乳垢ってとるべき!?妊娠中に母乳のためのお手入れやマッサージは必要?
妊娠中に母乳で育てたいと考えているママは、妊娠中におっぱいのお手入れをしておくと、産後に傷ができにくかったり、赤ちゃんが吸い付きやすくなる効果があります。臨月に入ったらやってもらいたい、おっぱいのお手入れやマッサージについてお話していきます。
乳首のマッサージをしておくメリット
妊娠中の乳首のマッサージは、産後の母乳分泌を増やすためには影響しないと言われています。産後の乳首が痛かったり、切れたりする原因は、赤ちゃんのおっぱいの吸い方が浅かったり、授乳姿勢が上手くできないことによると言われています。
しかし、乳首が硬かったり、伸びが悪かったりすると赤ちゃんが深く上手に吸いついていても、傷ができて痛みがでてしまうことがあります。妊娠中のおっぱいのお手入れで大切なのは、おっぱい全体のマッサージをするというより赤ちゃんが吸う乳首を吸いやすく、柔らかい状態にしておくことです。
お手入れやマッサージをするタイミング
おっぱいのお手入れを始めるタイミングは、妊娠後期(妊娠28週〜)といわれています。
妊娠後期になってくると、母乳が滲んできたりして乳垢が乳頭に溜まってくることがあります。お風呂に入ったときや、ベビーオイルなどをつけてふやかしてからとるようにしましょう。乳首の先についている乳垢をとるだけでも乳口(母乳の出口)が開きやすくなります。
注意点としては、乳首のマッサージの刺激で分泌されるオキシトシンは子宮を収縮させる作用があります。念のため臨月(妊娠36週)以降に本格的に行うことをおすすめします。マッサージやお手入れは、お風呂上がりなど体が温まっているときにするのが効果的です。
乳首のマッサージの方法
お風呂上がりで体が温まっているときやお風呂に浸かりながらやるのがおすすめです。
お風呂上がりの場合は、滑りが良くなるように、ベビーオイルやマッサージ用のオイル、クリームをつけても良いでしょう。使う前には、初回は腕の内側などでパッチテスト(十円玉ぐらいの大きさに塗ってしばらくおいて赤くならないかチェックする)をしましょう。
マッサージは、乳首を親指と人差し指の腹で圧迫します。強さの目安は、圧迫すると爪が白くなるぐらいですが、最初は痛い場合もあるので無理せずに徐々に力を加えていきましょう。縦・斜め・横方向と角度を変えながら圧迫して、慣れてきたら親指と人差しを横や縦にねじるようにします。