高齢初産は母乳が出にくい?アラフォーママの授乳と産後の過ごし方
夜間は搾乳をしてまとめてあげるようにするのも良いかもしれません。授乳のあとの補足の育児用ミルクや搾乳を家族の方に代わりにあげてもらうのも良いでしょう。
産後1カ月は無理せずに過ごすことが、その後の経過にも良いとされています。授乳や赤ちゃんのお世話以外は手伝ってもらい、睡眠や休息をとるようにしましょう。
退院後のサポート体制をしっかりしておく
高齢初産のママで多いのが、親世代の年齢も高くサポートが難しいということがあります。夫の育児休暇、産褥入院、産後ケア訪問など様々なサービスの利用を検討されると良いと思います。また、食事配達サービスなどを利用して、家事の軽減や授乳期間中の栄養が不足しないように日頃から注意することが大切です。
私自身も、高齢初産でした。
仕事を続けながらの母乳育児は体力的にも大変なこともありましたが、授乳をしているときの娘に癒されることも多くありました。みなさんも周りのサポートを受けながら無理なく、母乳育児を楽しむことができると良いですね。
引用参考文献
第42回母乳育児支援学習会 in神戸
「高年初産のお母さんへの援助(ガイドラインを踏まえて)」渡邊和香
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」