「支えてね、奥さん」え!?結婚前のやさしかった夫が別人に…!?<99%離婚>
主人公の彩さんは妊娠を機に仕事を辞めて専業主婦になり、娘の柚と大手商社に勤める高学歴エリートサラリーマンの夫の翔と3人で暮らしていました。幸せだと思っていた彩さんでしたが、じつは翔から度重なるモラハラ被害を受けていました。
この日は目玉焼きにかけるソースが出ていないだけで、「彩って何度言ってもわかんないよね。そんなんじゃ社会に通用しないよ」「よかったよね。専業主婦になれてさ」とモラハラ発言をする翔。そんな翔を送り出す彩さんは、もはや彼のどこが好きだったのか、思い出せないようになっていて……!?
完璧だった彼は、結婚すると態度が激変!
彩さんと翔との出会いは、同僚の香保に誘われて行った、会社同士の交流を目的としたBBQでした。大勢の人に囲まれ、話が面白く頼りがいがあるように見えた翔。香保の計らいもあり、彩さんは翔と付き合うことになったのです。
旧帝大卒で大手商社勤務の翔は、デートも完璧にエスコートしてくれて、お会計も全部持ってくれました。ただ、彩さんには引っかかることがありました。翔は店員さんに対する態度が横柄だったり、周りの人を責める発言が多かったりするのです……。
しかし、それらについては目を瞑り、彩さんは翔と結婚。すると、翔は付き合っているときから態度が一変! 共働きのはずなのに、「ただの事務なんだから、いつでもやめられるでしょ」自分の仕事は大変で、彩さんの仕事はいくらでも代わりがきくと平然と言う翔。
「俺は一家を背負ってるの。重みが違うでしょ。支えてね、奥さん」
そう笑顔で翔に言われ、モヤモヤする彩さんなのでした。
付き合っているときはやさしかったのに、結婚してから態度がガラリと変わってしまったら……騙された気分ですよね。奥さんの仕事を下に見たり、家事の分担を一切しようとしないのは、相手への思いやりがありません。さらに、付き合っていたころから、他人に対して横柄な態度をとり、モラハラ夫の素顔が見えていた翔。この時点で彩さんがモラハラに気づいていたら……2人の運命はまた変わっていたのかもしれません。
作画/龍たまこ
著者:ライター 中川瑛
「俺をバカにしてんのか!?」家事と育児で疲弊した妻が夫の誘いを断るとまさかの!?<99%離婚>