子育て情報『保育士さんが実践!本当に使えるイヤイヤ星人のかわしワザ【お着替え編】』

保育士さんが実践!本当に使えるイヤイヤ星人のかわしワザ【お着替え編】

目次

・お着替えでイヤイヤする子への対応方法
・少しでもサポートしたら怒るイヤイヤ星人
・「服を着たくない」とすっぽんぽんでいるイヤイヤ星人
・「上下ピンクコーデがいい!」と譲らないイヤイヤ星人
・「この靴下が好き!」穴が開いても履き続けるイヤイヤ星人
イヤイヤ期のイメージ


こんにちは。保育士の中田馨です。1歳ごろから徐々に表れ、2歳ごろにピークを迎え、3歳ごろに卒業へと向かっていく「イヤイヤ期」。私の保育所は0~2歳が対象ですので、1年を通して毎日「イヤイヤ期」の子どもと生活しています。

今回から4回にわたり、実際に保育士である私がしている、イヤイヤ期の対応方法を話します。今回のテーマは「お着替えでイヤイヤ」です。

お着替えでイヤイヤする子への対応方法

朝起きてパジャマから洋服へお着替え、汗をかいたり外遊びで汚れたらまたお着替え、お風呂後にパジャマにお着替え……と1日数回訪れる衣服の着脱の場面。イヤイヤ言いながら、着替えを全身でイヤがるので、うまく着替えることができないこともあります。


衣服の着脱のイヤイヤ星人への基本的な対応方法は下記の3つ。
1. 子どもの思いを尊重し、さりげなくサポート
2. 着替えが終わらなければ、次の行動ができないことを伝える
3. ママ的に多少違和感があっても服を着たならOK

では、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。

少しでもサポートしたら怒るイヤイヤ星人

何でも「自分でしたい」お年ごろのイヤイヤ星人。まだひとりでうまくズボンを履けないのに自分で履こうとします。片方に両足を入れて、違うと脱いで、また両足を入れて……を繰りかえすのを見ていると、つい「こっちに足入れて」と手を添えてしまいたくなります。でも、少しでもサポートすると「触らないで!!」と怒るのがこのタイプ。

このような姿が見られたら「子どもの思いを尊重し、さりげなくサポート」をするようにしましょう。ズボンを自分で履きたいと思うその意欲、失敗しても何度も繰り返すその集中力を応援するのです。


もし、できそうなら「ママがここ持っとくね」とさりげなくサポートします。先回りして手伝ってはいけません。何日かじっくり付き合って、脱ぎ着を繰り返しているうちに、一人でできるようになります。着るより脱ぐほうが簡単なので、「自分で着たい脱ぎたい」と言うときは、とことん自分でさせてみるのもいいでしょう。 

このタイプは、ある日突然「自分で着たい!」という思いが落ち着いて「ママが手伝って〜」と甘えモードになることもあります。

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