子宮がアウトローすぎ!私が「全摘」を選んだワケ【41歳で子宮全摘3】
配偶者が生きていたころ、子どもが欲しかったのですが、妊娠することはできませんでした。配偶者が亡くなってからも、亡くなった配偶者よりも好きだと思える人に出会うことがなかったため、子どもが欲しいと思うことがありませんでした。
「早く再婚して子どもを産んで」「子どもを産んで育てるのが女の幸せ」そんなことを職場などでたくさんの人に言われてきましたが、誰の子どもでも欲しいわけではありません。私は配偶者との子どもが欲しかったのですが、もうその機会はありません。
経済的・身体的負担
これから出会う可能性があるのでは?という人もいますが、41歳の今の段階で出会い、結婚。順調に妊娠して出産したとして、最短で43歳になります。
子どもが成人するころには63歳、4年生の大学を卒業するころには65歳になります。
次にどんな配偶者と出会うかはわかりませんが、もしまた先に亡くなってしまった場合、離婚してしまった場合などを考えると、自分ひとりで子どもを育てる能力があるかが問題になります。
子どもは産んでかわいがって終わりではありません。ちゃんと愛情を持って育て、本人が望むような教育や進路を選択させてあげる必要があります。
「お金がなければ奨学金を」という人もいますが、私自身が奨学金を借りて返済した経験があるため、その選択を自分の子どもにさせることはしたくありません。両親を頼れる環境の人はいいのですが、私にはそれがありません。
子どもを育てるための体力、経済的な問題から、これからの人生で子どもを持つことはないという考えにたどり着いてしまいました。ないものを嘆いても仕方がありませんので、自分でなんとか取捨選択していきたいと思います。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
著者:イラストレーター piqel&piqerm(ピケルピケルム)
ましろと椿子のデザインユニット piqel&piqerm(ピケルピケルム)。2019年6月子宮筋腫と卵巣のう腫が見つかり、41歳・独身(実は死別)