装着ミスで落下や窒息事故も!密着&グッスリ眠れるスリングの使い方
9.リングを指で押さえながらテールの外側(腕のほう)の端を引くとアンダーレールが動きますので、そこを引いてアンダーバストの布のたるみを調節します。
スリングによる基本抱きの手順
1.赤ちゃんが入るポーチの底がおへそのあたりになるように調整します。
2.赤ちゃんを抱き上げます。左肩に高めに乗せて、左手でおしりを支えましょう。このとき、右手はポーチの内側に差し入れます。
3.先ほどポーチの内側に差し入れた右手で赤ちゃんのおしりを支え直して迎え入れ、膝下がポーチの外から出るようにします。左手は布の外側(トップレール)の端をつかんで、赤ちゃんの首の辺りまで引き上げます。
4.そのまま、ママが少し前かがみになって、先ほど引き上げた布に赤ちゃんを預けます。
左手は布と赤ちゃんをしっかり支えつつ、右手で余った布をなでおろし、赤ちゃんのお股におむつを当てるときのように入れ込みます。赤ちゃんの足がママの脇の下に入り込むように右手でM字に開脚させ、ひざの裏にアンダーレールがあたるくらいまで、おしりがすっぽり覆われる形にしてからママは体を起こします。
5.トップレールの緩みをリング側に持っていき、テールの内側(体側)の端を赤ちゃんのほうに向かって左方向に引いて締めます。
6.余ったテールはねじって首の枕に。
7.背中によじれがないか確認し、右手で肩の布を外側に広げます。布が背中〜肩全体を覆うことで体への負担が少なくなります。
8.基本抱っこの完成!
スリング抱っこのここがすごい!
●安定感抜群なので、両手を使って家事ができる!
●少しゆるめれば そのまま授乳できる!
●大きさを細かく調整できるので、新生児〜3歳くらいまで長く使える!
じょうずに装着できれば赤ちゃんが自分の体の一部のように密着するので、かなり動作がラクになります。赤ちゃんの寝かしつけに苦労している、家事をする時間がない、というママはぜひ一度お試しください!
監修者:助産師 特定非営利活動法人だっことおんぶの研究所認定 ベビーウェアリングコンシェルジュ 宮川めぐみ
2001年京都第二赤十字看護専門学校卒業、2002年国立病院東京医療センター附属東が丘看護助産学校助産学科卒業。