2021年3月24日 22:20
震災翌日、絶対に失敗できない夜…【知ってほしい生理×震災のリアル】 #これから私は
東日本大震災からまもなく10年。イラストレーターのアベナオミさんは、当時、夫と1歳7カ月の息子さんの3人で宮城県仙台市近郊の利府町で暮らしていました。被災したアベさんは震災翌日に生理に。ライフラインがストップするなかの生理で、何に困り、これからどう備えたらいいのか……。体験を綴ります。
イラストレーターのアベナオミさんは、2011年3月11日、宮城県仙台市近郊の利府町で東日本大震災を経験。当時、長男の豆キチくんは1歳7カ月でした(現在は、二男アンチョビくん、長女モナカちゃんが生まれ、3児の母)。
アベさんは、震災翌日に生理に。
電気・ガス・水道といったライフラインがストップしているなか、生理ではどんなことに困り、これからどう備えたらいいのか……。あまり語られることのない「震災と生理」についてリアルな状況と、経験者だからこそ、皆さんに知っておいてほしいこと、備えておいてほしいことについて教えてくれました。
※前回のお話はこちら
ナプキンが…ない!家にもお店にも…【知ってほしい生理×震災のリアル】
https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/18611
電気が供給されない状態では、夜になると真っ暗で何もできません。乾電池も手に入らないので、日没とともに眠り、夜明けとともに起きる、そんな生活に……。
私の生理用ナプキンのストックは買い忘れていましたが、幸い、子どもの紙おむつだけは、たくさん買い置きがありました。震災直前に紙おむつをまとめ買いしていた私、グッジョブ!
夜用ナプキンがないというピンチを、子どもの紙おむつでしのいだ夜。しかし、経血漏れの失敗が許されない状況で、ちゃんと紙おむつを固定できていない不安、そして先行きの不安で、この夜は眠れませんでした。
アベナオミさんが体験した、震災での生理体験のお話はまだまだ続きます。なかなか聞くことのできないお話です。ぜひ次回も読んでいただき、備えの参考にしていただければと思います。
アベナオミさんは、震災後、小さな子どもを連れた被災後の生活の様子や防災を伝えるコミックエッセイなどを執筆し、「防災士」