「自分と同じ思いはさせない…!」夫のモラハラを見た子どもが思いもよらぬ行動を!?<99%離婚>
主人公の彩さんは妊娠を機に仕事を辞めて専業主婦になり、娘の柚と大手商社に勤める高学歴エリートサラリーマンの夫の翔と3人で暮らしていました。幸せな家庭を築こうと思っていた彩さんでしたが、翔がモラハラ体質だということに気付きました。これまでに翔から言われた数々の心ない言葉を思い返した彩さんは、傷つけられたこと、ずっと不幸だったことを再認識しました。
泣いている柚をなだめていても、「うるさいな……テレビの音が聞こえないだろ!?早く泣き止ませろよ……!」と、舌打ちしながら怒る翔……。彩さんはついに柚のため、翔と離れて暮らす覚悟を決めました。しかし、別居や離婚を考えると、問題は山積み。彩さんは翔に言われて仕事を辞めてしまったため経済力がなく、実家との関係も良くありません。ひとりでどうやって柚を育てるのか、彩さんは悩んで途方に暮れていました。
しかし、娘の柚が見せた行動によって新たな決意が……!?
夫のモラハラ発言に焦っていると娘がまさかの行動に…!?
翔と離れたいと思いながらも、悩んで行動に移せないでいた彩さん。しかし、ある日の食卓で、「なぁ、なんでそんなつまんなそうなわけ?」と翔が突然怒り始めました。
「忙しくもないくせに疲れたような顔しないでくれる? 仕事で疲れてるのは俺。お前じゃないの。わかってる?」
翔からモラハラ発言を受け、鼓動が速くなり、焦る彩さん。すると、いきなり柚が間に割って入り、幼稚園で家族の絵を描いたと話し始めました。柚の絵を「すごい!とってもよく描けてるね」と褒める彩さん。しかし翔は褒めることもなく、テレビを見始めました。
翔の機嫌が直り、ほっとした彩さんでしたが、柚の突然の行動が気になりました。実は彩さん自身も酒乱のお父さんがお母さんに怒鳴り始めると、間に割って入り、頑張ってその場を和ませようとしたのです。
昔はお父さんの機嫌をうかがい、今は翔の機嫌に怯える彩さん……。そして柚は幼いころの彩さんと同じ道をたどろうとしていることに気づきます。
「柚に同じ思いをさせるわけにはいかない。