2022年12月21日 15:30
「え、そんなもので命の危険に!?」日常生活に潜む子どものやりがち「誤飲・誤嚥」とは?
保育士の中田馨さんが、子どもの誤飲や誤嚥について教えてくれました。日常生活の中に潜む子どもの誤飲や誤嚥。普段から注意しておきたいポイントについてお話してくれているので、ぜひ、確認しておきましょう!
こんにちは。保育士の中田馨です。子どもはいろんなものに興味を示します。誤飲や誤嚥しやすい食べ物や、何気なく口に入れてしまうものも数多くあります。
そこで今回は普段から注意しておきたい誤飲(誤嚥)しやすい「食べ物」や「身の回りにある注意しておきたいもの」についてお話しします。
普段から気をつけたい食べ物
普段から誤飲や誤嚥に気をつけたい食材はいくつかあります。
具体的には下記の食べ物に注意しておきましょう。
噛み切りにくい食べ物
肉類やれんこん、りんごなど大人でもよく噛まなければ小さくなりにくい食材は、子どもにとっては更に噛み切りにくいものです。このような食材の場合、他の食材よりも小さく刻むのはもちろん、子どもが離乳食期であれば時期に合った形状で食べさせるようにしましょう。
丸い食材
プチトマト、ぶどう、ウズラの卵、丸いチーズ、白玉団子、カップゼリー、飴などの食材は丸いので、ツルンとのどに入ってしまう恐れがあります。食べるさせる際には、1/4程度に小さくカットして食べさせるようにしましょう。
また、白玉団子などのおもちや飴を食べさせるのは幼児期後半(3歳児以降)になってからでも遅くはありません。
口の水分をとる食べ物
パン、ご飯、いも、スポンジケーキ、せんべいなどを与える場合には、1回に入れる量を小さくして与えましょう。また、水分をそばに置いて、口を潤しながら食べるのも大切ですね。
食環境にも気をつけて!
誤嚥するときの食環境についても考えましょう。例えば、寝転んだり歩いたり走ったりして食べていないか?口いっぱいに食べ物をほおばっていないか?泣いているときに口に入れていないか?なども、誤嚥しないためには大切な要素になります。
また、子どもの噛む力や飲み込む力には、その月齢や年齢、個人個人に違いがあります。お子さんの発達に合わせて食材を選んでいきたいですね。
身の回りにある誤飲に注意したいもの
その他にも、口に物を入れる時には、普段の生活の中で誤飲や誤嚥に気をつけたいものがあります。