ヘルパンギーナに罹った娘、夜泣きが悪化。どうしたら…【助産師に相談】
今は冷めたおじや、いろいろと混ぜ込んだスープをミキサーにかけて冷ましたものもいいと思います。喉越しのいいものをあげてみてくださいね。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
ヘルパンギーナとは
プール熱(咽頭結膜熱)、手足口病と並ぶ、夏風邪の代表となる感染症で、毎年5月ごろから増加し始め、7月ごろにかけてピークとなり、9~10月にかけてほとんど見られなくなるという流行時期の特徴があります。
5歳以下の乳幼児が患者数の9割を占めているため、保育所や幼稚園で流行しやすい病気と言えます。特に1歳代が多く、年齢が上がるとともに患者数は減っていきます。0歳でかかる割合は5歳代とほぼ同じくらいとされています。
ヘルパンギーナの治療法と予防方法
ヘルパンギーナのウイルスに直接効く薬はないため、対症療法となりますが、基本的には自然によくなります。
対症方法のポイントとしては口の中の痛みによって水分摂取が難しい場合があるので、脱水を起こさせないことです。そのため、医師の指示のもと、乳幼児用の経口補水液など、飲みやすく、吸収の早い飲み物をこまめに与えるようにしましょう。水分を嫌がる場合は、氷にしたり、水分を多く含むゼリーなどを与えても良いです。また、部屋の温度が高いと、発汗によって脱水が促進されてしまうため、室温にも注意しましょう。
ヘルパンギーナの予防方法としては、手洗い・うがいをしっかりすることと、免疫力を落とさないことです。ヘルパンギーナの感染経路は、飛沫感染・経口感染・接触感染と、集団生活をおこなう場所で感染してしまいます。そのため、帰宅後の手洗い・うがいをしっかりおこない、栄養のある食事を摂り、早寝早起きの生活習慣を続けることが、ヘルパンギーナに限らず感染症の予防に繋がります。
また、ヘルパンギーナは症状が治まった後も長期にわたって便にウイルスが排泄されることがあるため、おむつ替えやトイレの後には手洗いをしっかりおこないましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんや子どもがかかるヘルパンギーナとは?症状や原因、治療法について」【監修:医師 松井 潔 先生 小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】