<赤ちゃんポストで産まれた子>「私が守る!」親と離れ孤独に立ち向かう友だちに渡したものは?
みかん高校生さんは、赤ちゃんポストで生まれ育った後、乳児院を離れ養護施設に預けられます。はじめは慣れずに泣いてばかりでしたが、ようやく正義感が強く、ヒーロー的存在のシミ姉ちゃんというお友だちができます。いつも明るく元気なシミ姉ちゃん。しかし、彼女には、母親から包丁で刺されて施設へやってきた壮絶な過去があったのです……! そんな彼女の話を聞いたみかん高校生さんは、ある決心をします。
お母さんへの強い思いを明かすシミ姉ちゃん。そんなシミ姉ちゃんに対し、みかん高校生さんも涙ながらに自分の気持ちを伝えます。
シミ姉ちゃんは私が守る!!離れてもずっと一緒!
「私たちは家族なんだから」
それがみかん高校生さんがシミ姉ちゃんを守っていくと決意した理由でした。
みかん高校生さんは、「これから先、離ればなれになったときの目印だよ」大切にしていたキーホルダーの1つをシミ姉ちゃんに託します。
「私たちは永遠に家族」「離れても必ず探しに行くよ」
みかん高校生さんはキーホルダーを渡しながら、大切な友だちであるシミ姉ちゃんにそう伝えたのでした。
血のつながりこそありませんが、ともに施設で育った2人には家族と同等あるいはそれ以上の絆がうまれているようです。
お母さんを待つシミ姉ちゃんも、みかん高校生さんからの言葉に救われたのではないではないでしょうか。
これほどまでに自分のことを思ってくれる友だちは、一生の宝ものとして大切にしたいものですね。
この先も2人の絆が強く結びついたまま過ごしていけることを願います。
著者:マンガ家・イラストレーター みかん高校生
<赤ちゃんポストで産まれた子>「すぐ嘘をつく」施設で濡れ衣を着せられた友だちを助けたのはまさかの