知ってた!? お産のときに出てもいいうんちとダメなうんち
おなかの中の赤ちゃんの“出ちゃダメなうんち”が確認された場合、状況に合わせて経過観察、鉗子分娩や吸引分娩、あるいは帝王切開の方針が検討されます。赤ちゃんが生まれてすぐに処置が必要になる場合は、NICUの医師がお産に立ち会うこともあります。
お産のときに出てもいいうんち【おなかの中の赤ちゃん編】
近年、帝王切開での出産がメインになっている「逆子」ちゃん。数%ではありますが、ママの産道を通って生まれてくる経腟分娩のケースがあります。
逆子ちゃんの経腟分娩では、赤ちゃんのおしりが先に出てきます。分娩介助の際、「下半身はゆっくり、上半身は素早く」がポイント。そのため、お産の経過中、赤ちゃんに苦しいサインが出ていない場合、赤ちゃんのおなかが圧迫されて、うんちが出てくることが多々あります。
私も学生時代、初めて逆子ちゃんの経腟分娩に立ち会ったとき、赤ちゃんのおしりが見えたとたんにもりもりもり!とうんちが出てきたところを見てびっくりしたものです。
でも、これは赤ちゃんが元気なサインだと先生から教えてもらって、ほっとしたことを覚えています。
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監修者・著者:助産師 REIKO
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。