子育て情報『「叱る」と「怒る」は違う!? 子どもの叱り方についてのポイント』

「叱る」と「怒る」は違う!? 子どもの叱り方についてのポイント

目次

・「叱る」と「怒る」の違いとは!?
・叱るときの注意点! 「短く何度も」が効果的
・「叱り方のOK・NG例」
・イヤイヤ期の叱り方は「その都度手短に!」
・言い過ぎたら…関係が修復される魔法の言葉でフォロー! 
叱り方に悩むママ


多くのママが悩みがちな子どもの叱り方について、日本女子大学 人間社会学部 心理学科 教授の塩崎尚美先生にお話しいただきました! 「叱る」と「怒る」の違いや、叱り方の実践方法などを詳しく説明しています。

「叱る」と「怒る」の違いとは!?

子どもの叱り方について悩むママは多いですが、「叱る」と「怒る」を区別して考えるといいと思います。「叱る」とは相手の行動など良くない点を指摘し、ルールをしっかりと伝えていくことで、「怒る」は感情的になり、自分が腹立たしいことを相手にそのままぶつけることです。

ですから、子どもを叱るときは、できるだけ冷静に伝えたほうが子どもに伝わりやすくなります。そのため深呼吸などをし、リラックスして気持ちを落ち着かせることが重要です。感情的になり、そのまま子どもに言いたいことをぶつけるのではなく、冷静になってから子どもに伝わるような言い方で伝えましょう。


叱るときの注意点! 「短く何度も」が効果的

叱るときに注意したいことが、子どもが傷つく言葉(人格を否定する言葉)を使ったり、感情的になったり声を荒げたりすることです。このような叱り方をすると、子どもの心がとても傷ついたり、萎縮してしまいます。そのため、叱るときは冷静になり、目線をしっかりと合わせて、「どうして〇〇してしまったのか」と子どもに理由を聞き、「何がいけなかったのか」などをしっかりと伝えることが大切です。

また、あまり長く叱らないということもポイントです。話が長くなると、子どもの頭の中に内容が入ってこなくなるので、様子を見ながら「もう話を聞いていないな」と思ったら、言うのをやめたほうが良いです。「言葉が子どもに入っているかどうか」ということが大切になるので、それを見極めて伝えましょう。

年齢にもよりますが、大体4~5歳までの子どもだと集中力は2~3分しか続かないため、手短に伝えるようにします。情報量が多すぎると、子どもの頭の中に何も残らなくなってしまいます。
子どもの記憶は一度言われて定着するというわけにはいかないので、「その都度短く叱る」ということがママやパパの労力も少なくなるほか、子どもにも伝わりやすい叱り方です。 

「叱り方のOK・NG例」

◇NGの叱り方)「そんなことする子は嫌い」

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