「出産・子育て応援ギフト」の意外な盲点!?約8割が現金給付で満足度も高いのに…国はクーポン推奨?
<生後2カ月の女の子のママコメント・2023年1月〜4月に出産>
出産内祝いなどに充て、残りをミルクやオムツ、子ども服等の費用に充てました。
現金給付だったママたちからは上記のコメント以外にも、「育児用ミルク」「おむつ」「肌着」など、産後すぐに必要な消耗品類に充てたという声が多く集まりました。加えて、「現金だったので日々の生活費に使えてよかった」「育休中の食費にまわした」「現金だったので、生活全般に使えるので助かる」などの意見も。
物価高騰が続き、ガス代や電気代もさらに値上がりすることが見込まれている今、安心して出産・子育てができる環境を整えるためには、「出産・子育て応援ギフト」を生活費全般に充てることは不可避であると思われます。現金給付であれば、「子どもを育てるために必要なお金」を、各家庭の事情に合わせてすぐに使えます。これは、子育て世帯にとって大きなメリットとなる経済的支援と言えるでしょう。
続いて、クーポンで支給されたママたちの声をご紹介します。
■クーポン支給の場合は、「すぐに使う、買う」が難しいという盲点も!産後の忙しい時期に“余裕をもった支援”は適切か
▼クーポン券だったママたちの主な使い道
<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>
この先必要だなと思っている、ベビーサークル、ベビーゲートに使いました。
<生後8カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>
実はまだ妊娠中・産後のクーポン券は利用しておらず、自治体のカタログサイトを眺めている状況です。
「出産・子育て応援ギフト」をクーポン券で受け取ったママたちからは、「育児中にサイトを見て選んで……というのはとても手間がかかる」「カタログから選ぶのは時間がかかる」「使える店舗がほんの一部なので不満」など、産後の忙しい時期に、カタログから選ぶ手間や時間、使える店舗が限られる点などへの不満の声が多く集まりました。
また、クーポン券は子育てに必要なものを「すぐに使う、買う」といったことには、やや不向きであることも見えてきました。
▼カタログから選ぶ手間や時間について
<生後6カ月の男の子のママコメント・2022年4月~12月に出産>
新生児期に商品の引き換えをしようとするのは負担が大きい気がしますが、有効期限は少し先まであったし、そんなに急がなければあまり負担はないように思います。