子育て情報『自立した心を持つ子どもに育てるには「甘えさせる」ことが大切』

自立した心を持つ子どもに育てるには「甘えさせる」ことが大切

目次

・「甘えさせる」と「甘やかす」の違い
・「甘やかす」とは
・「甘えさせる」とは
・「甘えさせる」が足りない子とは?
・自立した心に育てるためにママができることは?
・1. 赤ちゃんをほめる
・2.  赤ちゃんを抱きしめる
・一人でできた経験を積み重ねる
「自立した心」を育む子育てのイメージ


こんにちは、保育士の中田馨です。将来「自立した心」を持つ子どもに育ってもらうためには「甘えさせる」ことが大切です。「甘えさせる」ことで、親に依存的にならないようになるのですが、具体的にどのようにすればいいのかを考えていきます。

「甘えさせる」と「甘やかす」の違い

「甘えさせる」という言葉を出すと、よく比較されるのが「甘やかす」です。「甘えさせる」と「甘やかす」は一見同じような言葉に感じてしまいますが、実は大きく違います。


「甘やかす」とは

甘やかすというのは、子どもがしようとしていることを、失敗しないように親が先回りをしてやってしまうこと。例えば、自分で靴下を履こうとしている子どもがいるとします。そんなときに、自分で履くと時間がかかるからと言って、先回りしてママが履かせるのは「甘やかす」です。甘やかすことを続けていると、自分でできるという達成感や、なかなかできないという悔しさなどを味わうことができません。

「甘えさせる」とは

甘えさせるというのは、何か問題にぶち当たったときに「大丈夫だよ」と受け入れることです。前例で説明すると、自分で靴下を履こうとしている子どもがいます。なかなかうまく履くことができずイライラし始めました。そこで、「ママが少しお手伝いしようか」と声かけをする。
これが「甘えさせる」です。少し手伝ってあげたあと自分で履けたら、子どもは「自分でできた」という自信がつきます。

「甘えさせる」が足りない子とは?

「甘えさせる」というスキンシップを赤ちゃんのときからしている子どもは、十分に甘えてきたので、安心して一日を過ごすことができます。

実際に、保育現場で子どもたちを見ていると、お家で「甘えさせる」が少ない子は、保育士によく「抱っこをしてほしい」と訴えます。また、自分から進んで遊ぶことにも消極的です。自分が「甘えたい」という欲求を満たされている子とそうでない子は、心の成長に違いが出ることがあります。


自立した心に育てるためにママができることは?

「赤ちゃんを甘えさせてあげましょう」といわれても、ざっくり過ぎて分かりづらいですね。そこで、ママが赤ちゃんにできることをお伝えします。

1. 赤ちゃんをほめる

赤ちゃんに「イヤイヤ」

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