「ふたりを引き離す」友だちから執着される生徒を守ろうとする先生。母の決断は?<小学生トラブル>
しかし、頭の中でレクトの姉のトラブルが頭をよぎります。
「高木さんの話を聞かなかったら、『そこまでしなくても大丈夫です』と断っていたかもしれない。でも今は、トラブルになってはいけない家庭だとわかっているから、レクトくんには申し訳ないけど……」
ソウのお母さんは、「ソウのことを一番に考えたい」と心を決めます。
「先生、それでよろしくお願いします」
ソウのお母さんは、鈴木先生の提案を承諾するのでした。
トラブルになった友だちとはいえ、“大人が子どもたちを引き離す”という判断は、悩ましいですよね。レクトの家庭に複雑な事情がありそうなことや、レクトの姉が起こした事件を踏まえ、ソウのお母さんは、「ふたりを引き離す」と決めました。根底にある、「息子のことを一番に考えたい」という気持ちは、共感できる場合もあるかもしれません。皆さんがもし、ソウのお母さんの立場になったら、どのような選択をしますか?
著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
「児相は動いてるんですか?」息子に執着する少年の複雑な家庭事情…学校の対応は?<小学生トラブル>