子育て情報『あの魚も食べちゃダメ!? 絶対NG? 気になる妊娠中の魚介類の摂取』

あの魚も食べちゃダメ!? 絶対NG? 気になる妊娠中の魚介類の摂取

また、表に「週に1回と記載されている魚介類」及び「週に2回と記載されている魚介類」を同じ週に食べる際には、食べる量をそれぞれ2分の1にするといった工夫をしましょう。また、ある週に食べ過ぎた場合は次の週に量を減らしましょう。

表の中でもみなさんがよく食べるものは、マグロやメカジキ、ツナ缶などではないでしょうか? マグロのなかでも、クロマグロ、メバチマグロは1回約80gとして週一回までとされていますが、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、ツナ缶は通常の摂取量で問題ないそうです。バランス良く食べることが大切です。

お刺身やお寿司など生ものは食べても大丈夫?

生の魚で気になるのは、魚介類に寄生している「アニサキス」による食中毒です。予防のためには、新鮮で安全な食品を適切に扱い、新鮮なうちに食べ切ることが大切です。サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、イカなどには注意が必要です。また生牡蠣など貝類も同様です。
絶対に食べてはいけないわけではないのですが、免疫力が低下しやすい妊婦さんには積極的な摂取はすすめられません。

これらの食品を買う際はいつも以上に鮮度に気を配りましょう。購入後は保管方法や期間を守り、清潔な手や器具を用いて十分に加熱調理をしましょう。出来上がった料理は早めに食べ、保存は冷蔵庫が基本です。食べるときには再加熱をするようにしましょう。

また、スモークサーモンや魚のパテなどの魚の加工品には、リステア菌が付着している可能性があり、食中毒の原因となります。妊娠中は感染しやすく、赤ちゃんに影響することもあります。こちらも注意しておきましょう。


妊娠中の魚介類の摂取については、いろいろな情報があり、心配で避けてしまう方もいるかもしれません。しかし、魚介類の栄養は赤ちゃんや妊婦さんの健康には大切なものなので注意しながらも摂取できるようにしたいですね。

<参考>

厚生労働省HP

「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会 乳肉水産食品部会

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」

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