助産師がすすめる、産後1カ月までのママの食事と過ごし方はコレ!
出産によって、女性は心身共に大きな変化やダメージを受けます。産後1カ月の過ごし方によって、その後に大きく影響してくることがあります。
今回は、助産師がすすめる産後1カ月までの過ごし方や気を付けることをお話ししていきます。産後のママだけでなく、サポートするパパや祖父母たちにも知っていただきたい内容です。
産後1カ月はどんな時期?
出産により、体に起きるダメージは大きく、会陰部の傷だけではなく分娩により赤ちゃんが生まれ、胎盤が排出された子宮内も大きな傷を受けているのと同じ状態です。また、子宮が大きくなったことで上下に圧迫・移動していた胃や腸などの臓器が元の位置に戻る回復の時期です。妊娠によって大きくなったおなかをカバーするために姿勢も変わり筋力が落ちた状態でもあります。
また出産により、会陰部や帝王切開の傷、後陣痛、痔、体や肩のこり、足のむくみ、寝不足による疲労、おっぱいの張り、乳頭痛など様々な痛みや苦痛がある時期です。
上記による精神的負担に加えて、育児への不安や産後のホルモン変化により気分が落ち込みやすい時期です。
おすすめの食事は?
産後の体の回復のためにも、食事は大事になってきます。母乳分泌にための不足するカロリーをしっかりととることも大切です。しかし、赤ちゃんのお世話でゆっくり食事をとれなかったり、栄養のバランスも崩れやすく、自分の食事は後回しになってしまうことも多いかと思います。
産後の食事におすすめなのは、育児や授乳の合間でとれるフィンガーフードと呼ばれる「片手で食べれる食事」です。小さめなおにぎりやサンドイッチなどを作っておいて、授乳の合間などに食べるようにします。その他、具だくさんのお味噌汁や豚汁、スープなどはメインのおかずにすることもでき、体を温めて水分も一緒にとれます。消化の良い食べ物や温かい食べ物は疲れた胃腸を回復させてくれます。
栄養価の高いナッツやドライフルーツなども手軽にとれる食事になります。
赤ちゃんとママはどのように過ごせば良い?
産後1カ月は、ママは基本的には横になって過ごすようにしましょう。意外と元気に過ごせてしまう人もいて、家事などで無理をしがちですが、この時期にしっかりと休養をとることが大切です。