泣きやませなくてOK?小児科医がムダ育児を省きます/ねんね・ぐずり編【ラクに楽しく♪特集】
どうしても泣き止まない場合は、泣き疲れるまで泣かせてしまうのも良いと思います。赤ちゃんは泣くことが1つの感情表現。心臓や肺の病気など泣かせると危険な赤ちゃんでなければ、基本的にはたくさん泣いても大丈夫です。そのうち泣き疲れて寝てしまうこともあるでしょう。
まずはママが落ち着くことが大事
ママと子どもは鏡のようなもので、ママがイライラするほど子どもはそれを感じ取り、ますます泣きやんでくれません。泣き声が精神的につらいときは、少しの間なら部屋を離れてもかまいません。でも、時々顔色を確認してくださいね。そしてゆっくり深呼吸して落ち着きましょう。
そのあとに十分愛情を注いであげれば大丈夫です。
ここが大変④ 抱っこをしていないと泣くので何も手につかない
抱っこ以外で体を密着させる方法を試してみて
ずっと抱っこをしていると、ママも体力的に大変です。抱っこをしなくとも、体を密着させるだけで大丈夫な場合がないかを試してみましょう。例えば、一緒に横になればママも体を休められます、また、おんぶならば両手が空くので他の家事や用事もしやすくなります。
抱きグセの心配はいりません
抱きグセがつくのでは?と心配される方もいますが、0歳児には関係ありません。抱っこできるのは今のうちだけなので、思う存分抱っこしてあげてください。でも、歩けるようになってもラクをしたいからという理由で抱っこばかりするのは考えものです。
まとめ
子育ては頑張れば頑張るほど、うまくいかないとイライラしてしまいがちです。生まれたばかりの赤ちゃんなので予定通りいかないものです。同時にママも経験が浅いので完璧にできなくても大丈夫です。だんだんと経験しながら赤ちゃんの対処にも慣れていくものです。親子ともに、のんびり楽しく成長していってくださいね。
監修者:医師 さくらんぼこどもクリニック院長 三日市 薫 先生
東京女子医科大学卒業、東京大学医学部附属病院、日本赤十字社医療センター、川崎市の保健所勤務などを経て、東京・府中市にさくらんぼこどもクリニックを開院。3人のお子さんをもつ母親でもあり、地域の方々と一緒に病気を考え、子育てができる環境づくりに励んでいる。
著者:ライター 大浦綾子
2015年8月生まれの男児の母。