喃語が多いと言葉をしゃべるのも早い? ママの疑問に助産師が回答!
「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの喃語に関するご質問です。
Q.喃語なのでしょうか?
生後7カ月の子のことで質問です。「んっーんっー」と鼻で声を出すようなときがあります。これは喃語に入るのでしょうか? 長い時間「んー、あー、うー」と、何か言っています。
喃語が多いと言葉を喋るのも早いのでしょうか?
宮川めぐみ助産師からの回答
ご質問に書いてくださったような鼻で声を出すような場合も喃語になると思いますよ。
喃語が多いと喋るのも早いのかどうかですが、早いかもしれません。しかしその後の環境やお子さんの性格も関係してくるとも思いますので、一概には言い切れないかもしれません。引き続き見守っていただけたらと思います。
※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー
※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください
どのように赤ちゃんの言葉は発達していく?
赤ちゃんの耳は生まれる前の在胎20週ごろから音を聞けるようになり、在胎30週ごろから大きく発達して、お母さんの声を聞き取れるようになります。生まれてからは、母語(人間が幼少期から自然に習得する言語) のリズムや音の高低、長さなどの特徴を認識し、生後2カ月ごろから「あ~あ~」「あーうー」など、まだ言葉にならない喃語(なんご)を話すようになります。
そして生後6~9カ月ごろには、耳で自分の母語を聞き分けられるようになり、母語に似た発音を真似るようになります。このように成長しながら、少しずつ大人が話す言葉と言葉の区切りが分かるようになります。
例えばおもちゃを渡されながら「おもちゃ」と言われると、渡された物と「おもちゃ」という言葉を結び付けられるようになります。このように言葉をどんどん覚えていくことで、1歳を過ぎたころには、言葉の意味を理解しながら、言葉を言うようになるのです。
赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方
生まれたばかりの赤ちゃんとは、最初のうちは、大人が子どもの仕草を見たり声を聞いたりして、それらから質問を投げかけたり、赤ちゃんの気持ちを代弁するような声掛けをして、コミュニケーションを取っていきます。