2022年5月3日 09:30
<産後うつ>「寝て欲しい」ママの願いも虚しく、赤ちゃんの泣き声は止まなくて…
次女はなちゃんの1カ月健診で、医師から「産後うつです」と診断されたぼめそさん。実ははなちゃんを出産後、おなかの痛みから始まり、咳や動悸、不眠、全身のかゆみなど、さまざまな体の不調に悩まされていたのです。医師に相談すると「産後のマタニティブルーズという状態です」と言われ、薬を渡されたのですが、ぼめそさんが薬を飲むことはありませんでした。病院を退院後は、実家で子育てをすることに。すると、長女こはちゃんと次女はなちゃんの育児の違いについて、次第に悩むようになっていきます。
例えば、授乳や寝かしつけなど、長女のときのやり方だと全く通じない次女に対し、「子育てってこんなに大変だったっけ?」と、どんどん追い込まれていったのです。
その結果、ぼめそさんは「はなちゃんは育てにくい子」「子育てって大変なんだ」と思い込むようになり、自分で育児のハードルを上げていってしまって……?
心身ともに疲弊していく日々
心身ともに疲れているのに眠ることができず、睡眠不足が続いていたぼめそさん。
「今なら眠れるかも」
そう思って一瞬だけ眠ったものの、はなちゃんが泣き出してしまい、すぐに目覚めてしまいました。
心も体も限界なのに、そんなの関係なしに泣き続けるわが子。
そんなはなちゃんに対して、思わずイラッとしてしまったのです。
「これは寝ない泣き方だ」とわが子の泣き声で状況を分かっていながらも、心身ともに疲労が溜まっていて動けずにいたぼめそさん。この状況では、抱っこしたいのに体が言うことを聞かず、気持ちと体がついて行かなくてつらい状況だったと思います。心も体も疲れ切っていると、なかなか気持ちの切り替えも難しいですよね。皆さんは、育児をしていて余裕がなくなってしまったとき、どのように気持ちを切り替えていますか?
著者:マンガ家・イラストレーター ぼめそ
2017年生まれの長女こはちゃんと2019年生まれのはなちゃんのママ。
Instagramで子育て漫画を描いています。数々の戦を乗り越えてきた古(いにしえ)のオタクです。
<産後うつ>「報われない…」頭では分かっているのに、気持ちが追い付かなくて…