2023年5月3日 20:20
<僕たちは親になりたい>「息が詰まるだけだし」夫は家庭ではなく2次会を優先。育児は妻に任せきりで
結婚後、妊活に対して温度差があった美咲と拓也ですが、紆余曲折を経て、「1年間頑張ってみよう」と、本格的に妊活に力を入れる日々がスタート。いざ妊活を始めると、なかなか妊娠することができず息詰まってしまうこともあった2人。しかし、妊活を始めて1年が経過したある日、昔飼っていた愛犬の夢を見たことで、2人に転機が訪れます。愛犬の夢を見た翌朝、美咲は体のだるさを感じたため、妊娠検査薬を使用することに。すると、陽性反応が出たのです! その後、病院で検査を受けると、医師から「妊娠しています」と診断を受け、ホッとする美咲。
ところが2回目の健診で、「赤ちゃんの心拍が確認できない」と言われてしまいます。その事実にショックを受ける美咲ですが、拓也に励まされ、なんとか前を向こうと気持ちを切り替えて頑張っていました。
そんなある日、再び愛犬・コロが美咲の夢の中に登場。
しかし、なぜか美咲とは反対側に走って行ってしまったコロ。その直後、ひどい激痛で目を覚ました美咲。
痛みに堪えながらも必死でトイレに向かうのですが、突然にゅるっという感覚が襲われてしまいます。その後、病院を受診すると処置を受けた美咲。赤ちゃんとのお別れはあまりにも突然すぎて、心を痛めてしまったのでした。
そして、それから月日は流れ、しばらく経ったころ――。拓也は会社の同期と一緒に飲み会に参加していたのですが……?
飲み会の2次会に夫が自分の意思で参加。育児は妻に任せっきりで…
「このあとどうする?」
「独身組だけ2次会行こうぜ」
「あ、じゃあ佐藤はまた来週な」
しかし、同僚の言葉に対して、
「俺も行く」と言い出した夫。
「いいのか?既婚者がこんな遅くまで…」
「……別にいいよ。
どうせ早めに帰っても息が詰まるだけだし…」
夫はサラッとそう言うと、
ためらうことなく、2次会に参加したのでした。
◇◇◇
家に早く帰りたくないという意思表示を示すと、2次会の参加を決意した夫。