月に2〜3万円の削減も!自動車関連の費用がグッと減るカーシェアとは
洗車や給油は無人管理に必要な作業であるため、作業時間に相当する利用時間は割引になるケースがほとんどです。また、3・4歳から使えるジュニアシートは大手3社については全車搭載しているようですが、さらに小さいお子さん用のチャイルドシートは一部のステーション・車種での設置に限られているようです。
カーシェアのメリット・デメリット
カーシェアは車を所有しないことが最大のメリットでありデメリットです。
車を所有しない場合には、自動車の購入費用だけでなく、自動車税・自動車重量税等の税金、自賠責保険・任意保険の保険料、車検費用、駐車場代等の維持費用が掛からないのが大きなメリットで、家計によっては固定費を削減できます。
一例ですが、月4回(ほぼ週1回)6時間50kmの車を使う場合、カーシェアは15,000〜17,000円程度の利用料金となりますが、150万円の自動車をローンで購入し、駐車場が月額15,000円とした場合には、維持費+ローンの返済で40,000〜50,000円程度の費用がかかります。
その反面、車は自分のものではないので、使いたいときにすぐ使えないことや荷物を置きっぱなしにできないことは大きなデメリットです。他の利用者の状況で予約が取れない場合や車内が清掃できていない場合があることもデメリットとなります。
自動車を手放す前にまずカーシェアを利用してみる
固定費を削減する観点からは、自動車の使用頻度の少ないご家庭では、自動車の所有よりカーシェアにするほうがメリットは大きいのですが、カーシェアの利用に向いているか、近所のカーシェアの利用しやすいかどうかなどは、試してみてからの方がいいと思います。
自動車の購入・売却よりカーシェアの入会・退会の方が簡単ですし、最低限の利用であれば月に2000〜3000円程度で済みますので、何度か使ってから判断されることをおすすめします。大手のカーシェアサイトには利用シミュレーションもありますので、現在の自動車維持費用と比較して検討されるといいでしょう。
自動車維持に係る主な項目は以下の通りです。これを月額に直して、カーシェアの利用料金と比較してみましょう。
①ガソリン代
②自動車ローン(または購入費用)
③自動車税
④自賠責保険料
⑤任意保険料
⑥駐車場費用
⑦車検費用
⑧その他整備費用・消耗品費用
など
筆者もかつて自動車がないと生活できない場所に住んでいた時には自動車を所有していましたが、現在は駅まで徒歩圏内に住まいを変えてからは、カーシェアを利用しています。