉なので、鍛えると効率的に筋肉量を増やすことができます。また、背中を鍛えると姿勢が改善し、深い呼吸ができるようになるため、血液循環が良くなります。足裏は、バランスをとったり、衝撃を受け止める役割があるので、エクササイズをスムーズにするためにも鍛えておきたい筋肉の一つです」4つの動きで構成された免疫エクササイズは、1日に10回×2セットでOK。「正しいフォームで行うことが大切なので、うまくできなければ、最初は上半身と下半身の動作を分けて行うとよいでしょう。細切れでいいので毎日続けて」免疫エクササイズたった1分間で、免疫力をアップするための筋肉を鍛えることができるエクササイズ。日課にすることで、血行が良くなり、冷えにくい体に。さらに、姿勢が良く、呼吸も深くなるので、疲れにくくなるメリットも。STEP1正しい姿勢で立ち両手をまっすぐに上げる。両腕をまっすぐに上げることによって重心が上がり、体を支えるためにお腹の筋肉にスイッチが入る。あごは軽く引き、お尻はキュッと締めることを心がけて。・手のひらは向かい合わせに。・腕が耳につかなくてもOK。・足は肩幅に開く。STEP2息を吸いながら2秒かけてゆっくりと腰を下ろす。スクワットの動きで、お尻、太もも、ふくらはぎの筋肉を鍛える。膝を曲げるというよりも、椅子に座る感じで股関節から曲げて。膝がつま先より前に出ないよう注意。・呼吸を忘れずに。・股関節から脚を曲げる。・膝がつま先よりも前に出ないように。STEP3左右の肘を90度に曲げて肩甲骨を寄せる。肘を90度に曲げることによって、肩甲骨を背中の中央に寄せる。広背筋が鍛えられ、巻き肩の改善にも。腰を反らさないよう、背中をフラットに保ちながら行って。・手のひらは前向きに。・肩をすくめない。STEP4息を吐きながら2秒かけてゆっくりと元の姿勢に戻る。再び両腕を上げ、お腹の筋肉にスイッチをオン。背中まわりの脊柱起立筋を刺激することで、正しい姿勢を保ちやすくなる。長く息を吐くことで、副交感神経も優位に。・手のひらを向かい合わせにしていく。・お腹をへこませる。陣 彦善先生有栖川整形外科院長、整形外科専門医、スポーツ専門医、統合医療認定医。著書は『医師が教える!1分免疫エクササイズ』(世界文化社)。※『anan』2023年3月29日号より。イラスト・岡田 丈取材、文・古屋美枝(by anan編集部)
2023年03月25日最近目につくのが“肌免疫”にフォーカスしたスキンケア。免疫というと体の防御機能をイメージしがちだけど、実は肌にも免疫があるの!?美容皮膚科医の貴子先生に教えてもらった。スキンケアを効かせたいなら、肌にも免疫力が必要です!「免疫とは、体から異物を排除するシステムのことですが、肌の場合、ターンオーバーが正常であることと、異物に対して過敏反応を起こさないバリア機能が高いことを、肌の免疫力が高い状態と呼びます。肌免疫が落ちてしまうと、いくら高いコスメを使っても効かないので、肌の免疫機能を上げておくことは大切です。そのためには、保湿が第一!塗るスキンケアだけではなく、クレンジングなどの落とすケアも皮脂を落としすぎないものに見直しを」1、睡眠不足やストレスによる乾燥ダメージから守ってくれるUV。イプサ プロテクター マルチシールド SPF50+/PA++++ 30ml¥4,950(イプサ TEL:0120・003・543)2、免疫を高めて細胞から強くするユーグレナを配合した化粧液で潤いに満ちた肌に。NEcCO ローション 70ml¥3,250(NEcCO TEL:0120・88・4907)3、ケフィア発酵エキスをはじめ、肌の自己回復力を高めてくれる化粧水。SHISEIDO オイデルミン エッセンスローション 145ml¥9,680(SHISEIDO TEL:0120・583・289)4、肌あれを防ぐLPSと有機酒粕パウダーが素肌の健康を守る。フレナバ ナチュラル&オーガニックLPSプロテクトバーム 25g¥3,740(福光屋 TEL:0120・533・076)貴子先生美容皮膚科医、「松倉クリニック代官山」院長。美容という枠にとらわれず、健康美という視点で、若々しい美しさを引き出す。サプリのプロデュースを行う。※『anan』2023年3月29日号より。写真・yoko取材、文・岡井美絹子(by anan編集部)
2023年03月25日最近、おいしさと健康を兼ね備えた専門店が続々誕生。食事を楽しみながら、免疫力を高めたいならこの3軒におまかせ。さらにおうち時間のお供にしたいフード&ドリンクもピックアップ!お出かけついでに元気に。免疫アップフードアドレス。【北上野】HENGEN(ヘンゲン)東洋の知恵が詰まったお粥ランチ。スキンケアブランド『OSAJI』を手がける日東電化工業がモダンアジアンレストランを2月にオープン。東京の一流ホテル出身の平岡志保子シェフが「健美粥」を中心としたコースを振る舞う。東洋の食の知恵をベースに、その季節に必要な栄養素を補える旬の食材や多彩な薬膳スパイスを使って調理。メインの健美粥は、生米を少量の油で和え、3時間煮込んでから鶏スープを加える中国式の粥で、玄米、雑穀、もち麦の3種類から選べる。優しくコク深い味わいで、胃腸に負担が少なく大切な栄養素が体に染み渡る。全5品。健美粥コース¥3,850。東京都台東区北上野2‐20‐2TEL:03・5246・338511:00~18:00(最終入店17:00)火・水曜休、不定休【新宿】oumami HESTA SOUP STAND(ウーマミ ヘスタ スープスタンド)小田急エース店免疫ケアも腸活もできるスープデリ。美と健康を追求したスープ店。黄金だし、黒旨だし、発酵だしの旨味だしに、栄養バランスを考慮した具材が入るコンディショニングスープは、定番6種と季節限定1種。なかでも「キヌアMIXとビーツのコラーゲン発酵スープ」¥750は、麹の持つ様々な栄養素が凝縮された発酵だしと、食物繊維豊富な食材の組み合わせで、整腸作用や免疫機能の活性化を促す。カップインorセパレートタイプから選べる。さらにドラゴンフルーツ+甘酒など、美容と健康効果に優れたセラムドリンクや、甘酒パンナコッタサスティナブルフルーツジャム¥500も。東京都新宿区西新宿1西口地下街1号SHINJUKU DELISH PARK内TEL:03・6258・08788:00~20:30(土・日・祝日10:00~20:00)不定休【表参道】be my flora kitchen(ビーマイフローラ キッチン)腸活もできる定食メニュー。86種類の有機野菜&果物を8年熟成させた酵素ドリンク「be my flora」が初めて手がける飲食店が4月オープン。写真の「豚の発酵生姜焼き定食」をはじめ、腸を傷つけて、免疫力が下がる原因になる白砂糖・添加物・小麦粉を一切使用しない定食を提供。全ての定食メニューに「be my flora 8年熟成酵素」が付き、食前に飲むことで栄養成分の吸収率を高めてくれる。白砂糖の代わりに、ミネラル豊富なきび糖などを使ったケーキも販売予定。4/12オープン。東京都渋谷区神宮前3‐1‐14AK神宮前1F11:00~20:00(19:00LO)予定不定休おうちで免疫強化できるフード&ドリンク。【Lashiku】体においしい 薬膳スープ粥朝粥で目覚めのスイッチ。食材を色で分類する薬膳の知見をもとに開発されたスープ粥。体のエネルギーになりやすい白米・もち麦をベースに、雑穀や国産野菜などを調合。菊いもや寒天などの食物繊維や酵母入りで、腸の環境を整えることも期待できる。お湯を注ぐだけなので、忙しい方にもおすすめ。梅しそ、やさい潤穀、おろし貝柱、にぼし黒豆。1箱4食¥1,080(再春館製薬所 TEL:0120・444・444)【コカ・コーラ】ジョージア プラズマ乳酸菌免疫ケアコーヒーで免疫ケア!?今注目の成分「プラズマ乳酸菌」入りのドリンク「免疫ケアシリーズ」が登場。砂糖を使わずに、北海道生クリームを使用したクリーミーなカフェラテ。1本にプラズマ乳酸菌を1000億個配合し、コーヒー好きも免疫維持のために健康習慣に取り入れやすい。1本43kcalと低カロリーなのも魅力。※北海道限定販売。[機能性表示食品]280ml¥160(コカ・コーラお客様相談室 TEL:0120・308509)【伊藤園】台湾こころ美茶自律神経を整えるブレンド。伊藤園と台湾発の漢方のライフスタイルブランド『DAYLILY』が共同開発した和漢茶飲料。台湾の伝統的な健康茶を参考に、健胃・整腸にも用いられるハッカ、キッカ、マイカイカ、ビャクゴウ、ナツメの東洋素材を独自にブレンド。カフェインゼロ・無糖で、すっきりとした爽やかな香りの中に、ほんのりとした甘さが。3/27発売。330ml¥194(伊藤園お客様相談室 TEL:0800・100・1100)※『anan』2023年3月29日号より。写真・yoko取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年03月25日日々の食事やおやつ、睡眠環境……ちょっとした習慣の見直しで不調改善の流れはつくれるもの。“免疫力強め”な不二美子さんの一日を参考に、いますぐ見直しを!朝・Morning目覚めた時から心がけたいのは、セロトニンを最大限分泌させること。免疫力が上がる、質のいい睡眠を得るためには、朝の行動がカギを握る。「朝分泌されるホルモン・セロトニンが、眠りに誘うホルモン・メラトニンのもとになるからです」(石原さん)セロトニンの分泌を促すのが朝日。「朝日を浴びる時間を取れるよう、睡眠のリズムに合わせ、起きたい時間の前から20分間隔でアラームを鳴らすと目覚めやすくなります。また、免疫力の変化に敏感になれるので、基礎体温を測ることも習慣にして」(烏山さん)目覚めが悪い人は、熱めのシャワーを肩甲骨まわり中心に浴びるといい。「褐色脂肪細胞が集まる場所なので、代謝が促進され、熱めのシャワーで体温が上がり、交感神経が優位になるのでシャキッと目覚めます」(石原さん)香りの力を借りたり、ストレッチで血流を促したら、朝食を欠かさないで。「体のベースとなるタンパク質を中心に。朝食は排便のスイッチにもなります。リズムよく生活していけば、自律神経が整いますよ」(烏山さん)生活習慣を見直せば、不調解消&免疫アップ。冷えやむくみ、だるさ、便秘などの不調は、日々の生活習慣の積み重ねが原因で起こるもの。「冷え対策を徹底したり、食べ物、飲み物に気をつけるなど、少しずつ習慣を変えていけば不調は改善し、免疫力も上がります」(医師・石原新菜さん)食べすぎ、寝不足は特に厳禁。「常に満腹な状態では血糖値が高くなり、免疫機能が十分働かず、免疫力が低下します。腹八分目が大切です。また、寝不足では心身のケアに役立つ、成長ホルモンの分泌を促せません」(石原さん)免疫機能と強く関わる、自律神経を整えることもとても大事。「自律神経が乱れると免疫力が下がりますが、婦人科系器官も強い影響を受けるので、月経のリズムは免疫力を知るバロメーターです」(女性ホルモンバランスプランナー®・烏山ますみさん)そこで、二人に聞いた朝・昼・晩の免疫アップ法と、編集部セレクトのケアアイテムをご紹介。[お話を伺った方々]烏山ますみさん女性ホルモンバランスプランナー®、「アロマ&エステティックICHIKA.」代表。心身両面から女性をサポートすることを目指し、女性ホルモンの理解を広めるための啓蒙活動にも従事。石原新菜さん医師、「イシハラクリニック」副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたる。著書は『免疫力を上げて得する人になるコツ33』(学研プラス)など多数。不調解消お助けアイテム!使いやすさを追求した体温計が活躍。オムロンオムロン婦人用電子体温計平均10秒で素早く予測検温ができ、検温データは即スマホへ転送可能。基礎体温管理アプリと連携させれば、日々の体調管理に役立つ。¥4,158(オムロン0120・30・6606)柑橘系の香りでシャキッと目覚める。athletiaリフレッシュ ヘア&ボディシャンプー自然由来の保湿成分を配合したリッチな泡で、頭皮も体も気持ちよく洗い上げる。柑橘などの香りで気分スッキリ。200ml¥3,080(athletia)朝定番のヨーグルトで毎日免疫ケア。小岩井乳業小岩井 iMUSE生乳(イミューズなまにゅう)ヨーグルト甘さ控えめ乳のおいしさにこだわり、生乳を50%使用。免疫ケアに役立つプラズマ乳酸菌1000億個配合。機能性表示食品。100g¥136(4月1日〜)*税抜き(小岩井乳業0120・171766)忙しい日も栄養バランスは諦めない。カルビーフルグラ8種のビタミンや食物繊維、鉄分などが豊富なグラノーラ。ヨーグルトやアーモンドミルクなどをかけ、パワーチャージの朝食に。750g オープン価格(カルビー0120・55・8570)イラスト・白ふくろう舎 取材、文・板倉ミキコ
2023年03月24日免疫強化が狙えると話題になっている最新ニュースを、識者の意見を基に紹介。自分のライフスタイルに取り入れやすいものを選んでお試しを。毎日の積み重ねが、免疫強化への近道!サプリ・食品で、体を活性化。免疫強化のキーワードを解説。「免疫に関わる栄養素はどれも現代人が不足しがちな成分ばかり。野菜などの食材に多く含まれる成分もありますが、体内で十分な力を発揮する量を摂取するのはなかなか難しいため、成分を凝縮したサプリや食品で効率的に補うのがおすすめです」と、美容皮膚科医の貴子先生。選ぶ際は、まずは便秘の有無を基準にするとよいそう。「免疫機能の8割は腸内にあるため、腸内フローラを良好に保つことが免疫強化に直結します。だから便秘がある人は、腸内環境を整えるのに効果的な食物繊維や乳酸菌などのサプリや食品から取り入れるべきです」(貴子先生)最近は免疫強化に期待できるとされる成分も続々登場。サプリを摂取する上で気を付けるべきことを、「日本サプリメント協会」理事長の後藤典子さんに伺った。「あくまでサポートなので、適度な運動や睡眠は必要。またほとんどの成分は1日の摂取量が明確に決まっているので、複数の栄養素が配合されたサプリを摂取する際は、摂取量オーバーにならないよう、しっかり確認しましょう」ここでは話題の成分が入ったサプリを、編集部がセレクト。1、【fracora】疲労ケアW5‐ALA×食物繊維。現代人の疲れに着目したサプリ。トマトなどに含まれるが、食材からはなかなか補えない5‐ALAを、3粒あたりに15mg配合。さらに日常における一時的な精神的疲労感と、身体的疲労感の軽減効果が報告されているユーグレナ特有の食物繊維「パラミロン」も同時に摂取できる。[機能性表示食品]90粒(30日分)¥5,556(協和 TEL:0120・57・2020)[5‐ALA]天然のアミノ酸で、正式名称は5‐アミノレブリン酸。免疫機能を作動するスイッチの役割を持つミトコンドリアを活性化する作用が。2、【SBIアラプロモ】SBI BEST NMN高品質なNMNを贅沢に配合した、プレミアムサプリメント。次世代のエイジング・サポート成分として話題を集めるNMNに着目して発売された商品。様々なNMN臨床試験で用いられている摂取量を調査し、1日分の2カプセルに有用量として期待できると考えられる300mgのNMNを配合。60カプセル(約30日分)¥10,800(SBIアラプロモ TEL:0120・952・755)[NMN]正式名称は、ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド。ビタミンの中に含まれ、免疫系の細胞に作用して、免疫力強化をもたらす。3、【キリン】キリン おいしい免疫ケア話題のプラズマ乳酸菌を1本に1000億個配合。「健康な人の免疫機能の維持をサポート」するドリンクが新発売。免疫全体が活性化されるプラズマ乳酸菌入り。ヨーグルトテイストで満足感のある飲みごたえながらも、ほどよい甘さと酸味が感じられ、後味すっきり。3/28発売。[機能性表示食品]100ml¥151(キリンビバレッジ TEL:0120・595・955)[プラズマ乳酸菌]免疫の司令塔である「pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)」に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つとされる話題の乳酸菌。4、【レナジャポン】「食べるビタミンD」SUN+d(サンディ)100%植物由来。ひまわり種&アーモンドペースト。デンマーク出身のシェフが開発。1食あたり20gにビタミンD3を1000IU配合。さらにビタミンC、E、ポリフェノール、マグネシウム、亜鉛なども含む。上品な甘さのココア味でクリーミーなので、トーストに塗っても、スムージーに混ぜても。210g¥3,564(レナ・ジャポン・インスティチュート TEL:0120・071・714)[ビタミンD]体内にウイルスが侵入してきた際に不要な免疫反応に抵抗し、必要な免疫機能を促す役割を果たす。カルシウムの吸収も助けてくれる。5、【スピック】Lypo‐C リポ・カプセルビタミンC吸収・浸透量にこだわった、液体のビタミンCサプリメント。体内利用効率を高めることを目指して開発。ビタミンCをリポソームというリン脂質のカプセルに閉じ込めることで、速やかに体内に吸収され体のすみずみまで届かせる。1包で1000mgのビタミンCを配合。とろみのある液体なので、水なしで摂取可能。30包¥7,776(スピック TEL:0120・66・3337)6、【SINTO】SINTO リポソーム ビタミンCすっきりとした酸味が爽やかなルビーレモン味。脂肪酸とフラボノイドをビタミンCに組み合わせ、高吸収な「ブーストビタミンC」に加工したことにより、ビタミンCの吸収性・浸透性を飛躍的に向上。すぐに体の中で溶けて分散する顆粒タイプ。水に溶かしてもそのまま飲んでもOK。2.3g×30包¥8,980(プレミアアンチエイジング TEL:0120・557・020)[ビタミンC]抗酸化作用と酵素を助ける作用を持つ栄養素で、血液中の白血球の働きもサポート。ストレスフルな生活を送る人に欠かせない栄養素。7、【Takako Style】the Fiber Jelly食物繊維と乳酸菌を組み合わせた酸味のあるゼリータイプ。貴子先生がプロデュースする、食物繊維、乳酸菌を配合した栄養補助食品。さらにガルシニアなども配合し、糖質の吸収を抑えてくれる。腸内環境を整えることで、免疫アップだけでなく、美肌、アンチエイジングなどの美容効果にも期待。1日2包まで。30包¥8,640(TAKAKOスタイル TEL:03・6455・0021)[食物繊維]善玉菌のエサとなり、腸内で菌数を増やす助けになる。水分を吸収して膨らむ性質があり、腸を刺激してくれるのでお通じ改善に最適。8、【ファンケル】亜鉛体内で効率よく活用される「亜鉛酵母」を凝縮。亜鉛成分を取り入れるために、体内で長くとどまり、効率的に働くことができる亜鉛酵母を採用。さらに亜鉛の吸収を高めるビタミンB2も配合。ファンケルの高い製剤技術で、原料特有のにおいをしっかりと抑えて摂取しやすいのも特徴。60粒(約30日分)¥864(ファンケル TEL:0120・750・210)貴子先生美容皮膚科医、「松倉クリニック代官山」院長。美容という枠にとらわれず、健康美という視点で、若々しい美しさを引き出す。サプリのプロデュースを行う。後藤典子さん「日本サプリメント協会」理事長。サプリメントに関する虚偽・誇大な表示のまん延に疑問を感じ、協会を発足。メディアでの情報発信、講演活動などを行う。※『anan』2023年3月29日号より。写真・yoko取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年03月23日“なんとなく不調”を解消する、免疫UP習慣術とは?“免疫力強め”な不二美子さんの一日を参考に、いますぐ見直しを!ここでは、夜の免疫UP習慣と、編集部セレクトのケアアイテムをご紹介します。【夜】良質な睡眠にいかに導けるか。食事や入浴、環境づくりと、あらゆる面からアプローチ。夕食は睡眠の邪魔をしないよう、消化のいい食べ物を選びたい。「細胞の修復には栄養が必要なので、何も食べないのはNG。食欲がない時はうどんやお茶漬けで済まし、睡眠の3時間前に終えるのが理想です」(女性ホルモンバランスプランナー(R)・烏山ますみさん)冷え対策や血流改善、深い睡眠に誘うためにも入浴は欠かせない。「熱すぎると交感神経が優位になってしまうので、40°Cのお湯に汗の粒が少し出てくるまで入りましょう」(医師・石原新菜さん)体の芯まで温まり、放熱しながら深部体温が下がっていくと心地よい眠気が襲ってくるのが自然の摂理。「徐々に明かりを暗くしたり、癒される香りを使ったりして、環境を整えましょう。イライラして寝付けそうにない時は、感動の涙を流せる動画を見ると、ストレスホルモンのコルチゾールが減ります。心身をオフモードに変え、睡眠時間をしっかり確保しましょう」(烏山さん)不調解消お助けアイテム!手軽に楽しめる、極上炭酸風呂。【花王】バブ モンスターバブル大きなタブレットから泡がはじけ出し、沸き立つような炭酸風呂に。温浴効果もアップ。ラベンダーウッドの香り。医薬部外品。NIGHTモード 6錠入り¥990(花王 TEL:0120・165・693)睡眠用ショーツでここちよく。【ワコール/睡眠科学】ねはだ着「ここちよく眠る」ことにこだわった、おなかや腰まわりをふんわり優しく包む、寝る時用ショーツ。独特のなめらかさを持つ、ふわふわの超長綿を使用。¥3,520~(ワコール TEL:0120・307・056)足が冷えて眠れない人専用の一足。【靴下の岡本】まるでこたつ おやすみスイッチ足裏の血管を温めて足全体に温かい血液を巡らせ、開いたつま先部分から放熱することで、深部体温が下がるようつくられた逸品。¥3,500(靴下の岡本)徐々に暗くすれば睡眠モードに。【無印良品】LEDシリコーンタイマーライト睡眠予定時間に合わせ、徐々に暗くなり消灯するタイマー機能付きのLEDライト。2段階の明るさ調節も可能。約φ95×H112mm¥3,890(無印良品 銀座 TEL:03・3538・1311)香りの力で眠りの悩みを解消。【アットアロマ】スリーピングサポート眠りの空間を整え、心地よい眠りをもたらすシリーズ。香りは眠りの悩みに合わせた4種類。ピロー&エアミスト フォーストレス50ml¥1,760(アットアロマ)睡眠用にも役立つ肌思いのマスク。【ニールズヤード】はたやのマスク睡眠中の口内の乾燥が気になる人に。表面と耳にかける紐はオーガニックコットンで、内側はしなやかな風合いのシルクと100%天然素材。¥3,520(ニールズヤード TEL:0120・316・999)烏山ますみさん女性ホルモンバランスプランナー(R)、「アロマ&エステティックICHIKA.」代表。心身両面から女性をサポートすることを目指し、女性ホルモンの理解を広めるための啓蒙活動にも従事。石原新菜さん医師、「イシハラクリニック」副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたる。著書は『免疫力を上げて得する人になるコツ33』(学研プラス)など多数。※『anan』2023年3月29日号より。イラスト・白ふくろう舎取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年03月23日“なんとなく不調”を解消する、免疫UP習慣術。ここでは、昼の習慣に注目!“免疫力強め”な不二美子さんの一日を参考に、いますぐ見直しを。編集部セレクトのケアアイテムもご紹介します。【昼】日中忙しく働いていても、ウイルス・細菌対策と、冷え対策を怠らないで。「通勤時、早足でせかせか歩くと免疫力を上げる有酸素運動になり、血流が改善して代謝も上がります」(医師・石原新菜さん)ウイルス・細菌対策には、口腔や腸など、粘膜を常に潤わせておくのが鉄則。「お茶のカテキンは抗菌・殺菌作用がありますし、ルイボスティーは冷たくして飲んでも体を冷やしにくいといわれているので、暑い時期に最適」(石原さん)また、忙しくて昼食をコンビニで済ませる時は、パンだけなど単品はNG。「栄養バランスのいい海苔で包んだおにぎりと、体を温めるお味噌汁の組み合わせがいいでしょう」(石原さん)座りっぱなしや冷房などの影響から、血流改善と冷え対策は一年中の課題。「ストレス解消のおやつには、チョコなどのほか、ガムやナッツなど、しっかり咀嚼するものを。噛む動きが、セロトニンの分泌を促して自律神経が整います。海苔も栄養価的に」(女性ホルモンバランスプランナー(R)・烏山ますみさん)不調解消お助けアイテム!のど飴でおいしく免疫ケア。【森永製菓】inのど飴〈りんご味〉免疫ケアできるプラズマ乳酸菌と、腸内環境を改善するイヌリンを配合したのど飴。ジューシーなりんご味。機能性表示食品。44g 参考小売価格¥298(森永製菓 TEL:0120・560・162)免疫ケアに特化した緑茶を常備。【大正製薬】免疫ケアカテキン豊富な緑茶の粉末に、免疫機能の維持をサポートするプラズマ乳酸菌配合。携帯にも便利な個包装。機能性表示食品。3g×30袋入り¥3,024(大正製薬 TEL:03・3985・1800)健康茶として世界中で大人気。【伊藤園】ヘルシールイボスティー紅茶に似た華やかな香りとスッキリした後味を味わえて、カフェインゼロ。注目の健康成分・ルイボスポリフェノールを1本に100mg含有。500ml¥172(伊藤園 TEL:0800・100・1100)GABA配合のチョコでリラックス。【江崎グリコ】メンタルバランスチョコレートGABA〈ミルク〉仕事などによる一時的・心理的なストレスを低減する機能が報告されているGABA(γ‐アミノ酪酸)配合。パウチ形態でファスナー付き。51g オープン価格(江崎グリコ TEL:0120・917・111)一年中冷やしたくない下半身に。【LIVING BASIC】リブオーガニックコットン・5分丈パンツ優しい肌触りのオーガニックコットンがよく伸びてフィットし、冷えやすい下半身を包み込む。冷房対策にも最適。2色展開。各¥4,400(クロワッサンの店)ガムを噛んで歯の健やかさ維持。【ロッテ】キシリトールガム〈ライムミント〉日本歯科医師会も推薦する、歯を丈夫で健康に保つキシリトールガム。爽やかなライムミント味。特定保健用食品。ファミリーボトル143g オープン価格(ロッテ TEL:0120・090・100)石原新菜さん医師、「イシハラクリニック」副院長。漢方医学、自然療法、食事療法により、様々な病気の治療にあたる。著書は『免疫力を上げて得する人になるコツ33』(学研プラス)など多数。烏山ますみさん女性ホルモンバランスプランナー(R)、「アロマ&エステティックICHIKA.」代表。心身両面から女性をサポートすることを目指し、女性ホルモンの理解を広めるための啓蒙活動にも従事。※『anan』2023年3月29日号より。イラスト・白ふくろう舎取材、文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2023年03月22日40代に入り、痩せにくい・疲れやすい・風邪が治りにくいと特に感じるようになりました。これは加齢とともに代謝や免疫力が落ちてきたからなのかなと思います。そこで代謝・免疫力アップのため、コストコマニアの私が日ごろから意識して取り入れているコストコのおすすめアイテムを紹介します。★関連記事:【業務スーパー】コスパも味もハイレベル!新商品ハンターが直輸入パスタ3種を一挙紹介!じんわり感じる体の不調の原因は?20代のころと比べてそんなに食べる量も増えていない……むしろ減らしているのになぜか太りやすい、動いてもあまり汗をかかない、傷がなかなか治らない、風邪の治りが遅くいつも長引くなどなど、40代に入りさまざまな変化を感じるようになりました。調べてみたところ、基礎代謝が低下すると、痩せにくいだけでなく肌のトラブルや体の冷え、疲れやすいなど良くないことばかり。そして、免疫力が落ちてくると病気にかかりやすくなってしまうそうです。日々の生活で代謝・免疫力を上げる!代謝・免疫力を上げるには、日々の生活習慣が大切。そこでコストコマニアの私がおすすめするのは、手軽に体を温めて体の巡りを良くする「有機じんわ~り生姜」(購入時:599円)。しょうがは手に入りやすく身近な食材で、体をポカポカに温めてくれる効果は有名ですよね。コストコの「有機じんわ~り生姜」は、国産の有機しょうが、有機砂糖、有機りんご果汁、有機レモン果汁と、原材料もとってもシンプルですべてオーガニック。体にも安心でしょうがをすりおろす手間もなく、ドリンクにプラスしたり手軽に取り入れられる優秀アイテムなんです。ドリンクや料理、お菓子にも活用!ホットティーに!まずは定番、ホットドリンクにプラス。私はホットティーに入れたり、ホットミルクに入れて飲むのがお気に入りです。炭酸水で割るなどアイスでもおいしく飲めるのですが、体を温めたいのでホットで飲むのがマイルール。やさしい甘みにピリッとくる辛みが心地良いおいしさです。浅漬けに!食卓での出番が多い浅漬けにも、私はこのしょうがシロップを少量加えて作ります。保存袋にカットしたきゅうり、または大根や白菜など好みの野菜を入れて塩をひとつまみ、しょうがシロップを少々加えてよくもみ込むだけ。お好みで塩を塩昆布に替えてもおいしく仕上がります!麺に!お昼にはよく温かい麺を作って食べています。うどんやおそばに合わせることも多いですが、最近のお気に入りはあんかけにゅうめん。かきたまのおだしにとろみをつけて、仕上げにしょうがシロップをかければ完成。あんかけ+しょうがの効果でとっても体が温まります!クッキーに!おやつタイムにもさりげなくしょうがを取り入れます。バターを使わずお砂糖も控えめなヘルシークッキーにしょうがシロップを混ぜ込んで焼いたら、ほんのりしょうがの香るサクサククッキーに。くるみをトッピングすると香ばしさが増して物足りなさもなくとってもよりおいしくいただけます!このほかにも、豚のしょうが焼きや魚の煮つけなど、いろいろ活用できます!まとめ日常のちょっとした習慣で代謝・免疫力を上げて健康的に!私は子どもが3人、末っ子がまだ3歳と小さいのでなかなか自由が効かず、体を思いっ切り動かしたくても自分の好きなときに運動するのがなかなか難しいですが、その中で無理なく取り入れられるコストコのしょうがシロップはとっても重宝しています。暴飲暴食しない、水分をたくさんとるなども心がけながら、規則正しい生活習慣で代謝・免疫力アップを目指したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/久野多恵さん(管理栄養士)行政において、離乳食・幼児食相談、妊娠期相談、成人期・高齢期の栄養相談・講話をおこない、幅広い層への栄養知識を深める活動をしている。現在は乳幼児の食育活動を中心とし、献立作成等にも携わる。また、フリーランスの活動として記事監修・栄養相談・レシピ作成等もおこなう。著者/舞(43歳)コストコ・カルディ・業務スーパーマニアの3児の母。学生のころから続けているバレーボールを今でも継続中。家事・育児に追われながらも、なるべく体を動かし健康・若さを保つべく日々奮闘中!
2023年01月27日私たちの体を守る“免疫機能”は、加齢とともに低下するともいわれていますが、その他に生活環境や習慣にも大きく影響されると考えられます。そこで今回は、現役ヨガインストラクターの筆者が、免疫力を保つために意識しているポイントや簡単ストレッチをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。免疫力アップを目指す簡単習慣体調の変化が起きやすい冬だからこそ、免疫力アップのために意識してほしい習慣をご紹介していきます。バランスのとれた食事免疫力を高めるためには、栄養バランスのとれた食事が大切でしょう。腸内環境を整えることも、免疫機能の維持にもつながると考えられています。日々の食事から栄養をバランスよく摂るように意識してみてくださいね。質の良い睡眠しっかり睡眠をとって体を休ませることも大切。睡眠時間が足りなかったり質の悪い睡眠が続くと、免疫力の低下につながる恐れもあるでしょう。良質な睡眠のために、食事は遅くとも寝る2時間前までに済ませて、就寝前1時間はスマホやテレビなどを見すぎないようにすることをおすすめします。ストレスを溜めない心身に様々な悪影響を与えるストレスですが、ストレスが過剰になると免疫力も下がる可能性が。ストレスは自律神経と密接につながっており、自律神経のバランスが崩れることで、免疫力も低下しやすくなることが考えられます。疲れやストレスが溜まっていると感じるときこそ、意識的にリラックスタイムを作ることが大切でしょう。適度な運動ウォーキングやヨガなどの運動は、体の様々な機能を高めてくれるでしょう。激しい運動をやりすぎないように注意しつつ、適度な運動を継続するようにしてみてください。なかなか運動する時間を確保できない場合は、仕事の合間や寝る前にできる簡単なストレッチなどを取り入れると良いでしょう。どこでも簡単にできるヨガの動きをご紹介しますので、ぜひ一緒にやってみてくださいね。\動画でトレーニングを確認!/やり方をチェック!1.両足を揃えて立つ2.両手を体の側面から上げていき、頭上で手を合わせる3.股関節から体を前に倒し、両手を足の横に付ける※このとき膝を曲げてもよいので、お腹を太ももに乗せる4.手をスネに当てて背中を伸ばし、つま先に体重を乗せながらもも裏を伸ばす5.再び深く前屈し、上半身は余計な力を抜く6.両手を体の側面から上げていき、頭上で手を合わせた後に胸の前まで降ろし、合掌する生活習慣を見直して免疫力を高めよう運動や食事、睡眠など普段の生活から免疫力を高めていくことが、健康を維持するためには大切。今の生活習慣を見直して、免疫力の高い健康な体を作っていきましょう!©︎itakayuki/gettyimagesNATTY/池田夏子YES TOKYO STUDIO中目黒スタジオマネージャー兼インストラクター。 2014年ヨガインストラクターとして活動開始。翌年2015年インド・ケララ州にあるアシュラムにてヨガ哲学を深める。帰国後都内スタジオでグループレッスン、パーソナルレッスンを中心に、オフィスヨガや企業主導型のイベントなどでも活動中。2019年インドにてRYT500トレーニングを終了。ヨガインストラクターとしての実績はもちろん、雑誌や広告のヨガポーズ監修、ヨガモデルの活動も多く、数々のメディアに出演中。 近年はモデル単体の活動も増え、ご当地ビールのポスターやアウトドア雑誌の表紙などにも出演。文 / NATTY
2023年01月13日ホリスティック食育サロンmaricoco(所在地:沖縄県北中城村、代表:屋宜 まり子)は、子育て世帯を対象に、免疫力と食に関する実態調査を実施しました。アンケート調査の結果、免疫力への関心は高く、多くの人が免疫力をアップするために「食生活の改善」に取り組まれていることが浮き彫りになりました。「maricoco式 5歳児と一緒作る免疫力アップ弁当BOOK」を2022年4月30日(土)に、公式LINE「maricoco」にてプレゼントします。URL: maricoco式 5歳児と一緒作る免疫力アップ弁当BOOK プレゼント■調査概要・調査手法:子育て交流会、インターネット調査・調査対象:子育て世帯【図1】<コロナ禍において高い「免疫力」への関心の高まり>■コロナ予防のために「免疫力アップ」を意識した生活を送っている人が8割!【図2】コロナ感染予防のために、免疫力アップを意識した生活を送っていますか?■免疫力を高めるために心がけていることを聞くと、1位「栄養バランスのとれた生活」(81.4%)、2位「十分な睡眠」(62.8%)、3位「適度な運動」(34.9%)という結果でした。【図3】免疫力を高めるために心がけていることは何ですか?■免疫力を高めるために食生活で意識していることを聞くと、1位「発酵食品を食べる」(68.4%)、2位「緑黄食野菜を食べる」(61.8%)、3位「乳製品を食べる」(38.2%)という結果でした。【図4】免疫力を高めために食生活で意識していることはなんですか?■免疫力を高めために積極的に摂取している食材を聞くと、1位「みそ」(65.3%)、2位「納豆」(61.3%)、3位「ヨーグルト」(49.3%)という結果でした。【図5】免疫力を高めために積極的に摂取している食材は?<日頃の「食生活」での取り組み>■お味噌汁はどれくらいの頻度で飲むかを聞くと、88.3%以上の人が「毎日または、週2~3回以上飲む」と回答!【図6】お味噌汁はどれくらいの頻度で飲みますか?■お家でよく作る料理は何かを聞くと、7割以上が「和食」と回答!【図7】お家でよく作る料理は何ですか?■冷蔵庫にいつもある食材・よく使う食材は何かを聞くと、1位「卵」(94.9%)、2位「野菜」(79.6%)、3位「肉類」(74.5%)、4位「ヨーグルト」(49%)という結果でした。【図8】冷蔵庫にいつもある食材・よく使う食材は何ですか?■ご家庭で常備している調味料は何かを聞くと、和食に必要な調味料がベスト5!1位「みそ」(96.9%)、2位「しょうゆ」(98%)、3位「塩」(94.9%)、4位「砂糖」(85.7%)、5位「みりん」(78.6%)【図9】ご家庭で常備している調味料は何ですか?■「テイクアウト」や「デリバリー」はどれくらいの頻度で利用するかを聞くと、63.9%の人が「週1回以上」利用し、89.7%の人が「月1回以上」利用しているという結果でした。【図10】外食(テイクアウトやデリバリー含む)はどれくらいの頻度でされますか?■発酵調味料(塩麹やしょうゆ麹)を使ったことがあるかを聞くと、手作りの発酵調味料や、市販の発酵調味料を使っている人が46.9%、興味はあるけれど使ったことがない人42.9%という結果でした。【図11】発酵調味料(塩麹やしょうゆ麹)を使ったことはありますか?■食事作りをする上での悩みがあるか聞くと、1位「メニューを考えるのが面倒」(66.3%)、2位「メニューのレパートリーが少ない」(53.1%)、3位「料理に時間がかかる」(33.7%)と回答。【図12】食事作りをする上での悩みがあれば教えて下さい。<日ごろの食生活で【免疫力アップを高める】>私たちの体に備わっている自己防御システム(免疫)を整え、これから訪れるウイルスと共存する時代を健康に生き抜くために重要なのは、誰もが備えている免疫システムを正しく働かせることがポイントです。そのためには【栄養バランスのとれた食事】が重要なポイントとなります。しかし、バランスよく食べるということはとても難しいため、ホリスティック食育サロンmaricocoでは、日々の食事から【免疫力を高める】ためのヒントを盛り込んだ【maricoco式 5歳児と一緒作る免疫力アップ弁当BOOK】をプレゼントいたします。5歳児と作る免役力アップのお弁当■「maricoco式 5歳児と一緒作る免疫力アップ弁当BOOK」の概要URL : 公開期間 : 4月30日(土)公式LINE登録者向け一斉配信(無料)対応機種 : LINEアプリが利用できる端末運営・企画: ホリスティック食育サロンmaricoco■会社概要商号 : ホリスティック食育サロンmaricoco代表者: 代表 屋宜 まり子URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】ホリスティック食育サロンmaricocoHP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月28日風邪をひきにくく、免疫力が高いカラダなりたい!コロナ禍になり、多くの人がよりそう思うようになったのではないでしょうか?そこで今回は、免疫力アップや風邪の引きはじめに効果的なツボを紹介します。免疫力アップにつながるツボ東洋医学を専門としているもふねこ教授に「免疫力アップ」につながるツボを教えていただきます。丁寧なツボの場所と押し方(ここ重要)が、もふねこ教授ならでは!足の三里のツボで胃腸をサポートからだの免疫力をアップさせてどんな病原体にも打ち勝つなんて、そんなに簡単じゃないです。まずは毎日偏りのない食事、じゅうぶんな睡眠、適度な運動、そしてストレスの軽減が大切。だけどネコの世もヒトの世も、ストレスから逃れるのはとってもむずかしい。せめて足の三里(あしのさんり)のツボを押して胃腸の消化吸収力を保ちましょう。膝蓋骨(膝のおさら)の下端から、むこうずねの骨に沿って下へ5~7センチ、外側へ約3センチ、足首をそらすと盛り上がる筋肉(前けいこつ筋)のところにあるのが足の三里です。このツボは昔から健康保持増進のためにお灸をすえていた場所です。ほら、松尾芭蕉の『奥の細道』の冒頭で、旅の準備をしながら、「ももひきの破れをつづり、笠の緒付け替へて、三里に灸据うるより、松島の月まづ心にかかりて……」って書いてあるでしょ? それがこのツボです。このツボは右を押すときは左の親指で、左を押すときは右の親指でギューッと押し込むと、足のほうに向かってズーンと鈍い感覚が伝わります。5秒押して5秒休んで、また押して、次は反対側を押して……それを何回か繰り返しましょう。足の三里を押さえると、胃のあたりでグーッとかゴニョゴニョとか音がする人がけっこういるはずですよ。誰かに押してもらったほうが反応はよくわかります。お腹が鳴ったらしっかり食べられるから栄養もとれて、ぐっすり眠れて、ストレスも軽減するかも。そしたら結果的に風邪もひきにくくなるかもしれませんね。※ 文 もふねこ教授原案・イラスト 犬養ヒロ※ 2020年11月16日配信風邪のひきはじめに効果的なツボ引き続き、東洋医学を専門としているもふねこ教授に「風邪のひきはじめ」に効果的なツボを教えていただきます。カゼの邪気の入り口「風門」でブロック!?風邪(感冒)はライノウイルスなどによる上気道感染症ですが、東洋医学では邪気が体内に侵入して風邪をひくと考えられていました。カゼの邪気だから「風邪」ですね。そしてこのカゼの邪気の入り口といわれているツボが、背中の上のほうにある風門です。肩甲骨の内側の上の方は少し角ばっているのですが、その少し下から2センチほど背骨寄りのところ。まぁ東洋医学的に言えば、このあたりを刺激してカゼの邪気をブロックするってイメージですかね。押さえるなら、中指を引っかけるようにして腕の重みで引っ張るように数十秒ほど圧を加え、次は反対側の風門、その繰り返し。でも、風邪は寒さにつけこんで侵入してくるので、とりあえず手元にあるカイロ、缶コーヒー、お茶のペットボトル、ドライヤーなどで温めると楽になると思います。あ、もちろんヤケドに注意。長時間カイロや熱風を直接あてたりしないで!※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ※ 2021年2月13日配信花粉症・鼻炎に効果的なツボこちらも引き続き、東洋医学を専門としているもふねこ教授に「花粉症・鼻炎に効果的なツボ」に効果的なツボを教えていただきます。上星のツボで鼻づまりを緩和花粉症の原因となるアレルゲンはスギ花粉が有名ですが、人や地域や季節によってさまざま。原因を避けることは大事だけど、なかなかむずかしいですよね。アレルギー反応そのものを根本的に解消できるわけじゃないけど、鼻の症状、特に鼻づまりを一時的にラクにしてくれるのが、頭にある上星(じょうせい)のツボ。ひたいの真ん中、つまり鼻のラインで髪のはえぎわから頭の中に3センチほど入ったところ。はえぎわが後退している人はどうしたらいいかって?逆に、ネコは毛のはえぎわがないって?そのような人やネコはおでこに手をあてて、眉毛の上、指4本分のところを「はえぎわ」ということにしましょう!上星のツボは、人差し指の先で押さえてもいいんだけど、それよりも身の回りにあるボールペンの反対側とかキャップとか消しゴムなど、先端が丸いものを使うのが効果的だと思います。鈍痛を少し感じる程度にジワーッと10秒押さえ、10秒休む、まずはそれを1分間やってみましょう。頭皮が傷ついちゃうから、尖ったものや角ばったもので強く押さえてはダメ。圧迫した刺激がズーンと頭の中にしみ込んで、鼻の奥のほうに伝わってくるように感じるのが理想。ほら、鼻づまりが開通して鼻の中をスーッと空気が通りませんか!?もふねこ教授プロフィール某大学で東洋医学を担当しているリアル教授。実はキャリアも知名度も抜群。犬養ヒロ漫画家・イラストレーター。犬猫鳥魚と暮らす動物好き。「マンガとエビデンスでわかるプラセボ効果」/メディカ出版「マンガ 鍼灸臨床インシデント 覚えておきたい事故防止の知識」/医道の日本社※ 文 もふねこ教授 原案・イラスト 犬養ヒロ※ 2021年3月13日配信風邪っぽいと感じた時に効果的なツボ鍼灸師の田中友也さんに風邪っぽいなと感じた時に効果的なツボを教えていただきました。田中友也さんぞくぞくと寒けがする時は、風邪の邪気、風邪(ふうじゃ)が体に入り込もうとしているサイン。侵入口である、肩甲骨の間にある“風門(ふうもん)”と、首の付け根にあって風邪を分散させる働きのある“大椎”を刺激し、風邪を追い出します。指で押すのが難しい場所なので、道具を使うか、ドライヤーで温めるのがおすすめ。風邪が入り込まないよう、普段からマフラーやタートルネックのニットなどで首まわりを守り、大椎と風門のツボを冷やさないことも大事です。大椎は、首を前に倒した時に飛び出る骨のすぐ下。風門は肩甲骨の間、大椎から骨の山2個分下がったところから、親指1本半分外側の左右にある。POINT手が届きにくい首と背中のツボには、ドライヤーの風を当てるのが簡単。やけどに気をつけながら、じんわりと温めて。入浴時に熱めのシャワーを当てても。田中友也さん鍼灸師、国際中医専門員。兵庫県神戸市の「CoCo美漢方」で健康相談に乗る傍ら、鍼灸の施術を行い、養生法をTwitterで発信する。著書に『こころと体がラクになるツボ押し養生』(学研プラス)など多数。※『anan』2021年12月22日号より。イラスト・松尾モノ取材、文・新田草子(by anan編集部)※ 2021年12月19日配信免疫力アップに効果的な手ツボ目白鍼灸院院長の柳本真弓さんに免疫力アップに効果的なツボを教えていただきました。人さし指の爪の生え際、親指側の「商陽」を押す。柳本真弓さん商陽は大腸と深い関係を持つ、大腸経という経絡が始まるところ。ここを刺激することで腸の調子が整い、免疫力がアップします。場所は、人さし指の爪の親指側、生え際の角から1mm外側。急な発熱や頭をシャキッとさせたい時にも役立ちます。柳本真弓さん目白鍼灸院院長。カルチャーセンター等で講師も務める。著書は『「手」をもむ、触る、押すだけで、たちまち健康になる!』(小社刊)。※ 『anan』2020年10月7日号より。イラスト・momokoharada取材、文・菅野綾子(by anan編集部)※ 2020年10月4日配信免疫力をアップしよう!ツボ押し療法は、養生や薬膳と同じく中医学をもとに日本で発展し長い歴史があります。ツボの場所さえ覚えておけば、いつでも、どこでも、無料で、そして自分でできます。ツボ押しをして、丈夫なカラダになりましょう!まとめ構成・小田原みみ
2022年01月29日わが家の娘は、1歳ごろに「水いぼ」を発症しました。皮膚科を受診して初めて水いぼであることを知りました。背中に広がった水いぼの処置は大変でした……。わが子の水いぼ体験談をお伝えします。 わが子の水いぼの症状最初に発見したのは、3mm程度の光沢のある湿疹でした。ただ、湿疹にしては大きいなと感じていました。よく見ると中央にくぼみがあります。 皮膚科で聞いた話では、くぼみの中にある白い芯のような部分に多くのウイルスが含まれているそうで、掻きむしってしまうとほかの部位に広がってしまうとのこと。医師の言う通りで、娘の場合も放置したことで広がってしまい、10個以上の水いぼができてしまいました。 治療はピンセットでの「摘除(てきじょ)」通院した皮膚科では、水いぼをピンセットで取る「摘除(てきじょ)」という治療をおこないました。 水いぼを摘み取る際には、当然ながら痛みがあります。泣きわめく娘を押さえつけての治療は、見ている側もつらい思いでした。放置した結果、10個以上も増やしてしまったことを悔やんで、自己嫌悪に陥りました。最近では麻酔のテープ剤を使用して、痛みを和らげる方法もあるそうです。 水いぼは取るべき?水いぼは取るべきなのか、皮膚科で聞いたところ、放置しても自然に治ることもあると聞きました。ただ、完治までには長期間かかり、その間にほかの人にうつしてしまうこともあるとのこと。実際に娘の水いぼも夫にうつってしまいました。 また、水いぼを掻き壊してほかの皮膚感染症にかかるリスクもあることを聞き、水いぼが少ないうちに取っておいたほうが安心かもしれないと私は感じました。 娘の水いぼはだんだん良くなっていきましたが、何度か再発することも。再発を防ぐために、タオルの共用をしない、適切なスキンケアをするなど、医師から教わった予防も心がけました。皮膚科に通院する日々が続きましたが、2歳を過ぎたころには再発することもなくなり、ホッとしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年07月25日「なかなか進まないワクチン接種。接種までの間、自分の身を守るには、免疫力を上げることが欠かせません。免疫力が高ければ、感染リスクや、重症化リスクを下げることができるのです」そう語るのは、順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生。小林先生によると、免疫力アップのカギを握っているのは、意外にも“肺”だという。「肺で酸素を十分に取り込めないと、血中の酸素濃度が低下。足りない酸素を補うために呼吸の回数が増え、浅い呼吸になってしまいます。じつはこの浅い呼吸が、免疫力を下げる原因となるのです」ふだん何気なく繰り返している呼吸は「免疫」とどのような関係があるのだろうか。「浅い呼吸は、自律神経の働きを乱します。自律神経のバランスが崩れると血流が滞るうえ、私たちの免疫細胞の7割が生息する腸の環境が悪化するのです。腸内環境が悪くなれば、当然そこにすむ免疫細胞の働きも低下してしまいます」酸素の取り込みは、肺の中におよそ3億から6億個ある肺胞が行っている。この肺胞が壊れたり炎症をおこしたりすると、取り込める酸素の量が減少。恐ろしいことに、肺胞の機能は、健康な人でも20代から加齢とともに低下するという。特に喫煙者では、40代以降急激に衰えてしまうこともあるのだそう。「壊れた肺胞そのものを復活させることはできませんが、呼吸の力を鍛えることで、血液に取り込む酸素の量を増やすことはできます。具体的には、1回に吸う空気の量を増やし、正常な肺胞が取り込む酸素の量を増やせばいいのです」では、どのようにして一度に吸う空気の量を増やせばいいのか?「呼吸をする際、肺それ自体が、膨らんだりしぼんだりしているわけではありません。肺は胸腔という胸骨、肋骨、胸椎(背骨)に囲まれたカゴ状の骨格の中に入っていて、この胸腔が膨らんだり、縮んだりして肺の中の空気を出し入れしています」この胸腔を動かすのは斜角筋、肋間筋、横隔膜などの呼吸筋といわれる筋肉だ。これらを鍛えることが、吸う空気の量を増やすことにつながるという。「呼吸筋が柔軟に動くと、胸郭の可動域が広がって、肺の中に空気をたくさん取り込むことができるようになり、血中の酸素濃度が上がります。それによって、呼吸が浅くなるのを防ぐことができるのです。さらに、呼吸筋が鍛えられると、ゆっくり深い呼吸ができるようになります。すると、自律神経のバランスが整い、腸内環境が改善。免疫力が高まるのです」さらに「口呼吸」も免疫力を下げる要因になるという。「鼻の副鼻腔で生産される一酸化窒素には、体内に侵入してきたウイルスや細菌を退治する、免疫作用があります。口から息を吸うと、この一酸化窒素を取り込むことができません。マスクをつけていると、口呼吸になりがちなので、鼻呼吸はぜひ意識してほしいです」ゆっくり深く呼吸することと、鼻呼吸を意識して、コロナウイルスから身を守ろう!
2021年07月14日株式会社ディーエイチシーは、未だ新型コロナウイルスなどの感染症の脅威が続く中、ビタミンと免疫を考える研究所『ビタミン免疫ラボ』を開設。意外と知られていないビタミンの効果や、簡単な摂取方法、豆知識などを紹介するコンテンツを発信している。外出自粛が免疫力低下につながる可能性2021年5月18日(火) より開設された 「ビタミン免疫ラボ」では、特に免疫力アップに欠かせない栄養素ビタミンDを中心とした情報に関する情報発信を行っている。近年、紫外線リスク回避のため、なるべく日に当たらないようにした方が良いという風潮や、コロナ禍の外出自粛による“日光浴不足”でビタミンD不足に陥る現代人が増えていると言われている。実際に40~69歳の全国の男女400名を対象とした調査(※)では、約7割の人が「コロナ禍で外出する頻度が減った」と回答。ビタミンDは日に当たることでも生成されるため、感染対策としての外出自粛が、実は免疫力低下につながる可能性もあるというジレンマが生じているのだ。(※2021年4月21日〜23日に楽天インサイトで調査)あらゆる感染症にビタミンDが効果的な理由ビタミンDの効果を徹底検証した話題の書籍『医者が教える「最高の栄養」ビタミンDが病気にならない体をつくる(KADOKAWA)』の著者である医学博士の満尾正先生にお話をうかがった。ビタミンDは生活習慣病やガン、骨粗しょう症やサルコペニアなど、さまざまな病気の予防に効果を発揮することが知られているが、なかでも注目すべきは優れた免疫調整作用にある。ビタミンDには、免疫をコントロールして正常に保つ働きがあり、その作用がインフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症リスクを減らす要因になっている。さらに、ビタミンDが炎症につながる物質(炎症性サイトカイン)は抑制し、炎症を抑える物質(抗炎症性サイトカイン)を産生する、抗炎症作用があるという研究結果も発表されている。このビタミンDの働きにより、体内で起こる炎症が抑制されることで、細菌やウイルスの感染リスクを軽減させると考えられているのだ。ビタミンDの新型コロナウイルスの治療薬としての可能性さらに注目すべきは、ビタミンDを新型コロナウイルスの治療薬として投与することで重症化を防げた報告があること。新型コロナ患者に対する臨床試験において、ビタミンD投与群は、非服用群に比べて、重症化する割合が下がったという。解明されていないことも多く、さらなる調査や研究を重ねる必要があるが、現時点でもビタミンDの優れた免疫調整作用は新型コロナウイルスとも密接な関係にあることが示されている。免疫のバランスが崩れることで生じる慢性炎症は、“万病の元”となることがわかってきた。感染症の流行が大きな問題となっている今こそ免疫力の向上や、免疫力向上に欠かせないビタミンDの効能に注目したい。■医学博士 満尾正先生 プロフィール1957年横浜生まれ。北海道大学医学部卒業。杏林大学救急医学教室講師、ハーバード大学外科代謝栄研究室研究員、救急振興財団東京研修所主任教授を経て、2002年に日本で初めてアンチエイジング専門の「満尾クリニック」を開設。日本キレーション協会代表、米国先端医療学会(ACAM)理事。著書に『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』(アチーブメント出版)、『世界最新の医療データが示す 最強の食事術』(小学館)など多数。【参考】※「ビタミン免疫ラボ」サイトURL
2021年06月22日コロナ禍により、免疫力やビタミンDの効能について、注目が集まっています。そんな中、株式会社ディーエイチシーは、ビタミンと免疫を考える研究所『ビタミン免疫ラボ』を開設しました。ビタミンDの基礎知識編の他、免疫力が低下するシチュエーションや、手軽にビタミンを摂取できるレシピの紹介など、幅広い情報を発信予定です。「太陽のビタミン」なのに日陰的存在?ビタミンDの効果を知らない人が約4割!40〜69歳までの全国の男女400名を対象とした調査では、「ビタミンDの効果としてイメージするものはどれですか。」との問いに対し約43%が「特にイメージはない」と回答しました。このことから、ビタミンDがどのようなはたらきを持つ成分なのかが、十分知られていないことが分かっています。また、同調査で「意識的に取り入れようとしているビタミンはありますか。」という質問もしたところ、最も多かったのが「ビタミンC(約34%)」次いで「ビタミンB群(約11%)」、「ビタミンE(約8%)」と回答が集まっており、「ビタミンD」と回答した方は、約5%にとどまりました。免疫力アップには欠かせない栄養素であり、太陽に当たることで生成され「太陽のビタミン」という別名を持つビタミンDですが、実は日陰的な存在になってしまっているのです。免疫力を高めるビタミンDの代表的な効能近年、免疫のバランスが崩れることで生じる慢性炎症が、生活習慣病、動脈硬化症、ガンなどの重大な疾患、認知症やうつ病などの神経系の疾病まで、まさに“万病の元”となることがわかってきました。免疫のスペシャリストとして知られる医学博士の飯沼一茂先生によると、ビタミンDの代表的な効能は以下の3つ。①細菌やウイルスを食べて破壊する「マクロファージ」を活性化させる。②免疫細胞の活性化や機能抑制に欠かせない「サイトカイン」を調整する。③殺菌・抗ウイルス作用のある「カテリシジン」と「ディフェンシン」を誘導する。ビタミンDは、免疫細胞にダイレクトに働きかける効能はもちろん、抗炎症作用や抗菌作用もあわせ持つ、健康を維持するために、なくてはならない栄養素だということがわかります。飯沼先生が教える!免疫力が上がる9つのルール免疫力を上げるために大切なのは、正しい生活習慣を身につけることです。適度な食事・睡眠・運動はもちろん、ストレスを溜めないことや良く笑うことも免疫力アップにつながるポイントです。飯沼先生直伝の免疫力アップに欠かせない9つのルール(上記図)は、誰でも簡単に取り入れることができるので、ぜひ一度実践してみてください。■医学博士 飯沼一茂先生 プロフィール1949年生まれ。立教大学理学部卒業後、米国製薬企業に研究員として勤務。1987年大阪大学医学部にて医学博士取得。2010年より国立国際医療研究センター・肝炎免疫研究センター客員研究員、2012年からは純真学園大学客員教授も務める。腫瘍や感染症などの測定法開発に多く携わり、特に肝炎の検査薬については、C型肝炎の輸血による感染をC型肝炎マーカーの開発により撲滅させた世界的実績をもつ。免疫のスペシャリストとして知られ、日本機能性免疫力研究所の代表を務める。著書に『それでは実際、なにをやれば免疫力があがるの? 一生健康で病気にならない簡単習慣』(ワニブックス)など。【参考】※「ビタミン免疫ラボ」サイトURL
2021年06月21日新型コロナウイルスの感染が拡大していて、不安な日々を送っている人も多いのではないでしょうか。またこの時期は、花粉の飛散量が多く、花粉症の人はダブルでつらい状況ですよね。そこで今回は、免疫力を強化できるレシピを5つご紹介。「食」に工夫を加え、少しでも免疫力を高めて、感染症や花粉症を予防しましょう。■時間がないときにもオススメ! 菜の花とマイタケのパスタテレワークなどで自宅で過ごす時間が長くなっていますが、お昼や夜ご飯を作るのに、あまり時間をかけられない日もあるでしょう。そんな日にオススメなのが、こちらのレシピ。免疫力を強化するマイタケと菜の花を使ったパスタです。15分で作れるので、時間がないときにもピッタリ! 春らしさ満載で、食卓に彩りを添えてくれます。一皿で大満足できそうです。ボリュームアップしたい場合は、ブロッコリーやエノキ、エビを加えてもいいでしょう。ツナの代わりに、ベーコンやソーセージを使ってもオッケーです。ぜひお試しを!■ヘルシーで食べ応えがある、レンコンとシラスのピザランチにヘルシーな野菜ピザを食べるのもいいですよね。このレシピでは、免疫力がアップするレンコンをたっぷり使い、ピザの土台にしています。シラスの塩気とレンコンのシャキシャキ食感のコラボがたまりません。子どもからも大好評です。このレシピを美味しく作るためには、香ばしく焼きあげることがポイント。フライパンにサラダ油を熱し、片栗粉をまぶしたレンコンを広げてフライパンに蓋をし、中火で5~6分焼きましょう。途中何度かフライ返しで全体を押さえつけてください。ひっくり返して同じように焼けば、香ばしく焼きあがりますよ。■やさしい味わいが身にしみる、具だくさんの塩麹豚汁塩麹などの発酵食品は免疫力を高めることで知られています。この豚汁は、味噌の代わりに塩麹を使用していて、やさしい味わいが身にしみます。子どもから大人まで美味しくいただけますよ。具だくさんで、主菜にもなりそうです。作り方は、鍋に分量外のサラダ油をひき、中火で豚肉を炒めます。半分ほど火が通ったら、大根、ニンジン、ゴボウを加えサッと炒めましょう。続いて、だし汁を加え、野菜に火が通るまで中火で煮ます。途中、アクを取り、塩麹を加え、1~2分ほど煮れば完成です。器に注ぎ、お好みでネギをのせたり、七味唐辛子を振りましょう。■βグルカンがたっぷり! もち麦入りキノコの炊き込みご飯もち麦には、腸内環境を整える食物繊維、血中コレステロールや血糖の上昇を抑えたり、体の自然治癒力を高める働きのあるβグルカンがたっぷり含まれています。そんなもち麦入りのキノコの炊き込みご飯を自宅で作ってみませんか? 仕上げにお好みで、ミツバを添えてからいただきましょう。鶏もも肉、シメジ、エノキ、マイタケがゴロッと入っていて、一杯でお腹いっぱいになります。この一品と漬物だけでも立派な昼食や夕食になりそうですね。炊飯器で炊き込みご飯を炊いている間に、他の料理も作ることができて時短にもなりますよ。■ビタミンCが豊富なトマトチーズのスープご飯ビタミンCは美肌や免疫力アップなど、さまざまな効果が期待できます。このレシピでは、ビタミンCが豊富なトマトとブロッコリーを使用。内側から元気になれそうな一品です。作り方は、鍋にオリーブ油とニンニクを入れて弱火にかけ、香りがたったらベーコンを加えて炒めます。スープ材料を加え、煮たったらブロッコリーも加えて2~3分煮ましょう。煮たった所に卵を流し入れ、ふんわりしたら塩コショウで味を調えれば出来上がりです。仕上げにスライスチーズをのせ、お好みでドライパセリを散らしてからいただきましょう。15分で作れるので、時間がないときにも最適!人のエネルギーの源は食事です。少し食事に気をつけるだけでも、体調不良を防げたり、内側から活力を高めることができます。いずれのレシピも初心者でも簡単に作れるので、気になるレシピがあったら、ぜひ作ってみてくださいね。
2021年03月22日