2022年10月8日 12:30
「100%言い切ることはできませんが…」突然の医師からの言葉に絶句して…【体験談】
あったとしてもそんなにひどくはないからすぐにきれいに治る」と信じて、むやみに検索するのを控えるようにしました。
でも、「口唇裂がない」と思い込むこともできず、頭の片隅には常に口唇裂のことがあり、状態が気になって仕方がないという気持ちでした。
その後、なかなか陣痛が来なかったため、陣痛促進剤を使用しての分娩を試みたのですがうまくいかず、翌日に帝王切開で出産することになりました。
やっと会える喜びと不安が一気に押し寄せてきて、また泣いてしまいました。すると、助産師さんが「大丈夫だよ、出産後も私がフォローするからね」。本当に素敵な助産師さんの存在に、気持ちが少し落ち着きました。
2歳児のするどい突っ込みに脱帽
翌日、麻酔をして手術開始。あっという間に赤ちゃんが出てきました。
まず、すぐに聞こえた産声のかわいさにホッとしました。「赤ちゃんが息をした!」。それだけで感動でしたが、その後の私の心配は口唇裂について。
不安でドキドキしながら待っていると、「口唇裂だけで口蓋裂はないですよ」との先生の言葉に本当に安心しました。そして、顔を見せてくれて、感動しました。
「かわいい!」
口元が少し割れていたので、なんだか笑っているようにも見えました。顔を見て不安は一気に吹き飛び、かわいいと思えて安心しました。もちろん、口唇裂の手術はあるし、見た目にも影響するので大変なことは多いと思います。
ですが、待ちに待ったわが子の誕生、そして小さな体で頑張って息をしている姿、それだけで何よりも幸せでした。
「口唇裂を持って生まれた子を見て、私はどう感じるのだろう」と、生まれてくる前は思っていましたが、ただ「かわいい、生まれてきてくれてありがとう」と、それだけを素直に思えたのです。
ホッとした産後初めての夜、「ホギャー」とかわいく息子が泣いたので、「授乳だね、待っててね」と息子を見ると、なんと、かわいかった息子の顔が変化していました! パパ譲りの太い眉毛、口唇裂で少し大きく開いた口、泣いたことにより垂れ下がった口角により、かの梅サワーのマスコットそっくりになっていたのです。
ミルクが欲しくて泣いている息子を横目に、笑いを堪える母……。