喘息が出やすい時期の出産が心配…。妊婦さんの疑問に助産師が回答!
2.アミノフィリン(ネオフィリン®)
3.アドレナリン(ボスミン®)注7
その他
貼付β2刺激薬ツロブテロール(ホクナリン®)注8
注1:ヒトに対する安全性のエビデンスはブデソニドが最も高い。
注2:短時間作用性吸入β2刺激薬(SABA)に比べると長時間作用性吸入β2刺激薬(LABA)の安全性に関するエビデンスはまだ少ないが、妊娠中の投与の安全性はほぼ同等と考えられている。
注3:長期管理薬として用いた場合の妊娠に対する安全性のエビデンスはなく、発作治療薬としてのみ安全性が認められている。
注4:プレドニゾロン、メチルプレドニゾロンは胎盤通過性が小さいことが知られている。
注5:妊娠中の投与は有益性が上回る場合のみに限定するべきであるが、妊娠を知らずに服用していたとしても危険性は少ないと考えられている。ロラタジン、セチリジン、レボセチリジンの使用は比較的安全とされている。
注6:中毒域の血清レベルのモニターが必要。血中濃度を5~12μg/mLを目標にする。
注7:子宮動脈の収縮を惹起するためアナフィラキシーなどの場合のみ使用する。
注8:吸入薬、経口薬に準じて安全と考えられているが、今後のエビデンスの集積が必要である。
喘息合併妊娠 出産はどうなる?
基本的に、経腟分娩で出産することが可能です。妊娠中の喘息のコントールが良ければ、陣痛が来てから出産までの間に発作が起こることは稀です。一般的な妊婦さんと同じように、逆子や前置胎盤などの合併症を理由に帝王切開で出産することはあります。
※参考:基礎知識(妊娠中)「【医師監修】気管支喘息のある女性の妊娠・出産について気をつけること」【監修:医師 太田 篤之 先生 産婦人科 | おおたレディースクリニック院長】