2022年10月22日 21:15
<虐待しかけた話>「わが子に虐待するなんてありえない」報道を見てはそう思っていた自分が、まさか…
幼稚園の先生であり2児のママであるちりさんが、わが子に虐待しそうになって悩んだ実体験をマンガで紹介します。妹のとんちゃんが生まれると、長女のうーちゃんはちりさんに甘えるようになりました。夜眠るとき、ちりさんに「座ってトントンして」と言うのです。「上の子を優先した方がよい」と聞いていたちりさんは、うーちゃんのリクエストに応えて、座ってトントンし続けました。しかし、次第に疲弊していきました。
そしてある日の夜、とうとうちりさんは爆発してしまったのです……。
まさか自分がこんなことするなんて…
下の子の授乳もあって、疲れて毎日寝不足だったちりさん。
「横になりたい」
「なんでママじゃなきゃダメなの」
「パパだっていいじゃん」
「寝ながらトントンだっていいじゃん」
そんな思いがふつふつ湧き上がってきました。
そして、イライラの限界に達してしまい、
「わかったよ! 座ってトントンすればいいんでしょ!」
と、力任せにトントンしてしまいました。
大好きな娘のうーちゃんが、いつも我慢してくれているのを知っているのに、眠気、疲れ、苛立ちでどうしようもなくなってしまったのです。
虐待の報道を見ては、「かわいいわが子にありえない」「考えられない」そう思っていたちりさん。
自分がこんなことをしてしまう日がくるとは思ってもみませんでした。
◇◇◇
SNSではちりさんの投稿に「うちも似た状況です」「上の子優先て難しいですよね」とママたちから共感の声が。下の子を寝かしつけたら上の子が起こしてしまったり、上の子は言葉で要求してきたりして、イライラしてしまうというママが多いようです。そして、「怒って後悔している」、「行政に相談した」などのコメントも。みなさんは子どもへのイライラが爆発してしまいそうなとき、どのように対応していますか?
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