卒乳ってどうやるの?なるべくラクにする方法(準備編)【ラクに楽しく♪特集】
日程を決めても、お子さんの体調が悪くなってしまったら延期するようにしましょう。
ステップ2:授乳回数を徐々に減らしていこう
授乳回数や母乳分泌が多いママは、一気にやめるとおっぱいの張りも強く、痛くてつらいこともあるので、授乳回数を1日1〜2回程度ずつ徐々に減らしていくようにしましょう。離乳食のあとの授乳をやめてみたり、お腹が空きそうな時間帯には前もってボリュームのあるおやつやおにぎり、パンなどをあげたりしてみましょう。
日中は、外で遊ぶようにするなど、気がまぎれるように体を動かして疲れさせるのも効果的です。
ステップ3:子どもへ断乳することをお話しよう
1歳半前後のお子さんでも、お母さんのお話はかなり理解できています。おっぱいをやめることについて、お話をしてあげてください。わかってないような態度や雰囲気であってもちゃんと理解してくれることがあり、断乳を開始したあとの受け入れ方に違いがでてきます。
例えば、下記のような声かけをしてあげてください。
・◯◯になったら、おっぱいバイバイするよ。それまではたくさん飲んでね。
・ご飯たくさん食べれるようになったから、おっぱいバイバイしようね。
最後の授乳は、お子さんが満足するまで、ゆっくり時間をかけてするようにしましょう。
そして、「今までおっぱいたくさん飲んでくれてありがとう」と伝えてあげましょう。
断乳や卒乳は、おっぱいをあげていた期間に関係なく寂しいものです。家族で協力して乗り越えていきましょう。次回は、断乳・卒乳のセルフケア実践編についてお話しします。
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。
自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
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