卒乳後、子どもが偏食になる原因を解説!栄養の不足分はおやつでカバー!
そこでおやつが第四の食事となり、不足分の栄養をカバーしていくことが必要になります。
また、WHOの研究でも幼児期は鉄分とカルシウムは特に必要な栄養素であるということが示されています。世界的にもそれらの栄養素が不足しているという実態があるので、鉄分とカルシウムが重要とされています。
そのほかにも、鉄の吸収を助ける栄養素のビタミンCや、カルシウムの吸収を助ける栄養素のビタミンDどちらも大切になってきます。さらに、DHAという脳や網膜に豊富に存在している栄養素のほか、血や肉、筋肉のもとになり栄養の根幹であるタンパク質も成長発達の段階で大切な成分となるので、取り入れていきたい栄養素になります。
おやつには不足分の栄養素を取り入れよう
■おやつの摂取カロリーの目安とタイミング
・1~2歳は100~150kcal程度
1回で食べられる量が少ないので、1~2回(午前と午後など)に分けて摂る。
・3~5歳は200~250kcal程度
(1度に食べられる量が増えてくるので、1日1回程度(午後15時くらい)で摂ればOK)
3歳児くらいまでは、フォローアップミルクがおすすめ
3歳くらいまでは、フォローアップミルクを食事に取り入れるのもおすすめです。
鉄分やビタミンを強化したものになり、カルシウムも摂取することができます。
そのまま飲ませるのもいいですが、ホットケーキやクッキー、スムージー、バナナやかぼちゃディップに混ぜるなど、普段のおやつ作りやお食事などに取り入れることで簡単に摂取しやすくなります。
おやつの実践例
おやつとは、食事では足りない栄養を補う補食になるので、子どもの食事状況に合ったおやつを取り入れることをおすすめします。基本的には、食事で不足していると思われる栄養素をおやつでまかないます。
例)ご飯類がなかなか進まないケース
→ ふかし芋、コーンフレーク、ディップパン、サンドイッチなど、穀類を中心としたものをおやつに取り入れる。
例)タンパク質が足りないケース
→ ゆで卵、卵を使ったプリン、ホットケーキ、おからクッキー、豆乳プリンなどをおやつに取り入れる。
例)野菜が進まないケース
→ 野菜を入れ込んだおやき、お好み焼き、果物、ミニトマト、枝豆、かぼちゃやバナナなどをディップ状のものにしてクラッカーやパンにつけたものなどをおやつに取り入れる。