2023年1月7日 19:20
「来世でもまた家族になりたい」子育てには感動と喜びが溢れていた!夫の今の想いとは?
家族よりも仕事優先だった夫に愛想を尽かし、離婚を突きつけた妻は、心を入れ替えた夫と再構築の道を選んだ。
娘の結ちゃん、2歳の誕生日。仕事帰りに予約していたケーキを受け取り、花屋でバラの花束を買った帰りの満員電車で、男を取り押さえた。
逃げようとする男を捕まえるのに必死になって、ケーキも花束もボロボロになってしまった。「また結の誕生日を台無しにしてしまった」と涙をこぼす夫を、妻はぎゅっと抱きしめる。
「カズ君はかっこいい! その子を助けてくれて、ありがとう。カズ君は結にとって自慢のお父さんだよ」とやさしく声をかけた。
潰れてしまったケーキの代わりに、コンビニでケーキを買うことに。
結ちゃんを真ん中に、三人で手をつないでコンビニへ向かった。
その後……。
「もし人生やり直せるとしたら?」夫の答えとは?
「このまま奥さんと二人でもいい」と子どもを持つことについてどうしようか悩んでいる後輩から、「もし人生やり直せるとしたら、倉田さんはまた子どもをつくりたいと思いますか?」と聞かれた夫。
「俺さ、『父親』になれるまですごく時間がかかったんだ」
「子どもを通して世界を見たら、日常の些細なことが感動と喜びで溢れるようになって、自分のことが好きになれたんだ」
「だから、俺は何度でも同じ選択をすると思う。来世でも2人と家族になれますようにって」
後輩からの質問に「来世でもまた家族になりたい」と答えた夫。この家族のカタチをつくるまで、いくつもの紆余曲折があり、小さなすれ違いや歪みが大きなうねりとなって、妻と夫それぞれを悩ませ、傷つけ、苦しめてきました。
一度は離婚の危機に陥るも関係修復に至り、最後は3人で笑って過ごせるようになった家族。夫編、妻編それぞれの目線で展開されたマンガは、多くの方から共感を呼び、話題となりました。長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。以下、ちなきちさんからのコメントです。
◇◇◇
<ちなきちさんのコメント>
約1年半という長期間の連載にも関わらず、最後までご覧いただいた読者の方へ感謝を申し上げます。