わが家は夫と5歳のひとり娘、私の3人家族。娘が生まれたとき義両親と夫の2歳上の姉は大喜びしてくれました。バツイチで子どものいない義姉は、私たち家族が帰省した際は娘と全力で遊んでくれます。しかし、ただひとつだけ、娘の誕生時からモヤモヤする出来事があり……。
「どうしてこの服?」プレゼントに違和感
私たちの年3回の帰省に合わせて、義姉は娘の服やお菓子を買って待っていてくれます。しかし、その服はいつも男の子向けのデザイン。娘はピンク色のガーリーな服が好みで、申し訳ないと思いながらも、もらった服を同い年の男の子がいるママ友に譲っていました。
娘が4歳を過ぎたある日、服屋にいる義姉からLINEがあり「娘ちゃんにどうかな?」とスポーティなデザインのTシャツの画像が送られて来たのです。その場で義姉に電話をかけ、思い切って娘好みのピンク色の服をリクエストすることに。すると、義姉は娘が気に入りそうなピンクのTシャツを見つけてくれました。そのとき「子どものころ、弟にお下がりできるようにって男の子っぽい服ばっかり着ていて、それからずっとかわいいものを買うのに抵抗があったのよね」と話してくれ、同じく弟がいた私はその言葉に共感。
義姉とは同じ経験を持つもの同士であることがわかり、親近感が湧きました。
その後は、服を買う前に画像を送って相談してくれるようになり、娘が着たい服とのギャップはなくなりました。娘が喜んで着ている姿を見て義姉も満足そうです。気分を害することなくこちらの気持ちを理解してくれた義姉に感謝し、思いを伝え合うことの大切さを実感しました。
作画/yacco
著者:岩本マキ
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